風紀委員会
久々の更新です(^^;;
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バンッ
大きな音を立てて扉が開く
「委員長っ！」
「なンだァ、騒々しい。ツマンネェ事だったら頭ブチ抜くぞォ」
「酷いっ！」
この部屋は、学園では生徒会と同等の権力をもつ 風紀委員室。
コントをしているのは、風紀委員長“来栖恭平”と風紀委員の河上だ。
「で？」
「へ？」
「チッ。ナニがあったンだッて聞いてンだヨ」
「は…はいっ！転校生桜宮太陽が、生徒会の連中と備品の破壊が4件、通りすがりの生徒への暴行が2件ありました！」
転校生が来てからまだ一週間しか経っていないのに毎日の様に問題を起こす。
はぁ…ホントに委員長に報告する俺の身にもなってほしいよ。
「そうかァ…なら、お前はそのまま転校生及び生徒会の馬鹿共の監視だァ」
「はい」
委員長は、怖いけれど指示はしっかりしているし、なによりカリスマ性がある。
それこそ、生徒会長よりも。
なんで、風紀に入ったんだろ？
まぁ、それはいいか…。
「あ…。委員長、桜宮太陽について回ってる親衛隊持ちの奴らがいやがらせを始めました
」
まぁ、あれだけ大っぴらについて回ったら
嫌がらせが起きてもおかしくないよなぁ
「生徒会の奴らのは？」
「生徒会親衛隊は、一切動いていません。」
不思議だよなぁ。くっついてまわってる奴らの中じゃ生徒会の親衛隊が一番人数もいるのに…。
傍観するにしては、よく生徒会の奴らと転校生を見てるし…
「不思議カァ？」
「…え？」
突然、話し掛けられて返事が遅れた。
「生徒会の親衛隊が動かねェのが、不思議なンだろォ？教えてヤローか？」
生徒会親衛隊が動かない理由？
傍観するからとかじゃ、ないのか？
少し考えてから聞いてみる
「生徒会親衛隊が動かねェ理由は、宗教が違うからだァ」
「宗教…ですか？」
「あァ。他の親衛隊は、親衛対象を崇拝してンだろォ？だがなァ生徒会親衛隊の奴らは、生徒会の役員を崇拝してネェ。別の奴を崇拝してンだよ。シかも、全員が」
生徒会親衛隊が別の人を崇拝？
しかも、全員だなんて…。
そんなに、人気のある人いたかな？
「会わせてヤろうかァ？」
「いいんですか？」
「あァ。いつかは、会わせる予定だッたしなァ」
