L.O.7 原罪の黄金郷
僕の目の前には1体の龍がいる。
コイツには罪が無いのだろう。
罪なのは僕達の方なのだろう。
でも、コイツは産まれてくるべきでは無かった。
産み出してしまった者の血筋として、僕はコイツがいた痕跡を全て消した。
何人もこの手で...
次はお前の番だ
〔原罪の黄金郷〕
黒き鎧に金色の装飾が輝き、幾千万の鎖が私に巻き付く。
手には12尺ほどの大剣。
もはや、その姿に時村航琉の面影は無い。
「そうだな、今の私は世界を狩る雷。雷狩とでも名乗るとしよう」
ジャラジャラ…
鎖を揺らし、私はロストオーシャンへゆっくり、ゆっくり歩み寄る。
ロストオーシャンが吠え、空から星が降り注いだ。
だがそれは私に届かない。
〔原罪の黄金郷〕は世界を書き換える力。
ここは私の世界。
巨大な世界樹の元に栄えた黄金郷、ここにあるもの全てが私の兵器の世界。
ロストオーシャンが身体を硬化させながら足掻いている。
アイツを中心に約1Kmの範囲が海に戻っていく。
「させるか!〔原罪の剣〕」
私の剣が雷と共に振り下ろされた。
それは空を裂き、ロストパラレルが見せたあの悪夢の再現をして見せたのだ。
先程まで威勢が良かったロストオーシャンが瀕死寸前に至る攻撃を受け、逃げるように泳ぎ回る。
何て醜いんだろうか、ここまで来ると虫の粋だ。
私がトドメを、この悪夢を終わらせ無いと。
レキラが存在するという自身の存在証明が消えたロストオーシャンはあまりにもあっさりと、無様に消滅した。
「さて、帰ろうか」
ロードパラレル
航琉の叫びがメモリーオブアカシックレコードと共鳴し呼び出された存在。
鎧が本体であり、〔エルドラド•ドミネート〕や〔アルター•ザ•パラレル〕は航琉本人の力ではなく、鎧に刻まれた魔法である。




