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君と繋がる七分間  作者: ひだりみぎ


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4月◯◯日

 違和感の原因はわかっていた。

 美月が誕生日に触れないわけがない。


 なぜなのか。

 いくら考えても、答えは出なかった。


 いつの間にか眠っていたらしい。

 スマホの振動で目が覚めた。



 

『おはよう、湊』


『おはよう、美月』


『起きるの早いね。起こしちゃった?』


『いや、大丈夫。ちょうど起きたとこ』

『なあ、美月』


『なあに?』


『俺の誕生日って、覚えてる?』

 考えてもわからないなら直接聞いてみる。

 文字を打つのに、少しだけ勇気がいった。


『もちろん覚えてるよ!』

 だよな。美月なら覚えている。

 安堵はした。けれど、「なぜ」が膨らんでいく。

 返事をしようと画面に指を伸ばすと、






 

『来週だね』














 ……



 …………



 ……………………え?




 指が止まる。

 画面に表示された「来週」の二文字から、目を離せなかった。


 来週。


 美月はそう言った。


 俺の誕生日は、昨日だった。


 美月が俺の誕生日を忘れるはずがない。


 なのに――


『来週だね』


 その言葉だけが、頭の中で何度も繰り返される。


 来週。


 美月にとっての今日は、いったい何月何日なんだ?

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