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メモリア<神隠しの世界を航る僕と呪われた小説>  作者: zER0
第2章 蒼き咆哮のロストオーシャン
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L.O.3 レキラの魚人

今の水深は何mだろうか。

果てなく続く海原を見てまさかとは思ったが…

「特殊な結界でも張っているのか?」

1体何が僕達を拒絶している?

「なぁ、快斗?レキラの住民は何の種族だ?」

「やつらは…魚人だ」

「魚人となると己の身でレキラにたどり着くのだろうな」

「つまり、俺達に要らないものは…」

「あぁ、この船だ!」

〔共振する地の精霊(ペトラゴーレム)〕

「よし!快斗、潜るぞ」

ロストパラレルを経て僕のゴーレムもかなり使い勝手がよくなった。魚人をイメージしたスーツ型であればこの海の先にたどり着くだろう。

僕らは深く、深く潜って行った。果てしない先の海底が少しづつ近づいてきているような気がした。

「にしても、すげぇなこのスーツ!ボンベも無いのに呼吸がしやすいし、身体が水中なのに思うがままに動くぞ!!」

数分もしない内に僕達はレキラにたどり着い7た。

街は建物と路地が多くて入り組んでいた。

「聞き込みとなると…結構怪しまれるよな…」

「おい、航琉!博物館だ、何かこの街についての情報があるかもしんねぇぞ!」

博物館の中は人気がなくシーンとした空気に包まれていた。

「あ!来客だ!!」

「お!2週間ぶりだ!!」

ホールの陰から子供ぐらいの背格好の魚人が2人顔を出した。

「あたしアタル」

「ぼくオタル」

「「レオード博物館へようこそ!」」

「貴方達名前は何て言うの?」

「僕はワタルでこっちにいるのが...」

「カイトだ、よろしくな!アタル、オタル」

可愛い2人に歓迎された後僕達は博物館の中を見て回った。


Map

東区「レオード」

西区「クヨーム」

北区「イエーラ」

南区「ウローヤ」

中央区「ドラヤム神殿」


History

20年前、この星に生命が存在した形跡は無く、ただ海面上で爽やかな風が吹いているだけだった。

でも、遠い、遠い宇宙にいた海洋神様が空から落っこちちゃったのでした。

「おーい誰かいないの?」と言わんばかりに泣いていました。その時、海洋神様の頬から溢れた涙が海に落ち、その涙から私達魚人が生まれたのです。でも、いくら神様でも生命の誕生には体力を使うものなのです。海洋神様はぐったりとした姿で現代のドラやム神殿にお眠りになられています。

でも神様もこの世に降りたら生き物。何かを糧にしなければ生きては行けない。だからこの街では2週間に1度、贄を捧げなければならない。


「生け贄ね…神の復活だからそう言う類いは有ると思っていたがやはりあったか」

「よし、情報はこれくらいで十分だ後は宿でも探すか…」

「おや?宿を探しているのかい?」

「あたし達良いところ知っているよ!」

「おんぼろだけどこの博物館の裏に宿屋があるよ」

「朝までぐっすりだよ!」

「じゃぁそこに泊まるとしようか!」

ボロい見た目だったが案外ベットがふかふかで寝心地が良かった。

最後にはあの二人も手にかけないと行けないのかな…こんな呪われた人生、私は…

どうも作者です。

今回出てきたアタルとオタルの台詞はアタルが「あ」から始まって、オタルが「お」から始まる事が多いっていう遊び心を入れて見ました。

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