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Episode 51「追う者たち」
──レオルたちがタリアへ向かってから、数日後──
レオルたちはようやくタリアへ到着した。
そのまま王宮へ向かい、謁見の間へ通された。
玉座にはタリア王が座り、その傍らには側近たちが控えている。
ガルドもレオルの後ろに立っていた。
「セディルが精鋭部隊を率いて、タリア方面へ向かったとの報告を受けました」
タリア王が頷く。
「そうか……。だが、セディル殿下はここには来ていない」
レオルとガルドが顔を見合わせる。
王の表情が変わった。
「……セラかもしれない」
「セラフィーヌ様が?」
「セラは数日前に戻ってきてくれた。だが、一昨日の朝、伝承を確かめると言って願いの泉へ向かった」
「それはどこにあるのですか?」
「タリアに昔から伝わる泉だ。フィルノアの森の奥にある」
レオルは立ち上がった。
「分かりました。王女の保護とセディル討伐のため、すぐに追います」
ガルドも頷く。
──
王宮の外。
ガルドが戻ってくると、タゴスとバンリが待っていた。
「分かったのか?」
「ああ。王から願いの泉までの道も聞いてきた」
バンリが顔を上げる。
「リトもそこにいるのか?」
「セラ王女と一緒ならな」
タゴスが言う。
「セディルもそこへ向かってるんだろ」
「その可能性は高い」
「だったら急ぐぞ」
バンリは森の方角を見た。
「待ってろよ……リト」




