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砂漠の噂

祝 初 感 想 !

というわけで初めて感想をいただきました。感想をくれた方ありがとうございます!


ちなみにこの話を書こうとして感想があるのを見た瞬間「ファッ!?」ってなったのは秘密

 どーも皆さん、ガル爺の周回に付き合わされてレベルが15から19まで上がったレインです。さんざん周回したせいでもうしばらくはゴーレムを見たくなくなったし、途中からゴーレムがかわいそうになってきたぜ。

 まず、ボスまでの道中は最短ルートで突き進み、俺の索敵で先に見つけられた通りがかった敵はガル爺のハンマーでワンパン。レベルの暴力ってひどいよね…(遠い目)。それでボス部屋までたどり着いたら俺が『挑発』を使ってタゲ取り開始。俺にヘイトが向いて隙だらけのところへガル爺が爆弾をポイポイ投げるんだけど、これがなかなかひどくてさ。爆弾だから立ち位置間違えると巻き込まれそうになるし(何回か巻き込まれて死んだ)、ゴーレムに対して相性の良い爆弾が次々投げ込まれるせいで1分もしないうちにゴーレムが爆発四散するし、俺の苦労は何だったんだろうね…

 ちなみにレア素材は計五個しか落ちなかったぜ、ちくせう。

 とまあ、愚痴っぽいことを連ねていったわけだが、特に気にしているわけではない。でも、次からは安請け合いせずに詳細を聞くようにしようと思いましたまる。


 そんなことがあって迎えた幼馴染二人との約束の日。二人にはゴレム山を攻略したことを伝えてあるので、ゴレム山を抜けた先の町『サンズ』で待ち合わせてそのまま砂漠の攻略に向かうつもりだ。いろいろと準備を整えるために早めにログインした俺は、黄金平原の拠点にいた。そこで神音から声をかけられる。


「レイン君じゃないですか。今日は砂漠の攻略に行くって言ってませんでしたっけ?」


「そのつもりだよ。今はその準備中」


 俺の言葉になるほどと頷いている神音に前から気になっていた疑問を投げかける。


「みんな砂漠砂漠って言ってるけど名前砂漠なの?」


 今まで攻略してきた山やら森やら平原やらには俺が知っている限り名前がついていたのだが、砂漠に関しては砂漠としか呼ばれているのしか聞かない。砂漠なんてマップ被りするような場所でもないから砂漠なんて名前になっているのかと独り納得していたのだが、どうせならと聞いてみる。


「そういうわけではないですよ。むしろ決まった名前がないんですよね。ですからみんな砂漠って呼んでいます」


「ほえー、そうだったのか」


「それにしても砂漠の攻略ですか…。頑張ってくださいね。私も攻略したのは少し前ですがかなり大変なので」


「えっ、そうなの。幼馴染二人あいつらが攻略できてないから何かあるだろうとは思ってたけど…」


 今作から始めたとはいえ、幼馴染二人もそれなりにゲームで遊んでいる。それに発売日にゲームを買って遊んでいたためレベルもそれなりに高く、戦いのシステムに慣れれば大抵の場所は攻略できるはずだ。だからこそ俺がいける範囲である砂漠の攻略が終わっていないと聞いて内心驚いていたのだが、「アナオン」を知っている神音ですら苦戦したとなると話は変わってくる。場合によっては準備の度合いも変わってくるだろう。そう思って神音の言葉を待つ。


「敵が強いわけではないんですが、フィールドの特性上とでもいうべきですかね…。とにかく面倒くさいんですよね。スタミナを消費するような行動は少しだけ消費量が増えてますし、敵は砂の中に隠れて奇襲してくることが多いですし、マップも他に比べてかなり広いんですよね」


「聞いただけでもう行くのが嫌になってきたな…」


「さらには一定確率で砂嵐が発生して視界がものすごく悪くなるんですよね。それで普段は見えてる流砂が、砂嵐のせいで見えなくて下で待ち構えている敵にやられるなんて話もよく聞きます」


「うわー」


 神音から聞いた説明に思いっきり顔をしかめる。『索敵』のスキルのおかげで奇襲はどうにかなるとはいえ、視界不良からの罠みたいなものは性格が悪すぎると思う。


「まあだから攻略率はかなり低いみたいですね。攻略するなら砂嵐が発生しないように祈りながら手早く終わらせるのお勧めします」


「何の参考にもならねー」


「でも面白い噂話もあるんですよ」


「噂話?」


「はい。なんでも砂漠のどこかに隠された町があるだとか。マップの広さが大きいって言いましたよね?砂漠の広さは既存のマップの約二倍あるらしくて、それで途中に町があるんじゃないかってことで広まったみたいですけどね」


「あくまで考察というか予想の範囲じゃない、それ?」


「それがそうでもないんですよ。とあるNPCが昔は砂漠にぽつりと立つ町があったという話をしてくれるみたいなんですよね。話自体はたくさんのプレイヤーの方が聞かれているので間違いないです」


「なるほど、確かにそれならあってもおかしくはなさそうだな。でもそれってNPCがいない無人の町って可能性もあるんじゃない?」


「だからあくまで噂なんですよ」


 この後も少しだけ話を聞くと俺は神音と別れて準備を整える。準備を終えるとちょうどいいくらいの時間になっていたのでタナクスからサンズへと転移する。待ち合わせている場所はサンズから砂漠へと向かうための出入り口。少し早足にありながら砂漠の方向へと向かう。

 サンズの出入り口が近づいてくると事前に聞いていた容姿と一致する獣人族の男とイベントで一瞬だけ見たエルフの女性が見える。その二人に近づきながら声をかける。


「おーい、ステップ、AYA」


「おっ、来たな」


「遅いよー、レインく…ん?」


 俺の声を聴いてステップが反応し、AYAが振り返りながら俺の名を呼ぶ。


「えーと…。その仮面どうしたの?」


「そういや言ってなかったな」


 AYAの戸惑ったような疑問の声を聴いて、先ほどの反応に納得しつつ言ってなかったことを思い出し、仮面をつけるに至った経緯を語る。


「あっはっは、流石レイン!魅せつけてたもんなー!」


「むー」


 俺の言葉を聞いたステップは笑いながらも納得したように声を上げる。対照的にAYAはハムスターのように頬を膨らませると、俺の二の腕辺りをぺちぺちと叩いてくる。


「なあこれって俺が悪いの?」


 AYAを指さしながらステップに疑問の声を投げかけると、俺の態度が気に食わなかったのかぺちぺちと叩かれていた力がべしべしといった感じに変化する。


「うーん、ノーコメントで…」


 ステップは俺たちの様子を見ながら笑いつつ俺の疑問を受け流す。

 この後AYAの機嫌を直すためにスイーツを奢ることになるのは、また別のお話。

意外と忙しくて投稿が遅くなってしまった…


次はもう少し早くできる…はず…

出来なかったら埋めてください

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