機械の街「マキナ」
新年初投稿です!
えっ、もう二月?
ははは、そんなまさk…
「NPCがいる気配すらないな…」
機械の街に足を踏み入れて初めに思ったことがこれであった。砂漠に潜む町、今まで噂だけで実際に発見された話もなかったことからプレイヤーがいないのは分かる。だがしかし、NPCがいる気配すら全く感じられない。メタ的な考えをすれば何かしらのNPCがいる、もしくはフラグ的なものを踏めば何かが起こるだろうが今のところその気配すらない。
「そうだな。NPCについてもそうだが、この街自体も砂漠の中にあると考えるとなかなか異様だよな」
俺の言葉に頷いたステップが周りを見渡しながら言う。目に映るのはすべてが金属で構成された家らしきもの。そして、見上げればそれらをつなぐ無数のパイプ。砂漠に立っていた町として考えるには、かなり異様なものである。
ふと昔プレイしていたゲームで荒廃した世界を旅するゲームがあったが、あのゲームの町並みはこんな感じだったなと思いだす。しかし、あのゲームは設定でもともと発展していた文明が隕石か何かが原因で人類が激減。隕石のせいであらゆるものが失われ世界中が荒廃していた。それと比べるとあまりにも状況が合わない。とするとやはりこの街はかなり異様なものである。答えの出ない疑問に頭を回転させているうちに二人と少し距離が離れていたらしく、少し前のほうからAYAの声が聞こえる。
「あっ!あそこになにかあるよー!」
その言葉に顔を上げると少し先に見えるステップとAYAの二人、そしてその先には少し開けた空間とその中心にぽつりと置かれた金属の玉。少し走り二人に追いつくと三人で金属の玉へと近づく。大きさはバスケットボールぐらいで、見た目はただの鉄の玉で表面には傷一つ見えない。三人で話し合いステップが代表して触ろうとすると変化は起きた。
金属の玉の上半分が回転したかと思うと少しだけ玉が開いた。そして、その開いた部分から光が延び俺たちの前にディスプレイが現れる。そこにはこう書かれていた。
『ようこそ、機械の街マキナへ。僕は案内ロボットのクロロです。何か質問はありますか?』
最後まで読むと三人で顔を見合わせる。そして視線だけで始まる無言の会話、という名の押し付け合い。
(お前が最初触ろうとしたらこうなったんだからステップ行けよ)
(俺は触ろうとしたんだから次は二人のどっちかだろ。こういう時はレディファーストだって、爺ちゃんが言ってた。というわけでAYA行ってこい)
(いやー、私はちょっと遠慮しようかな。それよりレイン君何か質問したそうな顔してない?ほら疑問を解消するチャンスだよ)
このままでは埒が明かないと判断した俺たちは、三人同じタイミングで右手を差し出す。こうなればやることは一つ。
「「「最初はグー!じゃんけん…!」」」
唐突にじゃんけんを始めた俺たちにクロロが呆れたような視線を向けていたような気がした。
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「くっそ。あそこでパーを出していれば…」
三回のあいこを経て、最終的な結果は俺の一人負け。じゃんけんで少しだけ荒くなった息を整えると、俺は質問したいことを頭の中で考える。そして、頭の中で整理を終えるとクロロに向けて口を開く。
クロロから得られた情報は次のような感じであった。
・この街『マキナ』にいるのは全て機人族と言われる機械でできた種族
・今は砂漠に沈んでため全員スリープ状態であり、クロロだけは誰かが来た時にこうして相手をするために置かれている
・マキナが砂漠に沈んだのは昔あったモンスターの大進行から街を守るため
・ここから出るにはこの先にある転送ポータルを使えばいい(ただし一方通行)
「俺が聞きたいところはこんなところかな…。お前らはなんかある?」
自分が聞きたいことを聞き終え、頭の中で情報をまとめると後ろを振り向く。少しだけ後ろにいた二人を視線にとらえるとステップは首を横に振っていた。それに対してAYAは縦に首を振っている。質問があるらしいAYAのために少しだけ横に動く。そして空いたスペースに入ってくるとAYAは口を開いた。
「もともとこの町は砂漠の真ん中に立ってたんだよね?だったら元に戻す方法とかないのかな?」
その質問に対してクロロが返した返答は沈黙。俺が質問した時に答えられないことに対しては、分からないや知らないという風に何かしら答えていたクロロが沈黙で返答したことに訝しんでいると…
『エピッククエスト「機械の街の守護者」の受注条件を満たしました。クエストを受けますか?』
AYAの前にシステムメッセージが現れる。そしてそれを見た俺たちの反応は二つに分かれた。
「「エピッククエスト?」」
「エピッククエストきちゃあああ!!!」
三が日辺りにでも連続投稿しようかなと思ってたんですけどね…
思ったより忙しくてかなり遅くなってしまいました
次はもっと早く投稿しますので、いつぐらいになるか予想でもしながら楽しみにしていただければw




