L.O.4 終わりの喇叭、始まりの喇叭
僕達はレオード区を去り、ウローヤ区、クヨーム区、イエーラ区を巡って見たが、博物館以上の情報が手に入らなかった。
「次で最後だな」
「あぁ、残すは中央区のドラヤム神殿だな」
中央区に近づいた瞬間僕達は違和感を感じた。
「綺麗に穴が空いているけど…神殿は?」
「魔術師の仕業だろうな、だが原理は簡単だ。俺が船の姿を書き換えたのと同じ仕組みだろうな」
「どうしたもんかね…」
「航琉、隠れてろ、誰か来る」
「OK」
あらかじめ用意していたスーツの迷彩機能が活かされるとは…
「喇叭を持った魔術師が4人、ローブ姿の魔術師が1人、非魔術師が5人と言ったところだな。念のため戦闘準備をしとけ」
「そうか!生け贄の日か」
ローブの男が大穴に向けて杖を掲げる
〔現実の間が見せる世界〕
眩い光と共に何もなかった大穴に神殿が現れた。
僕らはローブの男達の後を追って神殿の中へ進んだ。
神殿の奥深く、4つの滝が流れる間に大きな蒼い龍がとぐろを巻く様に眠っていた。
ローブの男が両腕を広げ叫んだ
「さぁ、海洋神様よ今こそお目覚めよ」
まだ幼い子供が自ら海洋神の口の中に入り食べられた。
「嘘だろ…」
僕には目の前の光景が信じられなかった。
「プーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
喇叭を持った魔術師が一斉に終わり/始まりの喇叭で耳を裂くような音色を奏でた。
僕らの眼前に現れたのは4体のオーシャンビースト
クラスヴォーテックス「ヨセウズオオイカ」
クラスディープ「ハテノホシクラゲ」
クラスヴォルケーノ「サビヨロイオウガイ」
クラスデンジャー「ハコブネシドクエイ」
海洋神ことロストオーシャンを含めた5体を同時に相手しなければならないのかと絶望していた時、目覚めたロストオーシャンが4体のオーシャンビーストを食らい尽くした。
「何で戦力を減らしたんだ?!」
「生け贄が1人だけだと十全な力を取り戻せないのか…生け贄が1人で十分なのなら既に最初の儀式で復活していると言う所に目を付けるべきだったか…」
「クォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛」
龍は神殿を壊し海面を勇ましく泳いでいる。
この世界にとってはこれが目指した世界なんだろうが、本来存在してはならないロストシリーズを破壊するのが僕の役目。例えそれがこの世界で神殺しの極悪人に成ろうとしても...
どうも作者です。
航琉の前に立ちはだかる2つ目の試練、ロストオーシャン。その姿はリヴァイアサンのような蒼き龍。
ん?ロストシリーズは塔のような建造物じゃないのかって?そう言うものです。メモリアと言う作品は…




