6話
私は、いじめられている。
「いじめって仲良かった友達からシカトされたくらいのものでしょう?さすがに大げさよ」
前に、そんなことを言われたことがある。
それに対して言いたいことがある。まず!シカトされたくらい?なにそれ。そんな簡単なものじゃないんだけど?無視されたり仲間外れにされたりってかなりつらいし、人と比べるものでもない!あなたなら耐えられる?親友に裏切られてもですか?一回体験もしていないくせに、その人の苦労を簡単に流すな!
次!なんで決めつけるの?されたことの度合いとか何されたかとか。人のことを勝手に決めつけて見下さないで!というか、そんなの当たり前だし。私がいじめというものは、そんなことじゃないよ。もっと酷いよ。いじめの基準は人それぞれだから、バカにしないでほしい。
「私も昔いじめられて一週間友達が口聞いてくれなかったのよ。それでも仲直りして上手くやっていけたわよ」
いじめの定義ってのは人それぞれだし、こういうのはやられた側がいじめだと感じたらそうだから、否定する気はないんだけどね。私は、それが今までの人生ずっとなんだよ。
話しかけても無視されて、昨日まで仲良かったはずの子がいじめる側に回っていて。どんどん味方が減っていって……。もう今では友達と呼べるような人も居なくなっちゃったんだよ。
仲直りって何?私にもその「仲直り」しろって言うの?どうして?私なにか悪いことした?喧嘩してこうなってるわけじゃないんだよ。
……きっと先生たちもいじめられたことないんだろうな。だから、私の心を踏みにじるのだろう。
わかってないくせに、わかったようなふりして私のことを語らないでよ。他人同士、感じ方も人それぞれ。自分の価値観で私のことを図らないでよ。
私はあなたじゃないから、違う人間だから。
生きてきた環境も、性格も、何もかも違うから。
自分に当てはめて軽く見ないでほしい。
どうせ理解できないんでしょう?「普通」の世界を歩めてきたあなた達には私の気持ちなんてきっとわからないでしょう?
理解しなくていいからもう否定しないでよ。
いじめでつけられた傷は、何よりもつらいものだから。
一生残るものだから。




