第4話 真面目な話の時にふざけると取り返しがつかない
父親が見事な土下座、母親が世紀末覇者の様な仁王立ちの状態の冷たすぎる死地へとたどり着いた俺は
この状況を打破する為、母親をなだめようと考えた。
「と、とりあえず、落ち着こうなお袋、親父もこんなに反省してるしさ、な?」
「でも~ペガちゃ~んこのゴミクズひどいのょ~」
おいおい、全知全能の神をゴミクズ扱いしてやるなよ。
「まぁまぁ、親父もうしないな?」
頭を床にめり込ませていた親父は恐る恐る顔を上げ、満面の笑みで
「うん!!もうしなぺぎぃぃぃいい!!」
うん、満面の笑顔まではよかったよ?でも、そこで親指立てたらだめだよ。
そりゃお袋から踏まれるよ。
「てめぇ、反省してネェじゃねぇか!!」
あの温厚でフワフワお袋が戦闘計数器壊れるんじゃねぇかってぐらいに怖いんだが。
はぁ、とりあえずこのままじゃ終わらないな。
「親父そういえばさ、このオネェは誰なんだよ?」
急激な話題転換で話を逸らせよう、それしか打破できねぇわ。
「ん?そうか、お前に話す時がついに来たのか・・・」
そう言うと、親父はお袋に踏まれたままの体勢だったが、瞬き1回した瞬間に
俺とオキの目の前にいた。
「うおっ!!ビビらすなよ親父!!」
「スマン、オキよ、お前が来たという事はあの件か?」
「御意ゼウス様、ご子息の成人の儀滞りなく進めて御座います。」
「そうか・・・」
ん?何言ってんの?成人の儀?成人式かなんか?
それにさっきまでキレてたお袋も急に静かになって不安そうな顔になってるぞ?
オキが来た時から動揺してたけど?
「翔馬よお前にもそろそろ話さなければならない時になったのだな」
親父はその言葉をとても複雑な表情で話す。
そして、この親父の話こそが俺にとっての人生最大級の出来事になる事になるとは
この時夢にも思わなかった。




