想い
ヒデと、生徒会の部屋に続く階段を登る。隣にいるヒデはかなり緊急をしている。どこで、智也のグループに遭遇するか、わからない。しっかりと、申請用紙は抱えている。
ヒデの話だと3階の踊り場で奴らに遭遇したと聞いた。今日はいないようだった。ビビり
ね、ヒデは。まあ、仕方ないか。彼に起こったことを考えれば誰だって恐れるだろう。
4階の生徒会室の部屋の前に到着した。
ヒデはノックして、入室する。
『あのっ!これを・・・。』
『生徒会室にいる女生徒が用紙を受け取る。』
『はい、同好会ですね。ふむふむ。たぶん大丈夫でしょう。同好会なので、顧問は不要ですね。では、明日また来てください。』
粛々とあっという間に終わった。これだけのことだが、ヒデはビビる。仕方ない。
明日もまた一緒に来ることをヒデと、約束した。
ヒデに絡む智也達をどうにかできないか、2人で話す。
法的に何か犯しているわけでもない、学校が協力してくれるわけでもない。あんな事があっても、学校は動かなかったのだ。かといって暴力沙汰は起こせない。
何もできない。悲しい。しかしそこに貴重な時間はさけない。なるべくヒデと一緒にいるしかない。ヒデは教室では、ぼっちだ。お昼も、教室でさびしく食べてる。
スマホのメッセージアプリを取り出す。
『明日から企画会議も兼ねて、裏庭でお昼をとりましょう。』
少しでもヒデが1人にならないように。
それしか、それしかできないのだから。
その為に、その為なのだから。




