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Leaver and Stayer Online  作者: 星海 しいふ
第2章 交錯する思惑、縁は細く強く
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最短ルートは直線

更新止まってすいやせぇぇんん!!

活動報告の方でそこそこ重要なお知らせをしておるのですが、まぁ見なくてもいいです。


 鉄の上を歩く。


 少しずつ、気温が下がっていくのを感じる。


「だんだん吹雪いてきたな」


 嫌な予感がする。


 サイエンスバースのエリアボスは徘徊型、どこかに固定スポーンするわけでもないし、故に戦わなければ先に進めないということもない。


「やっぱり、そうだよなぁ」


[遭遇(エンカウント):エリアボス FROZEN CUBE size:L]


 見た目は1辺5mほどの立方体で、霜が少し降りている。


「相手の攻撃方法がわからない上に吹雪による視界不良と動作不良……なかなかに厄介な的だな」


 考えられる攻撃手段は爆散、ミサイル、砲撃、冷風、中から何かが出てくるとか……いろんな可能性がありすぎる。予測は難しい。だがおそらくは箱の中になんらかの攻撃手段を持っていると思われる。


「ここは距離をとりつつ様子見かっ!」


 RG3-αによる先制攻撃。40分が経過し、第五段階に達した赤の弾丸は箱に傷をつける。


「飛び上がった!?」


 箱が空中に飛び上がり、こちらに向かって落下してくる。

 まさかのシンプルな物理攻撃?いや、落下時になんらかの特殊効果が発生すると見るべきか。爆発?振動?可能性として有り得るが……やはり一番可能性が高いのは──


「冷気……!」


 着地と同時に箱の下から白い冷気が周りに吹き荒れる。


[状態異常:降霜]


 マジックバースで魔法付与(エンチャント):冷雪(フロスト)に付与されている状態異常だ。


「主な効果はスリップダメージと動作不良だったか!?」


 動きが鈍る。


「手の震え……狙いが定めにくい」


 立て続けに2発、赤の弾丸を撃ち込む。


「くっそ、引き金が引きにくい!スリップダメージ自体はあまり大きくないがそれ以上に手の震えと痺れが厄介だ」


 再度箱が飛び上がる。冷気が俺を襲う。


「剛伐+飛刃、居合大風!」


 飛ぶ斬撃が箱に直撃し、ノックバックで少し傾く。


 居合大風(いあいおおかぜ)。抜刀時の当たり判定を大きくする剛伐と飛ぶ斬撃を発生させる飛刃を組み合わせた特殊攻撃で、当たり判定と威力が強化された飛刃を居合斬りで飛ばすというもの。


「片手だと刀が抜きにくいな」


 RG3-αは一度インベントリに収納すると電源が落ち、また第一段階からやり直しになってしまうため安易に装備解除できない。故に片手が確実に塞がってしまうのだ。


「このまま畳み掛ける!」


 怯みモーションのうちに弾丸を2発、さらに肉薄。


「使わずに残しておいてよかった」


 一度使用するとリキャストにそこそこの時間を要するスペシャルチップの効果。


白乱烈斬(はくらんれつざん)!」


 いくつもの白い軌跡(エフェクト)が発生し、敵に大ダメージを与える。


「そろそろ終わりにしようか!」


 6段階目、RG3-αから放たれる紫の弾丸が箱を貫き、箱がポリゴンとなって散る。


「ドロップアイテムが破片の他に……機構?」


 エリアボス限定の特殊なドロップアイテムか。




[日本フローライン 第二コンダクション]


「相変わらずボールを斬るだけ……なわけもなく……」


 赤いレーザーがいくつも迫り来る。レーザーを避けながらボールを斬る。


「なんかミニゲームみたいで楽しくなってきたな!」


 左、右、飛んで斬る、しゃがむ、立ち上がりと同時に一閃、左、斬る、飛ぶ、右、斬る……




[猪苗代湖上要塞]


 猪苗代湖の上に建つ室内エリアだ。


「迷路みたいなエリアだなぁ」


 ヒューと何かが飛行してくる音が聞こえる。


「うわ、なんだあれ?魚……いやミサイルか!?」


 魚のような形をした2つの飛来物がこちらに向かってくる。


[トルピード2.1][トルピード5.1]


「トルピード……魚雷?」


 衝撃を加えることで爆発する類いのものなら近距離で処理するのは悪手だ。


「居合大風!」


 飛ぶ斬撃は一撃で2体同時に撃墜し、攻撃を受けたトルピードは爆発して散った。


「魚雷って……確かに魚型だけどここ地上──」


 じゃないのか?もしかして。


「いや湖"上"要塞ってことはやっぱ地上だろ」


 カサカサと何かが這ってくる音が聞こえる。


「なんだあれ……」


 4本の脚が生えた……レンチ?


[CrawlCrab4.1]


 クロールクラブ、這う蟹か。


 RG3-αは起動から1時間以上経過し、すでに最終段階まで起動している。

 黒い弾丸が壁を這う蟹を壁ごと撃ち抜く。


「うわぁ……すげぇ威力……」


 抉れた壁を見て、若干引きながら呟く。ん?もしかしてこれ……




「エネミー自体はあまり強くはない……が、迷路のようなマップになっていてなかなか出ることができないって感じか」


 俺の名前(プレイヤーネーム)はイヅミ。どこにでもいる普通のプレイヤーだ。この猪苗代湖上要塞を攻略中である。


「このマップの厄介なところは不定期で壁の配置が変わって道順が変わること。地図上では中のマップを見ることができないため、マッピングしながらでないと出るのは困難……これは時間がかかりそうだなぁ」


 はぁ、とため息をついていると。ズドンズドンと破壊音がどこからともなく聞こえてくる。


「トルピードの爆発音……にしては音が大きい。なんだ?レアエネミーで強い敵も出てくるのか?」


 音は段々と大きくなっていき、音の発生源が近づいてくるのがわかる。俺は音の聞こえる方へ向き、武器を構え、戦闘体制を取った。


 ズドン!という大きな破壊音と同時に壁に穴があき、向こう側から1人のアンドロイド(プレイヤー)が現れる。


「へっ、壁壊しゃ最短ルートだぜ!」


 そう言いながら壁を拳銃で破壊しながら先へと進んでいった。


「あんなのアリかよ……てか壁壊せんの?」

居合大風、書いてる途中に急に思いついたのであんまりちゃんと設定詰めてないです。ちなみに飛刃と針通も組み合わせられます。

イヅミくんにもう登場予定はないと思います。


活動報告でも言いましたが一応。次回からは書き溜めを増やしていきたいので更新ペースを落とします(すでに落ちてるだろとか言ってはいけない)。多分2話かいて1話更新みたいな感じになると思います。

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