表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
21/40

第二話「倫敦の吸血鬼 前編」6

「うわああああ!?」

 絶叫し、ヴェロニカは駆けだした。

 処刑人はそれを見て追いかけて来た。

(私を……狙ってるって事!?)

 顔面を蒼白にしながら、ヴェロニカは走る。

 よくよく見れば、処刑人はその手に銀の斧を握っていた。

(あいつが……失血死事件の犯人だ……! 玉兎に知らせないと……!)

 王立裁判所の近くにはテンプル教会がある。

(とにかく教会へ!)

 焦る気持ちはミスを生む。

 記念碑のすぐそばにあるはずのテンプル教会が見つからない。

 実は間違えて真逆にあるキングス・カレッジ・ロンドンに向かう道に入ってしまったのだが、彼女は気付かなかったのだ。

 だが、それが功を奏した。

 フリート街から離れた事で霧が薄れ始め、かつ大学の側という事で人通りが多くなったのだ。

 気付けば、もう処刑人はついてきていなかった。

「ふぅ……」

 一息ついた彼女の肩が、不意に叩かれた。

「きゃああああああああああっ!!」

 凄まじい絶叫が響き渡る。

 が――

「……俺だ」

 肩を叩いたのは、渋い顔をした玉兎であった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ