第3話 世界の理(ことわり)を知ろう
彼女が話すには俺に倒された後普通は憎悪とかが生まれるものだろうが、彼女は違った。
彼女はどうやら俺に恋心を抱いたみたいらしい。
普通倒した相手好きにはならないだろ。
そして、彼女は俺をものにする為神界を探したらしいが、見つからず
失意の所に俺の親父が息子のした事のお詫びとして別世界を構築するからそこで過ごしてくれないかというものだった。
俺も見つからないし、自暴自棄になっていた彼女はこれを快諾し、皇族の身分でこの世界に来たそうだ。
「・・・とまぁ、こんな感じでダラダラ過ごしてた訳よ」
「ある意味俺のせいなのか?」
「それは無いわよ、あなたはもういないと思ってたから」
まぁ、ある意味間違いじゃないがな、世界から姿を消してたみたいな感じだったしな。
「それで、この世界に何しに来たの?まさか、私に会いに・・・」
「うん、残念ながら違うね」
俺が満面の笑みで言うとメドューサは地団太を踏んだ。
「そこは嘘でもそうだよとか言いなさいよ!!」
無理に決まってんじゃん、引きこもってた時に話した異性ってお袋かコンビニの店員だけだぞ俺。
「俺がここに来たのは訳があってな・・・」
俺はここに来た理由をある程度説明した。
メドューサはそれをうなずきながら聞き
そして、聞き終わる時には厳しい表情になっていた。
「やっぱり間違いなかったのね・・・」
「ん?なんかあったのか?」
「ここ最近モンスターの様子がおかしかったのよ」
ツカツカと窓まで歩き外を見るメドューサ。
「おとなしかったモンスターが急に人を襲ったり、魔族が人間を狩ったりとかって話を聞くわ」
ん?なんですと?魔族?緑色の触覚みたいなのがあるヤツとかいるのかな?
「魔族ってのもいるのか・・・」
「まぁ、神がいるぐらいですもの」
そう言うとメドューサは椅子に座り紅茶を飲みだした。
俺は結構いっぱいいっぱいなのに優雅にしてるなこの子は・・・
「とりあえず、俺は親父の約束守らないとどうにもなら無さそうだから、色々やってみるわ、ありがとうなメドューサ」
そういうと俺は立ち上がり部屋から出ようとした。
「ま、待ちなさいよ!!」
「ん?なんだ?」
「あ、あんた私に何かいう事あるでしょ?」
顔を真っ赤にさせて俺に指差して問いかける。
「いや?別に何もないけど?」
だってほんとに何もないぞ?しいて言えば無一文だからお金貸してほしいと思うぐらいだな。
しかし、このメロン・・・じゃなくて、メドューサは予想を裏切る女の子だった。




