「居場所」
黒羽を家に連れて帰ってから・・・。
家につくとすぐに、ぐぅ~。という盛大な音が聞こえた。
凜は目を悪くして黒羽に言った。
「お前・・・もしかして。腹、減ってんの?」
すると黒羽の顔が一気に赤くなる。
「わ、悪い・・・?」
そう言って顔をぷいっと後ろに向かせると再び、ぐぅ~。と鳴る
「うっ・・・・も、やだ・・・///」
二回目はさすがに耐えられなかったのか黒羽は耳まで真っ赤にして俯いた。
そんな黒羽を見て凜は、ちょっと可愛いかも。と思った。
「・・・腹、減ってるんだったら飯喰う?」
そう聞くと黒羽は顔を上げてコクッ、と頷く。
凜は黒羽にバレないように小さく笑い、「よっしゃ!ちょっと待ってろよ!」と言い、キッチンへ向かった。
数分後、凜がキッチンからどんぶりを持って出てきた。
「ほらよ。冷蔵庫に余ってたやつしか使ってないからあんまり旨くはねぇかもしんないけど・・・」
少し照れ臭そうに凜が言い終わる頃にはもうどんぶりの中には米一粒さえ残っていなかった。
「えぇ!?はやっ!!」
凜が驚くと黒羽は小さな声で「ごちそ、様・・・・」と言った。
「お、おう。旨かったか?」
「うん・・・。美味しかったよ・・・、ありがと。」
そう言って黒羽は凜の額に軽いキスをした。
「ふ、ふぇえ!?な、なななに!?」
驚いて凜はまるでアニメのように座ったまま壁まで後ずさる。
「なにって・・・キス・・・」
照れ屋さんだと思っていた黒羽がそんなことを普通に言うなんて・・・。と凜は少し驚いたのであった。
「ま、まあ、とにかく!行く場所が見つかるまでうちに居ていいぞ!!」
凜がそう言うと今度は黒羽が驚いた顔をする。
「え・・・。いいの・・・?」
「・・・?当たり前じゃん!ここは今日からお前の帰る居場所だ。」
ニッと凜が笑うと黒羽も照れ臭そうに笑った。
「ありがと・・・。凜。」
こうして凜に家族が増えたのだった。
凜の家族が増えましたね!!
黒羽可愛いです!(*´∀`*)
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