第3話 話はどうでも良いものほど長く話せる
とりあえず、親父に連絡しよう。
俺は親父に電話をかけてみた。
「もしもし親父?俺だけど?」
よかった、ちゃんと繋がるところにはいるんだな。
「おや?その声は俺の息子翔馬ちゃんじゃないか!!どったの?」
軽っ!!昔から思ってたが、会社では万年課長くせに会社以外だとなんでこんなにノリが良いヤツになるんだろうっていう謎が今日明かされたな。
「おい!!お前!!」
「酷いなぁ~マイサンよ父親に対してお前は酷いよねぇ~そう思わない?イシスちゃん」
イシスちゃんってまた女かよ。
「バレてんぞ?」
「えっ?何が?」
「とぼけるなよ、天界行って女口説いてるのお袋にばれてるぞ?」
「え?え?そそそそそそんななななはztdさdfんfdぐdffれsskふじこdf」
動揺し過ぎだろ親父。
「ペガちゃん代わりなさい!!」
今神に相対する魔王のような顔をしたお袋に携帯を強奪され、二人で話をしだした。
「それよりも、オキは何の為に来たんだ?」
「あ~その話はゼウス様が・・・」
話の途中で轟音が庭に鳴り響いた
「なんだ!!隕石でも落下したのか!!」
窓から下を覗くと砂煙と庭に穴をあけ俺の親父が震えながら立っていた。
登場の仕方はものすごくかっこいいのに、何で震えてんだよ。
「ダナエ~~~~~!!!」
親父がそう叫んだ次の瞬間親父が消え、俺の部屋に入っていた
土下座状態で。
「すいませんでした!!最近調子に乗ってました!!許して下さい!!もうしませんので!!」
ガタガタ震える親父の前には小さな小さな幼女だが、世紀末覇者のようなオーラを出し、仁王立ちで入るお袋がいた。
そんなことより早く話進めたいんだがな。
「ゼウスさん?私言いましたよね?これ以上浮気するならあなたのお父様がおじい様にしたようにするわよ?」
その言葉に親父は更に体を震わせ、滝のような汗を流し始めた。
「オキ、何のこと言ってんだ?」
「あら?知らないの?あなたのおじい様って昔父親に対してやっちゃったのよねぇ~」
「えっ?なにを?」
「そう、そのナニをねぇ・・・」
そういうとオキはピースサインを下半身に向け指をはさみのようにした。
「おいおい、どんな家系だようちって」
「まぁ、切っちゃったのは、母親が激怒したからって話らしいけど、まぁ、もしかしたらあなたのお父様もなるかもねぇ~」
一人っ子だから別に問題はないけどな。
「あなた、なにいってんのよ?異母兄弟ならたくさんいるわよ」
心を読むな、それとなんちゅうことをさらっと言いやがるんだ。
「とにかく、この状況なんとかしろよオキ」
「わ、私には無理に決まってんじゃないのよ」
「はぁ~じゃあ俺が何とかするよ・・・」
俺は今、平和な世界で一番恐ろしい死地へと向かった。




