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オッサンと少年の入れ替わり。オッサンは異世界で美味い料理を作り、少年は日本で無自覚に色々やらかす。  作者: BIRD


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sideウォルクリス03

 目が覚めたら、また翔太郎になっていた。

 相変わらず、起き抜けは身体が錆びついたみたいに軋む。


 動けばほぐれるかな?

 でも、傘を使った剣術の稽古は、やめておこう。

 パジャマを脱いで着替えるとき、ふとお腹が気になった。

 どうしてこんなにお腹が出ているんだろう?

 腹筋すれば、少しは引き締まるかな?

 今日はお腹を集中的に鍛えてみよう。

 僕は軽く五百回ほど腹筋をしてみた。


 前回こっちに来たときに割ってしまった鉢植えは、「カップラーメン」の容器に植え替えられていた。

 この容器の素材は、僕の世界には無いものだ。

「植物性樹脂」で作られている。

 翔太郎の知識によれば、「環境に配慮」した素材なのだと分かった。

 環境に配慮するとは、ゴミを減らしたりして自然を守ることらしい。


 明日から翔太郎は宿屋に住み込んで警備をするらしい。

 長期間この家を留守にするから、かなり片付けてある。


 居間のテーブルの上には、携帯用食料が置いてあった。

 僕が食べても食べなくても、問題が無いものを残しておいたみたいだ。

 その食糧と一緒に、前回食べて美味しかった果物も置いてある。

 痛みやすい食材や果物を「鈴村さん」にあげた翔太郎が、「バナナ」を家に残しているのは、僕のため。

 話したことは無いのに、気遣ってくれるのが嬉しかった。

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