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第一回イベント開始

 ルークによる特訓が始まってから数日。いろいろなことがあったので順に説明していきたいと思う。


 一つ目、イベントの詳しい内容が発表された。内容をまとめると次のようになる。


・イベントは専用マップにて行われ、ログアウト及び途中参加はできない

・イベント専用マップでは体感時間を加速させ、現実での二時間が三日間に感じるらしい

・三日目になると残りのプレイヤー全員の位置がマップに表示される

・ギルドの部の参加は各ギルド1パーティのみ

・1パーティの最大人数(10人)に満たなくても参加はできるが人数不利のまま戦うことになる

・最後まで残った人またはパーティが優勝


 ちなみに上位入賞の報酬はソロの部は賞金と限定アクセサリーとレア素材、ギルドの部はルークの予想通りの開拓拠点の優先購入権と賞金、拠点に飾れる限定トロフィーだそうな。

 あとは順位とは関係なしに個人でどれだけの敵を倒したかというランキングもあり、これにも報酬があるらしい。

 また、イベントに参加できない人も事前に誰が優勝するかの賭けをしたりすることもできるようだ。

 イベントについてはこんなところだろうか。


 次、ガル爺が俺の装備を作ってくれた。


「お前さんここまでほぼ初期装備でよく来たな。」


 これは装備を持ってきたガル爺が俺を見て言った言葉だ。

 言われて気づいたのだが俺の装備、最初の街カールで短刀を一本買っただけでまったく変えていなかった。ほかのものにお金を使って買えなかったともいえるのだが…

 ともあれガル爺のおかげで武器も防具も新しいものへと変わった。

 武器は少し青みがかった短刀『朧霞おぼろかすみ』、防具は黒を基調としたコートのようなものにフードがついた防具『闇夜の外套』。


「なんか暗殺者みたいな格好だね。」


 防具を付けた俺を見てルークが感想をそんなことを言う。それを聞いてガル爺が反応する。


「こやつの戦い方的に間違ってないだろうよ。それと、あとでホムラに礼言っとけよレイン。」


 その言葉に頷く。ホムラは防具を作ったりするわけではないが、デザインに関してはよくガル爺に意見を出す。今回もガル爺と話し合ってこのデザインになったのだろう。


「着心地とかはどうだ?」


 その言葉を聞いてジャンプしたり、少し走ったり、武器を振ってみる。問題はなさそうだ。むしろ、初期装備の時よりも動きやすい。


「ならよかった。武器にはお前さんに合わせて急所特攻を付けて、防具はフードを被った時にハイドにボーナスがかかるようになっとる。」


「おお、マジか。それは助かるよ、ありがとうガル爺。」


「ふん、礼を言うならまた変わったものでも作らせてくれ。お前さんの注文は面白いのが多いからな。」


 ガル爺の言葉に俺は苦笑する。前作から思いついたことがあればガル爺に頼んで色々やらかしてきたからそう思われているんだろう。


「さすがに今はそんな余裕ないよ。」


 今のところは黄金平原のみんなに追いつくことが優先だ。さすがに趣味に走っている余裕はない。だからこそそう返したのだが…


「どうだかな?」

「うーん、レインだからなあ。」


 ガル爺とルークから微妙な返事を返される。

 

「ちょっとは信じてくれてもいいんじゃないですかねぇ!?」


 仲間からの信頼がなさ過ぎて泣きそうだ。いや俺のせいなんだけど…

 この装備をもらった後に試し切りとして大樹の森のボスを倒しに行ってきた。ルークは用事があるだとかでいなかったが、ガル爺は戦ってるところを見たいといって着いてきた。特に手伝うわけでもなく本当に見てるだけだったので実質ソロと一緒だったが。まあガル爺は人の癖も見て細かく武器のカスタムを変えたりとかしてくれるから見てるだけなのは全然問題ない。俺としても使用感を存分に試せるので問題ない。

 ちなみにボスは大きな猪だった。名前は『ランペイジボア』、ただひたすら突進を繰り返す猪で止まるのはスタミナを回復させる時だけだった。

 倒す過程に関してはカットする。だって突進してくるのを弾いて、スタミナが切れた時を狙って弱点を攻撃するだけの簡単なお仕事だったからね。


 あとはイベント開始二日前ぐらいに黄金平原全員が集まって連携の確認をしたくらいか。それもすぐに終わって()()()()()()()()していただけだったが。

 その後あっという間に時は過ぎイベント開催日がやってきた。

_____________________________________


 イベント開催日当日。俺はイベントの開始時間よりも二時間ほど前にログインし最終調整をしていた。といっても弾きの確認をしていただけだったが。

 大樹の森のボス『ランペイジボア』が光となって消えていく。大樹の森を歩いてボスの討伐までしたが弾きに問題はなさそうだ。時間を確認するとイベント開始一時間前といったところだ。


「いったん落ちるか…」


 そう呟いて大樹の森の先の村、『エルフの村』へと向かい中央からタナクスへと飛ぶ。ルークから言われた集合場所はあの時と同じ酒場の個室。現実でトイレとか軽食食べたりしてログインしなおせばいい感じの時間になるだろう。


 現実でのもろもろを終えてログインしなおす。


「おっ、来たなレイン。」


 酒場の個室に入ると力 is パワーから声をかけられる。まだ彼だけしかいなかったようだ。ほかのメンバーについて聞くと準備だったり現実でトイレだったりを済ませているらしい。


「団長からしごかれてたみたいだが調子はどうだ?」


「絶好調ってわけでもないけどいいと思う。そっちは?」


「俺はもう準備万端さ。いつでも行けるね。」


 そのまま二人で話し続けてると続々とみんなが集まってくる。


「全員揃ってるみたいですね、よかったです。」


 そう言いながら神音が個室へと入ってくる。


「本当に、誰も欠けることなく参加できそうでよかったよ。本当に…」


 主に俺のことを見ながらルークが話す。こっち見んな、かみつくぞ。

 俺とルークのやり取りに笑いがこぼれる。みんなの緊張をほぐすために使われてしまったようだ。


「それにしてもラノベとかでもよく見たでござるが、体感時間を加速するなんて脳の負担がやばそうでござるな。」


 ずっと疑問に思っていたのだろう、ござさんが話し出す。


「ああそれね、まあ詳しくいったらわからないだろうから簡単に言うと開発元の謎技術で全く心配はいらないよ。」


「はえー、謎技術すっごーい。」


 ルークが疑問に答え、IQを溶かしたかのような返答を返すござさん。

 しばらく話していると、とうとうイベント開始時刻が迫ってくる。


「開始時刻になったら参加者は全員イベントマップに飛ばされます。そしたらバトルロワイヤル開始みたいですね。」


 神音が全体に聞こえるように話し、全員がその言葉に頷く。

 そして、イベント開始までのカウントダウンが開始される。カウントダウンが5秒を切った時にルークが声を上げる。


「さあみんな、勝つよ!」


「「「「「「「「「おー!!」」」」」」」」」


 気持ちが1つにまとまると同時にイベント参加者の転移が始まる。体が白い光に包まれ、浮遊感を覚える。

 さあ、イベント開始だ!

イベントのストーリー構成を悩み中です。次の投稿は遅くなる…かも?


あっ、少しでも面白いと思っていただけたら感想とかもらえると蚊取り閃光がきりもみ回転しながら感謝します。

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