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第12章

 【よりし】


 アメリカ南部のジャクソンヴィルで、サミー・デービス・ジュニアがバスに乗った。


 運転手が言った。


 「おい、くろん坊、一番うしろへ行け。」


 「でも、俺はユダヤ人だぜ。」


 サミーが抗議した。


 「・・・降りろ。」


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 【問題】


 シベリアの流刑地るけいち


 銃をかまえた兵士の前に、一人の男が立たされていた。


 黒い布で目隠めかくしをされるときに、男は、最後に一言しゃべらせてもらえないか、と指揮官に頼んだ。


 「ダー(よろしい)。」と、指揮官は言った。


 「プーチンの野郎は、うそつきで泥棒どろぼうのロクでもないイカサマ野郎だ。人民の敵だ!」


 すると指揮官は、真っ赤な顔で男のそばに歩み寄り、大声で怒鳴どなった。


 「やめろ、同志! このうえ、さらに問題を起こしたいのか!?」

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