表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Dead or Alive  作者: 煤路山楽天
エルサレム
6/38

砂漠の光芒

2013年

6月9日

19:21

パレスチナ エルサレム近郊

 すっかり日は消え、逆に月が昇り始める。


 それに次いで星が輝きを放つ。


「もうそろそろ応援が来るんじゃないか?」


「ラリーがそんな賢い行動を取るかね…」


 UZIを置いて仰向けに転がり、軍隊糧食を口に放り込んだ。


 ここ何時間かずっと地面に突っ伏したままで、いい加減気分がダレている。


「ロビンよ。 そろそろ起きなよ…」


 腹をベシベシ叩いて意識を呼び戻そうとする。


「うー… 痛ッてぇ…」


「おっーすロビン、調子どう?」


「お前の腹パンが痛いやめろ」


「そんなんで弱んなよ先輩…」


 肩撃たれてるし、起きてても戦力にはならないだろうからUZIは返さない。


 彼にはシグザウエルで頑張ってもらおう。


 辺りが暗くなり敵も行動を再開し始めたようで、銃撃が再開してきた。


 ダレていた… がそんなことも言ってらんない…


「カール、もういいめんどくさい! 反撃するよ!」


「おま… さっきまで…」


 徐々に接近してくる敵に、UZIを発砲する。


「ああ畜生!」


 カールがごろごろ転がって遠ざかり、MP7でフルオート射撃をする。


「ジャクソン! あたしのM14持ってこい!」


「はい!」


 ジャクソンが腰を浮かせて数時間前、通った道を戻って行った。


 それを気付かれないように片膝立ちになって射撃。


「ディアナ、マグだ」


「サンキューロビン!」


 使い切ったマグを掴んでロビンに投げ、代わりを突っ込む。


「エネミー! ワンメンダウン!」


「グッドキル!」


 もう200mくらいまで接近し、敵が血を吹いて倒れるのが見えた。


「下がるよ! ロビン掴まって!」


「おう、助かる…」


 右手でロビンの肩を支え、左手でUZIを撃ちまくる。


「俺を置いてくなよ!」


 ジャクソンが辿った道を追うように後退しながら、射撃を継続する。




「お、どうしたジャクソン!」


「サムさん! 敵の攻撃を受けました!」


「なんだと!?」


 サムはすぐにトラックのエンジンを蒸し、ジャクソンに乗れと言った。


「なんか後ろにいるな?」


「確かに…」


 ボロボロのハイエースの車体がこっちに駆け寄ってきている。


「いやぁ! 助けが必要だろう諸君!?」


 トラックの荷台に立ち、その男が叫んだ。


「ラリー! 黙れ!」


「うるせぇ! ロビンが死にかけでディアナとバウアーが砂漠でお寝んねしてんだろ!?」


「ハイテンションだなラリー?」


「ああ!? 黙ってろ!」


 二台は砂を巻き上げ、古い道を走った。




「もしかして俺がドイツ系だからイラついてんのか?」


「気にしなくていいよ! あんたはどこを見てもアメリカ人だから!」


 マジで? 叫ぶ声が聞こえたが、構ってなんかいられない。


 ナイフを振りかぶってくる敵の脛を払い、露になった後頭部にガバメントを押し付けて引き金を引いた。


 血と脳漿が噴水のように飛び出し、服や顔にべったりと付いた。


「汚ったねー! クソッタレが!」


 すぐに顔を起こし、目の前の敵の顔にガンガン撃ちまくる。


 45ACP弾が兵士達の額や顎を破壊し、二、三人が戦闘不能になった。


「ロビン生きてる!?」


「ああ! なんとか!」


 いつの間にか白兵戦になり、ロビンともはぐれていた。


 なんたって敵が多すぎる!


 月明りの下、砂漠は血に塗れ死体の山が築かれる。


 さっき命中した弾丸の痛みに歯を噛み締めた。


 防弾ベストがそれを受け止め、貫通はしなかったが衝撃力が体を蝕む。


「カール生きてるか!?」


「うわっ! ああ大丈夫だ!」


 生存確認は大事だ。


 気付いたら全滅なんて願い下げよ…


「てめぇら! 生きてるか!」


 トラックが二台、突如現れた。




「イィーハァァー!!!」


 ラリーはRPKを乱射し、イスラエル軍兵士がバタバタ倒れる。


「ジャクソン! M14寄越せ!」


 ジャクソンがバックシートからM14を掴み、投げてきた。


「危ねぇだろクソ野郎が!」


 敵がこっちに銃口を向ける前に、セイフティを外しフルオートに変える。


「死にさらせ!」


 照準もせず、マグの持つ限り掃射した。

To Be Continued…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ