小休止
霊夢「お疲れ様。今日はもう休むわよ。」
そう告げられる。ここ数日ずっと張り詰めた空気でみんなからも緊迫感が漂っていた。ずっと力が入っていたため、休憩をすることになった。場所は永遠亭。先ほど協力を得た場所だ。そこに、お昼のうちに呼びかけて参加したメンバー、妖怪の山の文を抜いた椛、にとり、守矢の早苗、神奈子、諏訪子、鬼の華扇、伊吹萃香、人間の里(人里)からは上白沢慧音が少しづつ集まってくる。
慧音「おい、いいのか?いつあの狼が暴れるかわからないのに休むどころか遊びに興じようとするなんて。」
生真面目な慧音らしくそう質問する。慧音は人里の寺子屋の教師をしている。そのため、規範、、、ルールはしっかりと守ろうとするような性格のため、他の人が戦っているかもしれないという状況に思うところがあるのだろう。
霊夢「だからって、何にもできない時に張り詰めてたってしょうがないじゃない。こういう時にある程度発散させておかないと実際に何か起きた時に、力尽きてましたー。じゃ話にならないわよ?」
慧音「っ、、、それは確かにそうだが、、、。」
言い返せない様子だった。萃香も勇儀がいない状況に少しだけ不安を覚えていたが、その言葉にハッとし、度数が高い酒、蒸留酒を瓢箪に入っている分を一気飲みした。
萃香「ああ。その通りだ!よくぞいった霊夢。今日は目一杯飲み明かすぞ!」
神はその言葉を聞いたのを最後に意識が遠くなっていった、、、。
霊夢「ああ、、、。神が酒に弱いのを忘れていた!」
神抜きというわけにもいかないので起こしたかったのだが、結界のようなものに阻まれて一切触れることができなかった。鬼の力でもびくともしないその結界は、アルコールの度数が一定であるのを検知し、浄化する機能が発動した。
神「んぅ、、、。」
少し眠そうにしながらもなんとか起きてくれた。
霊夢「今夜は皆が倒れるまで寝かせないわよ。」
神「ふふっ、、、いいねぇ〜。いっぱい遊ぼうね〜。」
早苗がトランプを取り出した。
早苗「夜更かしと言ったらトランプが定番ですよね!ババ抜きでいいですよね!」
目を輝かせている。神は配られたカードを捨てていって、、、始まる前に0枚になってしまった。
霊夢「運が良すぎるわよあんた。」
残り一枚の霊夢がそんなことをいってる。一枚なのもそんなに大差がない。奇数で配られたか偶数で配られたかというだけでね。
神「霊夢だって残り一枚じゃん。とても運がいいんだね。」
霊夢「運が良かったら私んちはもっと裕福な暮らしをしているわよ。たまたまよたまたま。」
そう言いつつ、じゃんけんでは一人勝ちし、勘で引いたのが当たり、二着でゴールしていたが。
次は大富豪、7並べ、スピード、ダウトなどをやり、神経衰弱では自信があるといって始まった諏訪子が、勘で最低一枚は当てていく霊夢になす術もなく敗北していた。霊夢の勘は強すぎるのだと証明されてしまった。
萃香「さて、諸君。遊びはここまでだ。そろそろ賭け事をしようじゃないか。」
神と霊夢は殿堂入りといわれて、直接参加を禁じられてしまった。補助はいいらしいが。ポーカーが始まった。
萃香「はっはっは!ポーカー最強の名を冠する私に勝つことができるかな?」
萃香は酒を賭けた。相手は華扇だ。負けた方が、度数90%というとんでもないお酒をロックで一杯飲むということをしていた。
萃香「フルハウス」
華扇「くっ、ツーペア。」
最強の名は伊達ではなく、ほとんど負けることはなく華扇は一方的に飲まされて出来上がっていた。
他の一方ではにとりと椛がブラックジャックをやっていた。にとりは発明品をいくつか賭け、椛は特にかけるものがなかったので、他の人に聞いたところ、酔った華扇が服でも賭けなさいよと言いだし、にとりも悪ノリして、自分も服を賭け出すという野球拳さながらの事態になっていたが、途中で霊夢が止めたため、神がいる前での事態が怒ることは未然に阻止された。結果的ににとりは元々かける発明品を、椛は骨董品などをかけることにしたようだった。
椛「ヒット。」
にとり「私はステイかな」
椛18、にとり20
にとり「私の勝ちだね。」
椛「ええ。次は負けませんよ!」
さらにもう一方では、慧音、神奈子、諏訪子、早苗が、アメリカンルーレットと呼ばれる、0と00があるタイプのルーレットで遊んでいた。これはかなり性格が出ていて、神奈子が大穴狙いのストレートアップ(一点狙い)で、ある程度見極めてはいるのか、近しいところには落ちてはいるものの、未だ当たらずといった感じだった。諏訪子はあまりルールはわかっていないような感じではあったのだが、インサイドベット(特定の数字に賭ける)で2回当たりを引いていた。神奈子の悔しそうな顔も見えた。慧音や早苗はアウトサイドベット(広い範囲に賭ける)で、赤や黒、奇数偶数とかけていって順当に進んで行った。早苗の収支は今のところ堅実にかけているとはいえ若干マイナスだった。
夜はまだ続く。




