透波瑠の仲間達は… (透波瑠サイド)
多分、はじめての三人称です!
難しいです!そのため遅れました…
やっぱ、いつもどおりの一人称がいいですね…
次の話から105話までは、設定公開となっております!
そのあとは、物語に戻りますけど…
そして、誤字脱字方報告はとても助かります!
ありがとうございます!
血に濡れた少年は、目の前に現れる魔物をある時は斬り、または突き、または刺し、または撃って屠っていた。
少年の周りには、今までに少年が殺したであろう魔物の死体が山のように積み重なっていた。
少年は、呟いた。
「……返り血でバタバタだよぉ……しかも、魔物がなんか…強いし…嫌になってきたよぉ…」
こんな状況だというのに、少年は余裕があるのか弱音を吐いた。
それとも、余裕がない故の弱音なのか…
この暗い雰囲気を払拭するために呟かれたのだろうか…
多分、少年は、そんなことなど考えてもいないだろうが…
透波類は、焦っていた。
何故なら、今…現在進行形で沢山の魔物が送られてきたからだ。
そして、そいつらには魔法が効かず…自分以外が対応するのは危ないだろうと思って…
だから、早く終わらせて他の皆のところに助けに行く予定だった。
そんな透波瑠の思いを知ってか知らないでかはわからないが…
さらに、たくさんの魔物が送り込まれてくる…
透波瑠は、この魔物達を出している奴は、絶対に鬼畜な奴だよ!などと考えながら、斬る…斬る…斬る…ひたすら斬った。
しかし、数は余り減っている気がしない。
むしろ、増えているかもしれない。
透波瑠は、そんな気がしてきていた。
「あぁ!もう!ムカつくなぁ!しょうがない、全部一気に【鑑定】して、弱点を狙うしかない!……【鑑定】!」
【鑑定】を使うと、頭の中にたくさんの情報が流れてきた。
それは…『全魔法耐性』や、『火魔法』、『ゴブリン改造体』、『変質要素:■aギjg@』、『※○×ヤ”@*ガg C•』、『■■■■■■■によって、CZされたゴブリン…■をoXgJk』、『CkAGobL4』、『waspqueen』、『KFCチキン』、『MC ket Max type tiger』、『OGH number thirty』、『ミノタウロスHAB型』、『EX ray machine』
これらの文章が、頭の中に現れる。
時々、文字化けしていたり、言語理解があるため英語はほぼほぼ日本語になるというのに英語のままだというもの…
しかし、透波瑠は冷静に敵の攻撃を避けながら、読んでいった。
この言葉を見つけるまでは……
それは…
『KFCチキン』
……あー、もしかして、こっちの世界にもあるのかな?と、考えるしかなかった。
これのせいで今まで考えたりしていたのに、頭の中が真っ白になってしまった。
そのため、何も考えずに本能と技術で魔物に対応することになってしまった。
そんな透波瑠の、上空では……
太陽の光を覆い隠すように、分厚い雲が太陽に重なり、空は朱く染まっている。
そこを、赤黒く巨大な雲が通り抜ける…
その雲の進行上には、[四の街フローレ]があった。
それに気づく者はおろか上を見るものすらいない。
透波瑠は、ひたすらに斬る。
袈裟斬り、横切り、縦切り…
そこに、翠と金色が現れた…
それは、北の森を照らし、残像を残しながら周りの魔物が崩れ落ちる。
そこに、現れるは目が翠と金色に輝く、少年…透波瑠だった。
そして、透波瑠の頭に謎の声が響き渡る。
『特殊進化因子……確認…特例昇華要素……確認…特殊スキル【記憶の一欠片】の所持を確認……昇華条件…40%…60%…80%…100%…確認完了…試行開始……試行演算…開始…』
声がする間も…透波瑠は…戦いを続ける。
自分の守りたい者を守るため…
『演算…失敗……対価の不足を確認… 希少スキル【対価削減】を使用……対価不足を確認…特殊対価として、【鑑定】、身体能力を使用……』
透波瑠は、動じない…
自分が獣になったとしても、守れたのならば、良いと思っているから…
『試行演算……成功…昇華準備…終了…スキル昇華の了承を獲得… 只今より、スキルの昇華を実行します…』
その声と共に透波瑠の体に青白い電気が走り出す。
電気は、透波瑠の持っている武器にも、走る。
そして、その電気に触れた魔物は悉くが、黒い炭の塊になったり、消え失せたりしていく…
そんな中、電気は少しの痛みを伴って、透波瑠の体を飛び出した。
透波瑠は、その痛みによって冷静さを取り戻した。
そして、現状を見て…首を傾げた。
しかし、その間にも電気は止まらず…
透波瑠を中心とし、半径5メルほどの大きさの緻密な魔法陣が描かれていっていた。
その様子は、神秘的であった。
だが、そんなことを思っている間にも電気は、さらに形を変える。
電気は、魔法陣の6隅から青白い電気の柱が形作られた。
その6本の柱は、内側へと傾いており…
そこから、青白い電気が飛び出て他の柱から飛び出てきた電気と合わさる。
そして、そこから青白い電気がレーザーのような形で空へと飛んでいった。
その瞬間…街の方からしてはいけないはずの大爆発の音がし、爆風が襲ってきた。
しかし、透波瑠はその場から動けず、声も出せなかった。
その事に、今、やっと気づいたがそんな事を考える暇も与えず。
空から、青白い雷が透波瑠に落ちた。
普通の雷のような音はしなかった…
だが、透波瑠は身体中を引き裂かれるような痛みをもたらした…
空は、晴れ…魔法陣も消え去り…
青い空が広がっている。
魔物は、いつのまにか消えていた。
そして、透波瑠はいつのまにか動けるようになっており、少し前に消えたと思った痛みが再び襲ってくる。
あまりの痛みに透波瑠は、声にならないような声を出すが…痛みは治まらず…地面を転げ回った。
そんな事をしていると、痛みは消えていた。
少し、フラフラしながら立ち上がると、前よりも自分の目線が高い事を感じた。
そんな時に、また透波瑠の頭の中に声が響く。
『スキル昇華が終了しました…スキルの導入が完了しました。導入スキル名称…魔眼【真理】、原本スキル【慧眼無双】、原本スキル【蒼天保佑】となりました』
「どこにも、【|記憶の一欠片《メモリーズフラグメント】だった痕跡が見つからないんだけど……取り敢えず、【鑑定】してみればわかるかな?…【鑑定】」
そう呟くが、いつも大活躍の【鑑定】さんが発動しない…
【鑑定】先輩…もしかして、今回…使いすぎてグレちゃいました?
そんな事を考えるが、発動せず…
おもわず透波瑠は、首を傾げる…
「???」
透波瑠は、よくわからなかったため、記憶を遡ってみると…
こすととして…【かんてい】をつかう?
という事を思い出せた。
…が、結局状況は変わらずよく理解ができない。
【鑑定】先輩が亡くなったという事は分かったが…
じゃあ、新しいスキルに同じ効果を持つものがあるのかな?ということで…
「トルゥース…正しい、真理…魔眼だからカッコよさからいって、真理かな?えーっと、キーインサイトマッチレス…キーン インサイト マッチレス?keen insight matchless …keen insightは…知世が鋭いと洞察力…深い洞察力…あ!慧眼って熟語だ!それと?…matchlessは…類稀な…とか、無比の…あ!四字熟語に、慧眼無双ってのがあるからそれか!そして?あおぞらほゆう?蒼空を保有してるのかな?…うーん…だから、【慧眼無双】かな?……【慧眼無双】!」
と、透波瑠が言うと、右手の甲に針で刺されたような痛みが走り、見てみると…
そこには、先ほど地面に描かれた5メルほどの魔法陣が縮小されて描かれていた。
そして、魔法陣の上に青透明のボードが現れた。
そこには、透波瑠の名前、ステータス、スキル、個人情報が書かれていたのだが…
「げっ…初期ステータスに戻ってる…これは、あれかな…コストを払うやつ…おっ!【慧眼無双】あってる!魔眼の位置に、増えたぁ!…【蒼天保佑】…こりゃあ無理だ…この漢字わかるわけないよぉ……ん!身長の伸び率が書いてある!なになにぃ…?163.2セル→178.6セルだってぇー!やったぁ!15センチも伸びたぁ!これは…良太に勝てたな!」
と、透波瑠は、周りが炭だらけの状況で喜んでいた。
そんな中…
「「「透波「透波瑠!大丈夫か!?」
透波瑠は、
良太…心配してくれるのは、ありがたいが僕としては、良太の方が心配だよ…
魔力切れで倒れたのかはわからないが、グダッとしている詣魅さんを背負ってるし、深海と菫と玲奈にすごい眼力で睨まれてるけど?
まぁ、本人がそれでいい…気づいてないならいいか…
と、考えるしかなかった。
「透波瑠…身長伸びたな…俺より高くなってんじゃん……(相変わらず女子っぽい顔は変わってないけど…(小声)」
「おい?聞こえてるぞ?良太ぁ?」
透波瑠も、良太を睨む事にした。
すると、良太の背中で「ひぃ…」と、声がした…
透波瑠の〈にらみつける〉が良太だけじゃなくて、詣魅にも効果を及ぼしてしまったようだ。
深海達は、まだ良太にジト目を向けている。
と、その時…
「「「『スバル(さん)(君)大丈夫?(ですか?)(かい?)』」」」
アルマ、ララ、ガブリエルさん、クレアの間で火花がバチバチとしている。
「「「『スバル(スバルさん!)(兄さん!)(主!)大丈夫?(ですか?)』」」」
アマツ、ルナ、レイカ、ゴクサイが、聞いてくる。
兄さん…兄さんって何さ!?
そう呼んでいいのは、妹の星河だけなんだよ!?
お兄ちゃんも、だけどさぁ!
なんで、皆…僕に大丈夫?って聞いてくるの?
と、もう突っ込むしかない透波瑠…
大丈夫?ってのは、多分周りが炭になってるからだよ…
その時…透波瑠の耳に助けを求める声が聞こえた…
それは、四百メル程も先の場所からしていた。
透波瑠は、皆を説得すると一人でそこまで走っていった。
そして、だだっ広い草原で十五、六歳位の男性が倒れているのを見つけ…
回復魔法『オールヒール』をかけた。
すると、その男性は起き上がり…
「助けていただきありがとうございます!でも、助けていただいた上に申し訳ないんですけども、僕を[四の街 フローレ]に連れて行ってもらえますか?」
それに、対して透波瑠は…
三人称を次やるのは、もっと文章力が上がってからにしますね…
あ、そうだ。
次からの設定集にはクラスメイトの情報もあります!
ではっ!
この作品をここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
是非、面白いと思った方や、続きが読みたいと思った方は、ブックマークや評価をお願いします!(´ω`)
ついでに、感想も欲しいです!
この作品を沢山の人に『面白い!』だとか、『楽しい!』と、思ってもらえるような作品にしたいので
読者様方…どうか…どうかダメだと思ったところなどを指摘してくださると嬉しいです!
あと書き忘れや誤字なども指摘してくださるとありがたいです!




