変態男!!?
「逃げられないよ姉さん・・・・」
「あ!」
私の目の前には衆太が待ち構えていた。
そして彼は見る見るその形を変えていった。
そう、昨日見た変態男そっくりに成長していった。
行き成り目の前で少年から大人に変わった衆太に私は唖然とする。
とりあえずわかることはこいつは変態でありそして人間ではないという事。
「あんた・・・・」
私が口を開いた途端また例のあれが姿を現した。
今度は直ぐそこ逃げる間もなかった。
「ち!行くぞ!!!」
「え!?」
変態男の手が私の胸に触れたかと思うとグイと中に入ってきた。
え?中に???
「いやっ・・・・あっ・・・・ああぁっ!!!!」
「変な声出すな!」
「あっん・・だ、だってな、何これぇええ」
変態男の腕は私の胸を貫き体の内部に入っていた。
内部と言っても臓器部分ではなく兎に角自分の中心に触れられているような感覚だ。
変態男は罰が悪そうな顔をしてグイッと手を動かした。
「らめぇそんな動かさないで!!」
「お、お前なぁ!!!!!」
心なしか変態男は頬を赤らめているような気がする。
しかしそんなことはどうでもいい早く私の中から出て行け!!!
そう願った瞬間ズンっと私の中に衝撃が走る。
ふわっとして体の力が抜ける。
―――なにこれ・・・・あれ???
「暫く借りるぞ」
―――え?
変態男の手には光る剣が握られていた。
―――あぁ・・・・綺麗・・・・・
薄れていく感覚の中で私は変態男のその姿が魔物と戦う王子様に見えた。




