30分の助走期間
週二で更新できなかった……
[日本フローライン 第一コンダクション]
日本の動線都市やエリアを結ぶトンネルの総称、日本フローライン。その中でも第二動線都市青森と平泉骸原を結ぶのが第一コンダクションだ。フローラインには電車が通っており、それを利用してエリア間を移動する。そして、もちろんその電車内にも機械生命体は侵入してくる。
「ったく、なんだよこの武器……」
青森第五基地でもらった拳銃、RG3-α。そのある意味驚異的な性能、それは──
「完全起動までに1時間かかるってどんな欠陥品だよ‥‥スロースターターすぎるだろ……」
RG3-αは10分ごとに段階的に起動していく。まず最初は白いエネルギー弾、これはその辺の石を拾って投げた方がまだマシなんじゃないかと思えるほどの低火力で、一度自身に向けて撃ってみたが1ダメージすら入らなかった。そして10分経過した時点でエネルギー弾の色は青になる。が、まぁ青も大した火力は出ない、というかはっきり言って白と大差ない。まぁ自身に向けて撃ってみると1ダメージは入ったので少しは威力が上がっているようだが、まぁ実戦で使えるような威力はない。そしてさらに10分経過するとエネルギー弾は緑になる。ここまで来ると流石にバウンズが若干凹むくらいの威力は出る。だがまぁ、その程度の威力では役に立つわけもない。
[タイマー:24分13秒]
「出口が見えてきたな」
車内がパッと明るくなり、トンネルを抜け、駅に着く。電車から出ると、地面に機械の破片やパーツが散乱したエリアが広がっていた。
[平泉骸原]
早速、こちらに刀を持ち、甲冑を装備した人型の機械生命体が近いてくる。
[TUWAMONO SOLDIER3.2]
「夏草や 兵どもが 夢の跡ってことね」
先制攻撃はこちら、RG3-αで戦いの火蓋を切る。が、もちろん効いている様子はない。相手が肉薄、横一文字に振るわれる刀を後ろに跳んで躱す。相手の刀はなんの変哲もない普通のもの、だからこそ耐久を削っって軽さを追求した白斬では受け太刀した時に折れる可能性がある。
相手は再度肉薄、今度は刀を前に突き出し首を狙った突き。それを刀で受け流し、腹部に蹴りを入れて相手を吹き飛ばす。相手が少し体勢を崩した隙を見逃さず肉薄し──
「針通!」
顔面を狙った刺突は相手の頭を貫いた。
「奥州藤原氏はとっくに滅亡してんだよ」
相手はポリゴンとなって散る。俺は落ちた金属板を回収する。サイエンスバースでのドロップアイテムは基本的に金属板で、〇〇の破片といったアイテム名となっている。
ゴゴゴゴゴ、と何かが近付いてくる音がする。後ろを振り返ると、戦車の前方に除雪機の刃がついたような見た目の50cmほどの大きさの機械生命体が5体こちらに迫っていた。
[オーガ・シュネーバル1.1][オーガ・シュネーバル1.6][オーガ・シュネーバル0.4][オーガ・シュネーバル1.9][オーガ・シュネーバル0.8]
ギャリギャリギャリ、と金属が擦れるような、砕かれるような、そんな音が聞こえる。直後、大砲から鉄の塊が発射される。
「うおおっ!?あっぶねぇ!」
おそらく除雪機の刃部分で地面に散らばった金属片を吸引、粉砕して内部で圧縮、それを大砲から発射する仕組みだろう。この金属片が散乱したエリアを上手く活かした敵というわけだ。
弾幕を躱しつつ距離をどんどん詰めていく。通りすがりに一体を一刀両断、次いで飛んでくる鉄塊を躱しつつ2体目、3体目と流れるように切り伏せて倒していく。
[オーガ・シュネーバル0.9][オーガ・シュネーバル1.4][TUWAMONO SOLDIER2.2]
5体目を倒すと、すぐさま別の方向から機械生命体が現れる。
[4段階目起動]
RG3-αが起動から30分経過し、4段階目となる。
引き金を引くと発射される黄色い弾丸はオーガ・シュネーバルを貫く。
「効いた!」
起動から30分、ようやく使える程度の威力まで達したらしい。
2、3発エネルギー弾を撃ち込むと、オーガ・シュネーバルは爆発して壊れる。
TUWAMONO SOLDIERが一気に距離を詰めてくる。突きを白斬で受け流し、ゼロ距離射撃で腹部を貫き致命傷を与える。さらに念押しに2発エネルギー弾を撃ち込むと、ポリゴンとなって消滅する。さらに残ったオーガ・シュネーバルに2発エネルギー弾を撃って倒す。
「使えるようになるとここまで便利なのか……」
正直中距離武器があるにも関わらずわざわざ近距離武器を選ぶ必要があるのかと言われると正直俺もない気がする。
まぁ、実用性よりロマンだよな、そう自己暗示をかけながら鉄を踏み締め、エリアを進んでいく。
RG3の語源は某神殿の粗大ゴミさんです。
6/15追記
最 後 ま で 書 い て な か っ た
てなわけで加筆修正しました。




