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第一回イベント その1

次の投稿が遅くなるかもといったな。あれは嘘だ。

(意訳:早く書き終わったんで投稿するナリ)


 体の浮遊感が消えると俺たちは森の中に立っていた。


「えーと、もう始まってるのよね?」


 少し戸惑いながらミラが聞く。それに答えたのはホムラだ。


「そのようですね。マップを見ると残りのパーティ数の表示があります。あっ、一つ減りましたね。」


「早速動き始めよう。ミーニャは高いところに上って周りの地形を確認してきて。それ以外は向こうに見える崖に向けて進むよ。」


 ルークが指示を出す。ミーニャ一人に地形の確認を任せたのは、スピード特化だからほかのパーティと当たったとしても逃げに徹すればやられることはそうそうないからだ。ミーニャが崖と反対方向にある周りと比べてもひときわ背の高い木にめがけて走り出し、俺たちは崖に向けて歩き始めようとする…


「いるでござるな。」

「いるな。」

「いますね。」


 ござさん、俺、ホムラの声が重なる。その言葉に神音が反応する。


「方向と人数は分かりますか?」


「ちょうど拙者たちが向かおうとしている方向でござるな。人数は10人。」


 ござさんが代表して答える。


「よし、サクッとやろうか。ござる、レイン、ミラ、ホムラの四人は隠れながら接近。残りは正面から当たるよ。」


 全員が了解を返し、俺たち四人は神音からバフをかけてもらい、木に上って接近する。

_____________________________________


 レインたちと離れ歩くこと1分ほど。僕たちは標的のパーティと接敵する。相手は事前の情報通り10人。


「おっ、五人しかいねえじゃねえか。」


 僕たちが草をかき分ける音で気づいたのだろう、団長と思しき男が声を上げる。その目は明らかに油断している眼だ。


「景気づけにやっちまおうぜ、団長。」


「そうだな。恨むんならいきなり俺たちと当たったことを恨むんだな。」


 人数的に勝てると思っているのだろう、団長のそばにいた男が話し、団長と思しき男が腰にはいたカトラスを抜きながら答える。だがしかし、それは軽率な判断と言わざるを得ない。


「戦うのは構わないけど…どっちが狩られる側か考えたほうがいいよ?」


 一応忠告として言っておく。だが強がりと受け取ったのだろう男たちが笑い出す。

 そして、こちらに一歩を踏み出した。その瞬間…

_____________________________________


 ルークと会話していた男が一歩踏み出す。その瞬間に俺たちは同時に行動を始める。俺、ござさん、ホムラの三人が木から飛び降り、ミラが構えた弓から矢を放つ。ミラの弓から放たれた矢は空を切って飛び、後ろにいた魔法使いと思われる男の急所を貫き体力を0にする。強いなあれ…


「なっ!?」


 近くにいた男たちがいきなり一人やられたことに驚き固まる。それは致命的な隙ととなる。

 ホムラが呪文を詠唱をしていたもう一人の魔法使いにナイフを投げ、呪文を中断させて攻撃を始める。同時にござさんが近くの弓を持つ男に攻撃を始める。狙われた二人は攻撃に耐え切れずその体を光へと変える。

 一方で俺は着地すると同時にすぐ近くの男の急所を貫き、すぐさま抜いてターゲット変更。近くにいる団長と思しき男めがけて『致命の一撃』を放つ。俺の一撃は急所を貫き男二人を光へと変える。

 そこまで確認してから俺は思い切りジャンプして上の枝をつかむ。それはなぜか…


凍てつく大地(アイスエイジ)


 のじゃさんによる魔法が発動される。その効果は絶大。地面が瞬く間に凍り付き相手の残りのメンバーの足を凍らせる。これから脱出するには火属性の魔法を使うしかない。しかし魔法使いの二人は倒され、もし魔法を使おうとしても確実に邪魔される状況。チェックメイトだ。


「パワースロウ!」


 氷に足をとられ動けない男たちに力 is パワーの攻撃(ただ大盾を投げただけ)が飛んでいく。おそらくアナオンで最高攻撃力を誇る力 is パワーの攻撃は、全ての敵の体力を削り光へと変化させた。そして、大盾はブーメランのような軌道を描き戻る。

 初戦としては上出来じゃないだろうか。

_____________________________________


 戦闘を終えた俺たちは当初の目的である崖のふもとに到着した。


「とりあえずイベント期間が三日あるし、休憩できる拠点みたいなものを作ってほしい。」


 ルークが切り出す。その言葉を聞いたガル爺が崖に穴を掘り始める。


「あとはミーニャの情報が欲しいところだけど…」


 ルークが呟いたそのタイミングで近くの草から音が聞こえる。その音を聞いた数名が警戒するが現れたのはミーニャだった。


「遅くなって済まないニャ。」


「いえいえちょうどいいタイミングでしたよ。」


 帰ってきたミーニャを神音が労う。そのあと周りの地形についての話を聞く。

 現在いる場所は森で周りにはパッチワークされたみたいにいろいろな地形が配置されているらしい。砂漠だったり、平原だったり、何かしらの廃墟だったりと何のつながりもない地形に突然切り替わるらしい。


「それでこっからどう動くんだ?」


 こちらでも戦闘があったことの情報交換を終えたタイミングで力 is パワーがルークに問いかける。


「そうだね…。とりあえず僕たちのメンツ的にも森から出る必要はないかな?」


 黄金平原のメンバーには索敵に長けたやつもいるし、ガル爺がいれば罠とかを作って防衛だってすることができる。わざわざ人から見えやすような砂漠などに行ったりする必要もないだろう。

 その後話し合ったことで今後の方針が決定した。ひとまずはガル爺が作っている拠点の完成を待つこと。まあ、話し合ってる間に穴を掘り終え今は家を作っているらしいが…。早くない?っていうか家?


 拠点が完成したら他パーティを倒すために動き始める。そして夜は拠点で休憩する。三日目まではこの方針で行くらしい。三日目にはマップに全参加者の位置が表示されるためそれまでにはできる限りパーティ数を削る。最後までの残るようなパーティは間違いなく強敵、バトルが長引くから漁夫られる可能性を減らすためだ。


「おう、お前ら。完成したぞ。」


 方針が決まり話し合っているとガル爺から声をかけられる。

 ガル爺とホムラが罠を仕掛けに行き、その護衛としてルーク、のじゃさん、力 is パワーがついていく。俺たちは穴の中に入っていき拠点を確認する。普通に家でした。


「えぇ…。いくらなんでも早すぎない…?」


 あの短時間で作ったとは思えない家に思わずつぶやく。

 流石製作系を極めた変態!俺たちにできないことを平然とやってのけるッそこにシビれる!あこがれるゥ!


 現在イベント専用マップ内の時間は1時。開始時間は0時だったのでここまでたった一時間の出来事である。

 イベントは始まったばかりだ。

予定では4~5話ぐらいなんですけど何話になるだろうか…


あっ、少しでも面白いと思っていただけたら感想とかもらえると蚊取り閃光がパルクールしながら感謝します。

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