表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
14/40

第一話「道士と殺人鬼」13

頸木符くびきふ神荼しんとう鬱塁うつるい解放! 常世之鬼歸國とこよのききこく!!」

 玉兎の体が左右に裂けた。

 神荼・鬱塁は門番の神であり、武人の姿であらわされる。

 玉兎の体の左右にそれぞれ輝く符が現れると、そこに武人の図像が浮かび上がり、そして爆ぜた。

 同時に、彼の体の中央からおぞましい音を立てる渦が生まれる。

「見るがいい! 鬼門へ直接接続した常夜への回廊だ! 同じ穴のむじなは、同じ穴に堕ちるべきなのだ!」

 渦はまるで強大な重力を帯びているかのように、エクスカリバーと黒い影だけを引きずり込もうとする。

 それは、この世ならざるものをこの世ならざる場所へと還す孔。

『RRRR!!』

 妄執より生まれしその剣は、闇の重力をこらえ、己を石畳に突き刺し、現世(うつしよ)にしがみつこうとしていた。

「こんちくしょうが!!」

 飛び込んできたヴェロニカのドロップキックが、その柄に炸裂した。

『!?』

 思わぬ一撃であったのだろう。

 聖剣の刀身が、石畳から引き抜かれ、同時に黒い影たる体ごと渦に引きずられて宙に浮いた。

「もらったぞ!」

 同時に、玉兎の左手が、黒い影の中央を打ち抜き、何かを引き出した。

 それは呪いの聖剣を成す、核だったのだろう。

 急速に影は形を失い、渦に飲まれ――

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ