100話記念!!!スペシャルストーリー! 残された者達の…
やぁーっと!やぁーっと!終わりましたぁ!
長かったぁー!
これでようやく、皆様に100話記念ストーリーが公開できますよ!
100話目です!
そして、1話目と、2話目はそれを記念してではないのですが、改稿しました。
これからも応援お願いします!
まぁ、この100話目が投稿できなかった間に読者様は減ってると思いますけど…
それでも、よろしくお願いします!
2050年10月22日土曜日
アリス視点
フランスのとある研究施設にて…
スバル…何で…何でいなくなったの?
今、生きているの?
どこにいるの?
そんな意味のない質問を虚空に聞きながら、私はさらに思考を進める。
ツツジから、詳細は聞いたよ?(スバルの幼馴染みと仲良くなってる…あ!あと、ツツジ達は16歳でアリスは19歳だよ!(う、うるさいわね!))
もうさ…あの、行方不明事件から一ヶ月と12日経ったよ…
スバルのいない日常は、あんまり面白くないよ…
いや、私がスバルに会う前…いや、天才になる前までの生活に戻っただけかもしれないね。
でもね、わたし、君と会いたいんだ…
女の子のように、澄んでいるけど少し…低いその声を私はまた聞きたいんだ…
でも、求めても求めても会えないってことは知ってる。
スバル…その、女の子みたいな肌に抱きついて癒されたいな…
私なんか見たいな、ダメな女の子じゃなくて男の子なのに、本物の女の子みたいな君に触れたいな…
あ、まだ、触れたことはないけど…
運命って、何なのかな?
私は、あなたと仲良くしていたかっただけなのに…どうして…どうして、こんな間に合わなきゃいけないんだろう…
そんな思考に、溺れそうになっていると私の助手のキルトが
『アリス!〔技天の才〕カミルダさんと〔操天の才〕ギリアスさんと〔作天の才〕ミューリアさんより吉報だそうです!(フランス語)』
『ほへぇ…あとで聴くよぉ…』
私は、無気力に返事をする。
しかし、その十秒後に私のこの意見は覆されることとなった。
『じゃ、じゃあ、内容を言いますね?えーと、日本の私立紫陽花学園にてスバルの『…ッ!?よーし!日本行きましょ!』え?まだ途中…』
『で?集合場所は?』
『(スバル君の情報だけでそこまで変わりますか…やっぱ、恋する乙女はすごいですねぇ…しかも、もうカミルダさん達と会うことが確定してる…まぁ、正しいんだけどね!)え?ああう?き、聞いてませんでした』
『え?何で集合場所を聞いてないの?』
『あ、いや、アリスの言葉を聞いてなかった…』
『へぇー、いい度胸じゃない…一メートルもないのに聞き取れない耳はどれかしら?キルト?それとも、耳は聞いていたけど頭で聞き流したのかしら?さぁ、真実を言いなさい?今なら、こめかみをグリグリするだけで許してあげるからね?』
一時的な助手視点
あ、これは、大変だ…
なんか、アリスから黒いモヤみたいなの見えるし…
ゆ、許してくれたりしないかなぁ?
『ヒィ!?な、なんかオーラみたいなのが…ちょっ、ちょっとまって!わ、私はちょっと思考に入り浸っていただけで…『へぇ?人との会話中に思考に入り浸るなんて…そーんな失礼なことはないわねぇ…』あ、じ、地雷だった。あ、あのーぉ、アリス?ごめんね?』
『しょうがないわね。許すわ!』
『アリスありが『こめかみグリグリはするけどね!』ヒッ!?そ、そんにゃー…』
『はい止まってぇ?』
『ひゃい!』
痛かった……痛かったよぉ…アリス、容赦がないよぉ…
元のアリス視点
『ふぅぅぅぅ…』
キルトのこめかみをグリグリした後、息を整える。
だって、さっき走ってキルトを捕まえたからね!
うん、疲れた!
『で?集合場所は?』
『私だって走ったんですよ!?息を整えるぐらいいいじゃないですか!』
『いいから、早くして?』
『ヒィ!?理不尽だぁぁ……あっ、ちょっ!アリス待って!ちょっ、ちょっと待ってってば!』
そんなことはいいから早く言いなさいよ…
『あのー、アリスさん?できれば、む、無言で圧をかけてくるのをやめて欲しいのですが…』
ねぇ?キ・ル・ト?早くしてね?
『ヒィ!?か、考えてることがわかってしまったぁ…ご、ごほん!えーっお、ですね。日本の私立紫陽花学園ですね…』
『やっと、言えたわね…偉い偉い!』
私はそう言いながらキルトの頭を撫でてあげる。
『あ、あのー、嬉しいんですが、恥ずかしいんですけど…///』
『何?私の撫でかたが気に入らないっての?』
『ち、ちちちちち、違いますよ!ちょっと、恥ずかしいなぁーって、この歳になってされるのは…』
『あれ?キルトって何歳だっけ?』
『もー、忘れちゃったんですか?16歳ですよぉ…』
「そんな、馬鹿な!?」
『ネタのためだけに日本語を使うのはやめたほうがいいんじゃないですか?』
「そんな!バナナ…」
『あれ?さっき、私注意をしたような…』
『え?きっと気のせいじゃない?』
あれ?何で笑ってくれなかったんだろ?
『あ、あぁ、そうですね!きっと、気のせいですよね!…ってぇ、そう簡単に騙されるかぁ!』
『うーん、取り敢えず日本行きましょ?』
『あー、そのスケジュールは、私が立てると『違うわ!今すぐよ!』えーっと、今すぐですねじゃあすぐにその条件でスケジュール立てますね!』
『違うわよ!今すぐ、これに乗っていくの!』
私の後ろには、空が快晴であるならばさらに完全に溶け込めるようなスカイブルーの色をした大きなものがあった。
『へー…って、これは……どういうことですかー!』
『まぁまぁ、そんなことよりツツジとトウカとヒカゲに会いにいきましょ?』
『えっ?そっちが、本当の目的?えっ?えっ?』
『そーんな、ことより!レッツゴー!』
…日本に着いた!
「とーちゃーく!」
「な、なんで、日本語なんですか?」
「え?なんだって?ここが日本であるから?」
「なんで自分の事なのに疑問系なの?」
人生生きていればそういうこともあるんだよ?
わかるよね?
「人間って、そういうものよ?」
「そうですね!…じゃないよ!絶対違うよ!」
「いや、それでいいのよ」
「なんで自己理解したんですか!?しかも、理由は絶対気分でしょ!」
「それよりあれは、凄かったでしょお〜♪」
「うん、まぁ、そうですねぇ…」
「反応が薄い!失格!」
「何にです!?」
そういうこともあるんだよ!(2回目)
わかる?わかるよね?キルトちゃん?
わかるんだよね?ね?ね?(キャラがヤンデレっぽい)
「キルト?人間にはね?言わなくてもいいこともあるのよ?」
「おおっと、これは闇…んんん!そうですね!」
「じゃあ、私立紫陽花学園まで歩きますか!」
「え?それよりここはどこですか?すんごい木が生い茂っているんですが…」
「あの学校の裏山だよ!」
「え?裏山広くない?あと、こんな広さどうやって作ってるんですかね?」
同意!同意同意!激しくどーい!
「まぁ、方向は、わかるからそっちにひたすら歩こうか!」
「そうですね!」
なんか薄暗くて怖いんだけど…
えっ?本当にここは、あの学校の裏山ですか?
えっ?えっ?
ここ、一種の心霊スポットって、奴ではないですかね?
ってか、そうだよ。絶対そうだよ!おかしいもん!
鍵の隙間から木漏れ日が…
解かないんだけど!?完全に人の手の入ってない原生林じゃない?これ…
何で、木漏れ日とか一切ないの?
現役の19歳女子のわたしには…流石に厳しいわぁ…
あっ!木漏れ日見つけた!
怖いからあそこまで走ろう!
そう思って私は、走り出す。
それと同時に走り出す音が聞こえた。
横を振り向くと、キルトが一緒に走っている。
さらに、キルトもこちらを見て…
お互いに視線を合わせる
きっと、他の人が見ていたらそこには火花が走っているように見えただろう。
そして、視線を逸らし本気で木漏れ日まで走った。
「「よしっ!着いた!」」
その声は……同時だった。
その木漏れ日の大きさは、直径一メートルほどの円形…
その中で、言葉を交わさずに視線で争う。
すると、キルトが木漏れ日から出……ない…
そんなことをしていると、神様が早く進めと怒っているのか、木漏れ日が小さくなりだした。
それに、私たちは目を合わせて…うなづいた。
ちなみに意味は、『よ〜し!一緒に行こう!』である。
もう、直径50センチほどになってしまった木漏れ日から、同時に足を踏み出す。
そして……
「「あ、えーっと、その…」」
どちらも、喋れなかった。
◇二分後…
「え?ここって本当にスバルの学校の裏山?」
「いや、アリスさぁーん…忘れてしまったら困りますよぉ…」
「え?…えーっと何が?(汗)」
「……………(キルトは無言で笑みを浮かべている…)」
「……(アリスはだんだんと汗を掻き出した!)」
「……………(キルトはまだ無言で笑みを浮かべている…」」
「……(もうアリスの顔は汗がダラダラと垂れている…)」
「……………(キルトはまだまだ無言で笑みを浮かべている…)」
「…(アリスは冷や汗(大量)を掻いている上に小刻みに震えだした!)」
「……………(キルトはずーっと…無言で笑みを浮かべている…)」
「…(アリスは寒気を感じた!)」
「……………(キルトの無言の笑みの効果が強くなった!)」
「こ、この裏山ど、どどど、どれくらいのサイズな、ななな、なのかなぁ!?(アリスは……キルトの圧に敗れた!)」
「…で?ここを到着地点としたのは誰でしょうか?」
「んん!そ、そんなことより、早く歩こ?」
「……聞こえませんでしたか?この裏山とやらを到着地点としたのは、誰でしたっけ?」
「…ひゃっ!ひゃい!わ、わわ、私ですぅ…」
「じゃあ…歩きましょうか?」
「は、はい…」
……んん?あれれぇ?おっかしいなぁ?
私の方がキルトちゃんより偉いんじゃなかったけぇ?
どうして私が命令されてるんだろー?
おっかしいなぁ?おっかしいなぁ?
「……別におかしくはないですよ?」
「あれ?声に出してた?ねぇ?キルちゃん?聞こえてたんだよね?ってゆうか、あなたは助手と助手られる方の関係って知ってるよね?」
「ぷふっ…!助手られる方って…ふふふ…ってか、助手って同士だったんだ…ふふっ…助手るって使い方するの?ふふ…ふふふ…」
「あ、キルトにそういうネタはダメだった…ツボにハマっちゃうとすごく笑うからなぁ…あと、ツボが浅いよね…」
ってか、これってどれくらいで元に戻るんだっけ?
…………あっ、そうだった!
三十分だ!
ってぇ!そんなに待てるかぁぁぁ!
どうしよう本当にどうしよう…
困った。困りました。
◇3分後…
「で、何の話ししてましたっけ?」
こいつ…いつもは三十分かかるところを三分で終わらせやがった…
やるな…
って、ちがぁーう!そうじゃなぁーい!
「まぁー、キルト?主従関係って知ってる?」
「アリスの話聞いてたから知ってる!」
キルトが満面の笑みと言えるほどの笑顔で言った。
……むかつくなぁ…その笑顔が…
さっき『で、何の話してましたっけ?』って、言ったやつの言葉と表情じゃないのがなぁ…
うーん…一回殴っても許されるかな?
「いや、アリス!殴るのはダメだって!パワハラだよ!」
「声に出してたし!しかも、パワハラって、権力や立場を悪用してする嫌がらせだよ?キルトちゃん知ってる?」
「どうでしょうか?」
「いや、そこは知ってるって言っときなさいよ」
「いや、面倒なので良いです…」
「まぁ、あなたの返答に私は納得していませんが!が!話を進めますね」
「そうしてください…」
くぅ〜…このやろぉ〜!
『が!』を強調して罪悪感を感じさせようと思ったのに完全にスルーしやがったよぉ〜…
…違うのよ…これも違うのよ…
私は話を進めたいだけなのよ…
キルちゃん…お願いだから話を聞いてほしいの…
あと、この森怖いから…ね!
ちょっとで良いのよ?ちょっとで…
「わかりましたよ!そこまで言われちゃ聞くしかないですね!」
「え?私、声に出してた?」
「いや?」
「へ?もしかして、心が読める系の人にございますか?あなたは?」
「そんなこと…あるかも!」
「あるのね!そうなのね!で、話を進めようね!」
「いやぁ、私にそんな才能があったとはぁ…驚きですね!」
「あの〜?キルちゃん?キルちゃん?ちょっ!きこえてる?」
「声を重ねないでくださいよ…」
「それより、さっきなんの話をしてたか覚えてる?」
「いいや?まった「だと思ったよ!」うわぁ!?なんですか!私は、いいや?全く忘れていませんよ?って、言おうと思っていたのに!」
「なん…だと…そんなまさか……あの不真面目なキラちゃんが覚えている?ハッ!?もしかして、大地震が起こるのでは!?」
「アリス…私って、そこまで言われなきゃいけないほど酷いの?私…真面目だよね?」
「それは、ちょっと言葉の綾と申しますか…なんて言いますか…まぁ、そういうものです!」
「アリス?難しい日本語を使えば誤魔化せるとか思ってないよね?」
「そんなこたぁござぁせんよ!(汗)」
「それで、人を騙せるとでも?」
「えっ?人間ってそういうものでは?」
「それより、アリス…話を進めたいんじゃなかったの?」
「あっ…」
アリスは、なんでこんなにも話が脱線するのかという理由をとてもとても考えたくなった。
が!話を進めるためにその思考を“グッ”と押さえ込んだ!
「じゃあ、やっと言えるけど…透波瑠達の学校につかないのはなんで?」
「迷ったのでは?」
「もうずるしていいよね?」
「多分さっきのやつのことでしょうが、いいんじゃないですか?だって、あれあなたのですよね?」
「………そうだったわね!」
「あれ?なんか、アリスのポンコツ感がすごい…」
「だぁーれが!ポンコツだぁ!」
「(ア・リ・ス)」
「声に出さずに口パクでやればいいとでも思ったの?」
「ちくせう…」
その後、こめかみグリグリの刑が執行された。
◇刑の執行より、三十秒後…
「おー!きたわね!」
「いや、どこですか?見えないんですが…」
「あ、光学迷彩したままだった」
「ほへー…って、なんでアリスは見えてるの?」
「ふふーん!透波瑠にARモニターを改造してもらったからね!」
「なんか、発音が日本人っぽくなってますよ?」
「練習の成果ね!」
「それより早くスバルの学校の校庭行きましょうよ!」
「なんで、あなたもスバルって呼んでんのよ…」
「いや、いいかなって…」
「それは透波瑠に聞いて頂戴…」
「いや、今行方不明になってるから!」
「とりあえず『空駆』ちゃんに乗りましょ!」
「そういえばこれの名前って、日本語なんですね」
「それは………」
それを聞くとあの時の記憶が頭の中で精密に思い出された。
それは…日本にて…
沖縄から帰った後のこと…
その時にスバルと相談して、一応何か作っておこうと決めた後に作ったものがこの『空駆』だ。
私は、薬天の才だから、改造はあまり得意ではないけれど…
普通な人よりは、できる。(というか、普通の人よりできなければ天才にはなれない)
でも、万天の才のスバルはなんでもできる。
心の底からすごいと思う。
だって、私は薬学くらいしか出来ないから…
さらにこの頃は、特技というものが二百分の一の確率で持っている。
スバルもスバルの幼馴染み達はみんな持っていた。
私は、調べていない。
だって、なかったら悲しいじゃん…
でも、あっても差別されそうかなぁ?
なんて思ったりして、大変なんだ。
そんなことを心の中で考えていたら、声に出ていたらしくスバルが『空駆』を作成しながら私に助言をくれた。
『そんなことになると思うなら、言わなければいいんじゃない?』
と、
流石にそれは、盲点だった。
だって、言わなきゃいけないのかと思ってたから!…
言わなくてもいいなんて、思いつくはずもないもん!
そして、どうやって調べるのかも知らなかった、私がいた。
それで色々言って…スバルに教えてもらうことにした。
その後、スバルに無事教えてもらい自分のARモニターで調べると、
《神薬》
と、出てきた。
え?し…ん…や…く…かな?
意味…なんだっけ?
即座にARモニターを使って調べると、
不思議な効き目のある薬
となっていた。
どういうことだろう?
一応スバルに聞いてみようかな?
そして、聞いたところ
『多分、薬を作る時にどうやったら効能が高くなるかとかがわかるんじゃない?新薬を作る時もなんか効果があるとかじゃないかな?』
確かに!
流石っ!困った時のスバルだね!
その後、どんどんと『それ』を二人で作り上げていった。
作り始めから2日後に、『それ』は完成した。
そして、最後の部品を『それ』につけて、『それ』は完成した。
その時のスバルの言葉は…
『アリス!出来たよ!』
『えーっと、これってどんな機能があるの?』
『よくぞ聞いてくれた!まず、始めにこれは光学迷彩ができる!』
『えーっと、もしかして私のARモニターをスバルが改造した理由はそれ?』
『まぁ、そういうことだね…』
『へぇー、私にはよくわからないなぁ…』
『じゃあ、次行くよ?次はねぇ、あれだな!エコボディ!この車体は……いや、違うな…船体は…だな!……まぁ、とりあえず、これには特殊構造によって、これの周りの空気をどこからも吸い込めます!吸い込んだ空気は、空気炉に思いっきり入る。で、空気炉で『電気浮遊性活動力』を作り出すんだ』
『えーっと、それは……どういう…』
『……あ…ごめん。熱く語っちゃった。多分、理解しても無駄だと思うし、変な感じにシステムと構造が混ざっちゃうかも知れないから、どういう構造なのかじゃなくて、どういうシステムがあるかを説明していくね?』
『あ、ありがとスバル…』
『どういたしまして…だけど、もとはと言えば、僕が悪いからね?まぁ、説明をしていくね。つぎは、振動分解、これはその名の通り振動を壊すよ!』
『じゃあ、揺れないってこと?』
『そゆこと。で、次は自動移動これもその名の通りで自動で動くね。でも、注意点があって、目的地を指定しなきゃ稼働してくれないよ!』
『これまたすごいものを…』
『まぁ…ね!また、次は、手動操作…これはね、…うーん、まず運転席いこっか…』
『そうなの?』
………
『で、アリスこの運転席見て分かることは?』
『沢山のARタッチ(ARのキーボードのこと)があるね』
『そうだね!で、アリスのARモニターをこの空駆と連動させてみて』
『えーっと、いつものでいいの?』
『あー、多分大丈夫だね』
『……………………………あ、接続した』
『じゃあ、それの画面をタップして?そしたら…『うわぁ!?AR機能を利用して周り一帯が見えるようになってるのね!』……まぁ、そういうことだね』
『すごーい!』
『他にもあって…………』
……と、こんなことがあったんだよね…
透波瑠は、流石だね!
幾つかの機能を正確に思い出せたし。
「………!……す!…りす!アリスッ!寝てるの?」
「ほえっ!?にゃ、にゃに!?」
「どうしたの?さっきから急に無言になって、この椅子に座ってからもボーッとしてたけど…」
「あー、ちょっとこの『空駆』が作られた時のことを考えてた…」
「へぇー…私の話を聞けないって言うの?」
「ちょっ!キルト!怖い怖い…怖いっ「じゃあ、聞けるよね?」ちょっまっ!待って!」
キルトは、女優になりたいのかな?
演技うますぎじゃない?
というか、何の演技だろ…
「ほら、また聞いてない…」
「ひぃ!?ユルシテクダサイユルシテクダサイ…」
「いや、もうそれはホラーだよ?アリス…」
「あなたが怖がらせるからで「そんなことはした覚えがないですね…」ひぅ…」
キルトの威圧感がすごい…
このこって、私の助手じゃなかったっけ?
あれ?おかしいなぁ?
なんか、上下関係が逆転してるような…
まぁ、気のせいか!
「ア・リ・ス!まぁーた、聞いてないよね?」
「へぁい!ね、ねぇ?キルト?なんか私たち上下関係が…「なぁんも、してませんよ?」ふぁ、ふぁい…」
「で?アリス、この空駆は何処に向かっているの?」
「透波瑠の学校!」
「遠くない?」
「遠い」
「裏山ってなんだっけ?」
「家の裏手の山」
「それは、意味だね?完全に意味だね?」
「肯定」
「ついにアリスと言葉が通じなくなった!?」
「肯定」
「……いや、肯定していいの?それ…」
「肯定」
「もう…言葉を話す気なくない?」
「肯定」
「やっぱり!?やっぱりですか!?知ってたけど…」
「否定」
「うんうん、そうだね肯定だね…って、否定かぁい!ってか、何が!?」
「肯定」
「ああ…うん……わかったよ?もうわかったからいいよ…」
「否定」
「だから、なにが!?」
「飽きた」
「へぇ…何にこうて…って、飽きた!?急に心情伝えてくるね!?」
「肯定」
「なんか、絶対やったよね?いま、なんか肯定って、言わなかったよね!?」
「同意」
「自分のこと言われてんのに『同意』!?」
「肯定」
「副音声漏れ出てるよぉ〜!」
「はい!じゃあもうすぐ着くね!」
「えっ?なんで急に?」
「主従関係ってことよ☆」
「なぜウインク!?訳がわからなさすぎる!しかも、主従関係がなぜ今!?」
「私立紫陽花学園に到着いたします…ご注意ください」
「何に、ご注意…をっ!?」
「この衝撃…」
キルトは、腰が抜けてしまったようだ。
「さっ…」
「さ?」
「先に言えぇーーー!!」
「ですよねぇー!」
と、まぁ色々あったが…
学校の上空に到着し…
地面へと降りた。
(電磁エレベーター機能を使って…)
••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••
私立紫陽花学園のグラウンドに着くと、もう〔技天の才〕カミルダさんと〔操天の才〕ギリアスさんと〔作天の才〕ミューリアさん達がいた。
私たちの来る場所を予知したのかな?
それは、ずるくない?
あ、でも、彼らを探すとかいう面倒臭いことしないで済んだから良かったや…
うん…よかった…と思おう…
「皆さぁーん!お待たせしました!」
「……日本語なのはいいとして…私たちさ、こんなに早く来いとか言ったっけ?」
「いや?早くとかは、一言も言ってないけど…」
「まぁ、そういうこともあるさ!」
「カミルダは、楽天的すぎでしょ…」
「……早すぎました?」
「あー、まぁ、そうではあるね」
「いや、絶対そうでしょ…」
「ミューリア…お前…酷いやつだな…」
「でしょお?って、酷い!?なんでよ!?何処が!?」
「あー、あそこのうるさいのは放っておいて…話を進めようか」
ミューリアさんは、色々なことをぶつぶつと言っている。
私は、それを頑張ってスルーした。
「あー、はい…」
「とりあえず、空のあれはアリスのだよね?」
「ですね!」
「でも、なんか透波瑠の技術に見えるような…」
「気のせいだろ?カミルダ?」
「あー、そうですね、あれは、透波瑠と一緒に作りましたね」
「やはりか」
「なんだって!?」
二者は、全く違う反応をする。
うん、やっぱりカミルダはわかるか…
流石は、〔技天の才〕!
あと、私はミューリアさんもわかってると思うね!
だって、〔作天の才〕だからね!
「で、その透波瑠と共同作業で作ったやつで…来たと…」
「ひぃ!?ミューリアさん!?いつの間にっ!?」
「へっへっへー、私だからさぁ…舐めないでもらいたいねぇ…」
「おい、ミューリア…お前…「うるさぁーい!」歳だろ?って、うるさいな!」
「ギリアス…やめとけ、ミューリアは、多分透波瑠がいなくなったのが寂しいんだ…」
「あぁ…そうか…そういうことか…」
「違うわよっ!それより、なんで、そんなことになってんのよ!」
「「え?違うか?」」
「違うわぁぁぁ!」
「「「「えっ?」」」」
「えっ?ってことは、アリスちゃんも、キルトちゃんもそう思ってたの?」
アリスと、キルトは、空を見上げ…そろそろお昼だなぁ…と、考えた。
「ああぁ!?アリスちゃんと、キルトちゃんが透波瑠の技盗んでる!」
「いや、ミューリア…あれに著作権とかないからな?」
「んな馬鹿な!?」
「いや、これほんと…」
「よし、じゃあ、透波瑠の情報を教えようか!」
「うわぁ…餌で釣ってる…」
「カミルダ…うるさい」
「アリスちゃーん?キルトちゃーん?この情報いらないのかな?」
二人の耳は、ピクピクと動いた。
「じゃあ、アリスちゃんたちは、置いといて他の人に公開しちゃうねぇ!」
すると二人は…
「くぅぅ…ちょっと、こっちの方向は、風が吹いてて砂が目に入ってくるから、後ろ向こうかなぁ…」
「アリス…風なんて吹いてないわよ」
「くぅぅ…そんなことは!そんなことは!」
「「あるね…」」
「だってさ?」
「くぅぅ…じゃあ、太陽で目が痛いから方向変えよ!」
「ねぇ?アリスちゃん?そっちは西だよ?今太陽はね、南南東にあるよ?しかも、じゃあって…」
「くぅぅ…」
「(ここは、私が!)」
「(任せたわ!キルト!)」
「なんか、はなしてるわね…二人とも可愛いなぁ…」
「なんか、ミューリア怖くね?」
「それ…」
「カミルダが、言葉を簡略化した…だと!?」
「おい、俺が言葉を簡略化するのがそんなにおかしいか?」
「や、べつに…そ「あー、ちょっと今日は、目の調子が悪くて方向がよくわからないやぁ〜」…うおん…」
目の調子が悪いと言った、キルトは目を瞑ると半回転をした。
「うわぁー、大変だなぁーそれはー」
「あれ、棒読みだぞ?」
「せやな」
「…………」
「あー、目がよく見えなくてからだをどこにうごかせばいいのかわからなーい…」
「うわぁー、なんて白々しい嘘なんだー」
「ミューリア…性格悪りぃー」
十数分後…
色々あって、アリスとキルトと天才三人は、その映像を見ようとしていた。
だが…謎の妨害者によって止められていた。
「すいません…少し待っていただいてもよろしいでしょうか?」
「あー、えーと、どう言うことですか?」
「まて、ギリアス…俺らを止める理由は、普通の人には無いはずだ。しかも、この場所にいる時点で何か天才達の関係者であることがわかる」
「だな!」
「ギリアス…あなた絶対わかってなかったでしょ…」
「ウルセェ!」
「と、とりあえず皆さん話をきき…あ、どうもです…平山さん!」
「「「え?ひらやまさん?」」」
「あ、アリスちゃんもいたんですね」
「そうですよぉ〜!それより、平山さん!どうしたんですか?」
「仲良いな…なぁ?カミルダ?彼女、知ってるか?」
「いや?」
「ミューリアは?」
「知らない…」
「キルトちゃんは?」
「知ってます!」
「そうかそうか、知らないのか…って、知ってるぅぅー!?」
「あの人は、スバルとアリスが会うための準備を手伝ってくれた人です」
「あー、そーゆーことね」
「あー、じゃあ、皆さん一旦平山さんの話を聞きましょう」
「それも一理ある」
「偉そう!?」
「じゃあ、聞くか…」
「だな」
「えー…」
取り敢えず話がまとまった….………っぽいので、平山さんの話を聞くことに…
「えー、まとまりましたね。では、はなしていきたいと思います。まず、今回の映像においては今日中に透波瑠さんの映像を彼の知り合いに公開することになっています」
「「「「へー」」」」
「返事が…まぁいいでしょう…その公開時間がもうそろそろなんですよ、できれば写すのはその時にしてもらってもよろしいですか?」
「え?平山さん?でも、見にくる人が来るのはいつなの?」
「それは、今です」
平山さんの後ろに、何人かの人影が見える。
それらは、みんなこっちは近づいてきていた。
その数は、なんと百を余裕で超えていた。
ARモニターによると、213人らしい。
やっぱ、透波瑠って、知り合い多いよね?
しかも、平山さんによると、この213人と言う人数は、少なめらしい。
あと、百人位来ていないらしい。
さらに、ここにいるのは、透波瑠と言って以上の関わりのある人らしい。
本当に知り合いを全員呼べば千人を余裕で超えるらしい。
透波瑠は、すごいね。
••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••
光陰視点
「ここが透波瑠の学校…ねぇ…綺麗なとこだね」
私は、独り言を呟きながら校庭を歩く。
私の他にも何人かの人はいる。
そして、前方を見ると何人もの人が集まっていた。
百人超えてそうだなぁ…
あそこのいる人は、私と同じように呼ばれたのかな?
「あっ!光陰!」
私は、不意に後ろから声をかけられた。
この声は…桃花かな?
「その声はら桃花でしょ!」
そう私は、確信を持って振り向きながら聞いた。
「せいかーい!」
前から、気の抜けたような声が返ってくる。
と共に、私が目を開けるとそこには満面の笑みの桃花がいた。
その後ろには、少々恥ずかしそうな躑躅ちゃんもいた。
可愛いね…そりゃあ、透波瑠も女性の対応が上手くなるわけだよ…
や、でも、透波瑠の幼馴染みは、会ったことあるけどね…
今回の躑躅ちゃんを見てそう思ったのは…
まぁ、そう言うことね…
あ〜、でも、透波瑠は、幼馴染みは他にもいるとか言ってたなぁ〜…
でも、透波瑠はかっこいいし、可愛いから、女の子とかが多そう…(偏見)
そういえば、透波瑠の姉の綺羅は…かわいいし、かっこいいよねぇ…
私なんかより、モデルに向いてるんじゃない?って思うよ…
いつもは、全くと言っていいほど自分から話をしないのに透波瑠の事となると急に雄弁になるんだもんねぇ…
ブラコンだねぇ…
でも、私と綺羅が知り合いって知ってるのは、私のファンで、透波瑠の妹の星河ちゃんかな?
そして、今綺羅は、何処かの天才のところに留学してるらしいし…
アリスちゃんのところでないのは確かだね!
あー、ちなみに星河ちゃんもブラコンだね…
で、深海ちゃんを敵視してるね。
でも、透波瑠は、わかってないっぽいね。
まぁ、透波瑠だもんねぇ…
あと、良太くんには兄がいて、その人も私は知り合いだよ。
吹雪ちゃんの妹もね!
梨嶺ちゃんの弟もね!
深海ちゃんの姉もね!
菫ちゃんの姉もね!
玲奈ちゃんの妹もね!兄もね!
って、位知り合いだよ!
あ、でも、桃花の姉は知らないなぁ…
まぁ、いいや。
「……え!……え!ひ……!ひか…!光陰!」
私は、ハッとすると返事をした。
「は、ははい!なに、桃花!?」
「驚きすぎ…まぁ、さっきみたいに考え込んで戻ってこないって言うのは見慣れてるから大丈夫だよ」
「え?それは………誰?」
「透波瑠に決まってるじゃん!だって、透波瑠って、考え込んじゃうとご飯も食べなかったりするんだって…」
「へっ…へぇぇ…」
そんな情報が、ここで聴けるとは!
今日は、なんでいい日なのだろう!(大袈裟すぎ)
「それよりさ、光陰にあってもらいたい人がいるんだよ!もう、躑躅が会いにあってるから、さぁ!行こ!」
「あ、え?うん」
取り敢えず、『うん』と、言うしかなかった。
だって、桃花からの圧が…ね?
••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••
取り敢えず、その会ってもらいたい人とやらいるらしき場所まで来た。
躑躅ちゃんの姿は、見えな…ちょーっと、待ってね?
「(ねぇ!とうか!とうか!ちょっと、なんか…わたしなんかがみちゃいけないひとがいるんだけど!ねぇ!あれってぜったい…黒猫 怜ちゃんだよね!?ねぇ!返事してよ!ねぇ!)」
「ふふっ!光陰が緊張してる…動画とっとこ!」
「(ねぇ!ちょっ……と!とるのはやめなさいよ!とるのは!)」
「じゃあ、他のことならいいんだね?」
「(えぇ…でも、できればこごえでしゃべってほしいな…)」
「合点承知!じゃあ、れーーいーー!」
「桃花?あっ!今いくねぇー!」
「(ねぇ!なにを承知したの!?ねぇ!話を聞いてたの!?ねぇ!ふざけてない!?なに!?合点承知って!合点も承知もしてないじゃない!)」
「うるさいよ!このツンデレが!」
「私のどこがツンデレよ!」
「じゃあ、デレデレ?」
「そんなものは、ない!………………………はず…」
「あれ?ツンデレちゃん、ツンデレちゃん、小声じゃなくなっちゃってるよ?どうしたのかな?ねぇ?ねぇ?おしえてよぉ?」
「あんたのせいでしょ!(泣)うぅぅ…」
「………ゾンビみたい…」
「うるしゃい!」
「桃花?来たよ?あと、さっき案内してくれた貴方の友達の躑躅ちゃんはどこに行ったの?」
「躑躅は………そろそろ…………くるね!」
「にゃんの確信にゃのよぉ…(泣)うぅぅ…」
「「かわいい」じゅるり………」
「ひっ!?透波瑠ぅー…助けてぇ……」
「スバル…………んん?この姿…この声…もしや!綺羅 光陰さん!?」
「しゃん!?一歳さでさん!?」
「…………あれれ?この状況私の望んだ状況じゃないぞ?…それより、なんでこんなにカオスに…」
桃花のいうカオスとは、
光陰が涙目になりながら、怜に会えたことを喜び、怜は自分の推しのモデルに会えたことによって喜びながらも、カメラを忘れた自分を叱責した
という…目の前で巻き起こっている状況のことである。
躑躅が、ここにくるまで残り…五分…
そこに新たなカオス…登場
「あ!光陰先輩!先輩もここに来てたんですか?」
「…そ、その声は、黒崎 極夜ちゃん!と、その取り巻きちゃんたち…」
「………酷くないですか?私たちの扱いが…」
「そういうこともあるって!だよね?リリナ?」
「んー、まぁ、そうかなぁ…ってか、私としてはアルカが行方不明になっちゃったから大変なんだよねぇ…」
「あー、『Ruby shine』の事?」
「そういう事ね…」
「あと、雪君も行方不明になっちゃったんだよね…あっちは、大変だねぇ…」
「………あー、あと、菊花 翠ちゃんと、御鯨 海斗君もいなくなっちゃったからねぇ…」
「なんで、本名の方で言うの?」
「ちょっと、脳細胞が頑張りすぎちゃったんですかね!(汗)」
「………カオスは、止まったけど…これじゃない感が半端ない!」
「桃花!静かにして!」
「そーだよ!」
「怜…貴方も静かにしましょうね?」
「………」
怜の首は、錆び付いた金属製のもののような動きで、声のかかってきた方向を向いた。
そこには、怜と同じプロゲーマーチームメンバーで怒ると怖い人がいた。
◇かくかくしかじかあって…
「えー…酷いぃ…僕は、スバスバと会いたいだけなのにぃ…」
「あれ?怜ちゃんは、年下の子が好みだっけ?」
「………………………………チガウヨ?」
「なんか、すっご〜い間が開いたよね?どう言うことかな?しかも、疑問形で…」
「………………ソンナコトナイヨ、ボクハジュンスイニスバルクンニアイタイダケダヨ…ネ?」
「最後のね?ってなにさ!なんで、こっちが聞いてるのに質問に質問で返すの!?それから!眼を合わせなさぁい!なんで、さっきからずっと目が合わないの!」
「「よ、夜桜 天音さんに、黒猫 怜さん!?なんでいるの!?」」
「「え?だれ?」」
「え?美里と未来は、この二人が誰かわからないの!?」
「「えぇ?う、うん」」
「「はぁ〜…なんで光陰さん(先輩)は知ってて、この二人を知らないのかなぁ…」」
「「大変申し訳なくおもいとうございます…」」
「「……………………」」
「そっ!それよりもさぁ!と、ととと、桃花?躑躅ちゃんはまだなの?」
「あとちょっと…のはずなんだけど……あ!いた!」
「ちょっ、ちょちょちょちょっと待った!なーんで、躑躅ちゃんは、私が何処かでほーんとにどこかで見たことのある人を連れているのかな?ねぇ?」
「え?すごいね!光陰!よくこの距離で分かったね!」
「そうなのよ!私は目がいい…って、そこはどうでもいいの!私の目がどっちも2.5ぐらいあってそれは自慢したくないように見せかけて、したいんだけども!ども!そんなことよりも、なんで、躑躅ちゃんと一緒に『闇紛レ』の水城 泳人くんと郡山 白矢くんがここに来ようとしてるの!?…………ふぅ…ふぅ…はぁ…はぁ……これでここに『闇紛レ』の全員が集合しちゃっうよ!」
光陰は、肩で息をしてしまうぐらいまで自分の意見を言った。
すごく疲れた。
でもでも…なんでここに『闇紛レ』のメンバーがいるんだろう?
行方不明の人たちに何か関係があったのか…
あ〜わかったぞぉ!
…どーせ、あのゲーム大好きなやつだよ。
どーせ、あのすから始まるやつだよ…
「…………光陰…」
「え?何?桃花?」
「会えてよかったね?」
「………」
これは、もしや…桃花ちゃんは、私が透波瑠がいなくなったことで傷ついてるんじゃないかと思っちゃったのでは?
では?ではでは?
やーっぱ、桃花ちゃんは優しいなぁ!
「あっ!ちなみに、私は光陰が傷ついててもどうも思わないです!というか、むしろ喜ぶというか…」
心読まれた!?
しかも、この子には人の心ってものがなさそうだよ!?
「ヒトノココロ?ナニソレオイシイノ?」
「この、人でなしがっ!」
「「「「「同意!(です!)」」」」」
その言葉には、いつの間にかここまで来ていた『闇紛レ』の二人と躑躅ちゃんも混じっていた。
「なんでよ!?」
「えっ?何?この状況」
「未来…静かに待つのよ…」
美里と呼ばれていた子が、未来と呼ばれている子に静かに待つように言った。
うん、それで正しい。
「美里……貴方もね?」
あれ?これは…もしや
「リリナもね?」
「極夜もね?」
やっぱり、集団コントの流れだった…
その時、
「とーうかーー!」
「はっ!?こ、この声はだれだろうか!?」
「「「「「(※心の声 あっ…すんごい棒読み演技で逃げてった…)」」」」」
「「「「(※心の声 え?今度は誰が来るの!?(どんな大物が来るの!?)」」」」
なんか、心の声が聞こえた気がしたんだけど…
ま、気のせいだよね!
それよりも、私も気になるなぁ…
どんな人を連れてくるのか…
しかし…桃花は帰ってこなかった…
あれ?もしや、騙されてお亡くなりになられたのかな?
うん、まぁ、桃花のことだし?普通にありそうじゃない?
まぁ、うん…だって桃花だもんねぇ…
ちなみに、躑躅ちゃんは、桃花のことを探すのを諦めていた。
これが幼馴染みの関係…なんか、ドライ…
って、私も幼馴染みいるねぇ…
ってか、手慣れてない?
なんか、躑躅ちゃん、桃花を探す気が一ミリも感じられないんだけど…
極夜ちゃん達は、前のほうに行ってしまった。
そして、なんかよくわからないプリントが配られた。
ちょーっと意味がわからないので、じーっとそのプリントを見ていると…
文字が変化を始めた。
なんか、ウネウネしててちょっと気持ち悪い…
まぁ、それでも気になるから見ちゃうんだけどね!
んんん?すんごい変わって、何かの席が書いてあるプリントになった。
あれぇ…?こんな技術あったっけ?
ちなみに、私がこの場所に来た理由は、一週間くらい前に日本政府より届いた手紙?を見て、ここに来た。
という感じ…
その手紙?は、
『綺羅 光陰様
今回のこれは、貴方の知人が行方不明になったことに関しての情報公開となります。
出席ができるならばなるべく出席をお願いいたします。
さらに、この日の仕事は後に遅らせて頂いております。
なので、来ていただけることを期待しております。
そして、来るならばなるべく一人で来てください。
日本政府 平山 美羽』
って…内容だった。
って事で、来たんだけど…
これは絶対あれだよ!
透波瑠に、関係のある事だよ!
絶対そうだよ!
でも、仕事を後回しにするってことはそれほど重要な情報が公開されるんじゃないかな?
…………ってか、今何となく席の数を数えてみたら百を優に超えてるんだけど!?
ARモニターに頼って数えてもらったら、314人!
いや、314席!
円周率か!
まぁ、私は3.14しか覚えてないのだけど…
えーと?3.14の後って何だっけ?
すると、ARモニターが、
『3.14159265358979323846264338327950288…』
「………これ、同じ事を透波瑠にされたことがある気がする…あと、ARモニターは止まって!」
『…………………』
「セーフ…」
「光陰先輩…どうします?このプリントによると、先輩と私達の席がかなり離れちゃってますけど…」
「じゃあ、分かれてまた会おうか…後でね?」
「はい!じゃあ、先輩に連絡しますね!」
うん!素直でよろしい!
素直?あれは、素直なのかな?
そして、この学校のグラウンドに自動組み立て椅子がどんどんと並んでいき…
来ていた人達は、この最新技術がこの場に沢山あることに驚きながらも自分の席に座っていた。
うーん、この意味不明感…なんか、見覚えがある気がする…
そして、そこでとある情報が公開された。
それは、私達の心をとても揺れ動かした。
••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••
◇紅玉 未来視点
光陰さんに会えた!
やったぁ!
そうして、とても喜んでいたらなんか知らない人がいた、二人も…
そして、それをみた黒崎 極夜ちゃんと、天剣 リリナちゃんがとっても驚いていた。
有名なプロゲーマーのチームの二人らしい。
というか、スバルっていうとあのスバルかな?
あの、『|million soldier』のスバルかな?
あ、後もう一人いる?
ん!この人は知ってる!
私と同い年で、プロゲーマーの星闇 桃花ちゃんだ!
そんな中、光陰さんと離れることになってしまった。
無念…胸がないだけに…(※注 自虐)
(´・ω・`)
(´・ω・)
(´・ω・`)
↑悲しみの三段活用
あれ?私は何を?
私は、気がつくと美里ちゃんに運ばれていた。
「…んん、あれ?なんで私運ばれてるの?」
「貴方が倒れそうだったからよ…未来…何やってるの?なんで倒れたの?」
「え?なんでだっけ?」
と、惚けなきゃ!
この胸がCカップある女にバレたら笑われるに決まってる!
胸がAAカップだってことで、自虐して悲しみに明け暮れていたらそうなったなんて!
言えるわけがないよ!
「いや、声に出てるよ?しかも、Cカップある女っていいかたひどくない?」
「あれれぇ?声出てました?」
「ねぇ、席…見つかった?」
「あったよ!」
「さっすがリリナ!できる女ね!」
「えへへ〜…そんなことないですよぉ〜…そんなのいいすぎですよぉ〜…」
「じゃあ……胸でかやろう」
「っ!?おかしくないですか!?極夜にとって私は、できる女でなければ胸が大きいということしかないのですか!?確かに、胸はEカップありますけど!ありますけども!」
「じ…まん…しやがって…」
「ああっ!胸がAAカップの未来が未来に旅立ったよ!?」
「上手いこと言ってると思ってるだろうけど、全く上手くないからね!?」
「マジか!?」
「ああっ!語彙力少なめの極夜が倒れた!?」
「あっ…やりすぎちゃいましたか?」
「「「かんっぺきに、やりすぎだよこのやろう!」」」
「女子にやろうはひどくありませんか!?しかも、私あんまり悪くないのに!身に降りかかる火の粉を消しただけなのに!」
「お前は、女子じゃない…」
「じゃあ、私はなんなのさ!」
「人だよ…」
「あんた、誰よ…」
「美里もこのノリに乗りなさいよ!」
「知らない上によくわからないノリでそんなのに乗れるわけないでしょう!」
「あのー…お静かにしていただいて席に座っていただきたいのですが…」
「「「「あっ、はい、すいません」」」」
係員の人に怒られちゃった。
この後、なんか長い名前してた椅子に座ると、右斜め前に黄昏 北斗みたいに超大人気な女優の稀春 蜜華さんがいた。
う、美しいし可愛い!
これは…邪道だ!
変な事を考えてしまったので、頭の中をリセットするのに苦労した。
そうして、前のステージに5人の人が出てきた。
あ、一人は知ってるぞ!
〔薬天の才〕アリスさんだね!
今年の春くらいに天才になった人だね!
その後ろにいるのは…
天才の、〔技天の才〕カミルデさん?と〔操天の才〕ギリウスさん?と〔作天の才〕ミャーリアさん?だったはず…
(うー!惜しい!正解は、カミルダにギリアスにミューリアだ!)
そして、あの人は誰だろう?
顔立ちが日本人だよね?
そんな事を考えていると、ついに始まった。
「あー、テステス…お!ちゃんと音出てるな?」
え?日本語!?
「ねぇ!ギリアス!私にも喋らせて!」
「やめろ…ミューリア…あいつが司会進行だからな?」
えええ!?全員日本語話せるの!?
「みっともないですよ!ミューリアさん!」
アリスさんもですかぁ…
そんな中さっきの司会進行の人が話を進めてくれた。
「はいはい!話を進めるぞ!まず、先ほど聞いた情報なのだが!」
「ギリアス!それは言わなくていいんだよ!」
「はいはい…えーっとじゃあ、今回集まってもらった理由を説明していきます」
あー、それそれ…本当にそれ気になる!
ふと周りを見ると周りも同じように頷いている。
でも、中には頷いてない人もいる。
理由知ってるのかな?
なんとなく、この学校の生徒が行方不明になったことが関係してるっていうのはわかるけど…
…そんな中、ギリエスさん?(惜しい…ギリアスだ!)が待ってくれていたのか、再び話を始めた。
「ここにいる人達、呼ばれた人達は今から言う四つの名にある程度の親交があるはずだ」
そこで会場がざわつく。
ここにいる全員が関わったことのある名前…
でも、プロゲーマーの人やら、女優の人やら、モデルの人やらって、どう言うことだろう?
そして、私達普通の学生も…
そして、ギリイスさん?(ギリアスです…)が再び話を始める。
「ざわつくならば、名前を聞いた後にして欲しいかな…」
「いや、そりゃざわつくでしょ…むぐっ!」
「ミューリア…静かにしてくれよ…」
カミルなんちゃらさん(あと、1文字くらい覚えてくれよ…)がミューなんちゃらさん(リア!リアが足りてないよ!)の口を塞ぎ、静かにさせていたが…私は見なかったことにした。
「では、名前を言っていこう。まず…暁 透波瑠、次にスバル、そして、トワイレイク、最後に黄昏 北斗だ」
!?
スバル!?トワイレイク!?
『million soldier』のスバル!?
『ティターンズ・ウォー』のトワイレイク!?
…黄昏 北斗さん…
超大物俳優の名前だ…
でも、スバルとトワイレイクは、同じ人らしいからもしかすると全員同じ人!?
って、まっさかぁ!
「さぁ、考えられただろうか…」
あれ?司会がカミル…さん(諦めた)に変わってる!?
「先程、ギリアスが言った名前は…」
あっ!あの人、ギリアスって名前なんだぁ…
なんか、申し訳ありません…
「全員、同じ人物だ…」
やった!
私の読みが当たった!
私って、凄くない!?凄いよね!?
そんな事を思っていると、会場がザワザワと騒がしくなる。
おっ!私が正解したことに祝福しているのかな?
「(未来…静かにしてよ…しかも、祝福してるわけないでしょ!?何言ってるのよ!)」
「(あ、声に出てた?美里ちゃん?)」
「(思いっきり出てたよ?…フューちゃん…)」
「(リリナ…フューちゃんって、何?)」
「(未来は、フューチャーだから、フューちゃん!可愛いよね!)」
「(じゃあ、私は、らいみって呼ぶけどね…)」
「「(え“ぇ…)」」
「(みんな!静かにして!ちゃんと話は聞こうよ!)」
「「「(どの口がそれを言うのよ!)」」」
「(…ちょっと、よくわからない……あっ!ほら!また、話が始まったよ!)」
「「「(ジーー……)」」」
な、なんとか、ごまかせた…
なんか、ジト目の気配を感じるけどそんなことは知らないよぉ!
会場のざわつきがある程度収まったようで、再び話が始まる。
「彼は、この学校の生徒だ、この事は拡散しないでもらいたい。だが、もう一つ重大な発表がある…」
その言葉のあとをミユーリアさん?(ミューリア…)が続ける。
「その前に、こちらの映像を見てもらいたいのです…」
そして、最初からなんか意味ありげにステージについていたスクリーンに教室のような映像が映し出された。
そして、そこには30人ほどの生徒と先生らしき人がいた。
数学の授業中っぽかった。
そんな中、急に教室の床が薄く光出した。
しかし、弱い光のため誰も気づかない。
そして、その光は弱々しい光のまま教室の床中に走っていく…
そして、綺麗な円形が描かれ、その中には幾何学模様が幾重にも張り巡らされており、美しいと感じるようなものだった。
その時、急にそれが強く発光を始めた。
その様子は、とても幻想的ではあったが…
教室の中の様子は、幻想的とは少しすら言えないくらい大変だった。
みんながみんな光に驚いて、立ち上がったりしようとするも『何故か、椅子が動かない!?』と言った表情で止まってしまっていた。
そんな中、一人の男の子が力を込めて椅子と、机を動かしてドアへと向かっていった。
何故か、カメラもついていく…
そうして、彼はドアを開けようとするも開かず…
窓を割ろうと考えたのか、クラスメイトを助けようと思ったのかはわからないが、教室の真ん中の方へと向かっていった。
その瞬間、画面は真っ白になっていた。
そして、その白色が消えると一瞬だけ大きな草原が写って、画面が真っ暗になった。
そして、また画面がつき、そこには男の子が映っていた。
それは、先程教室の真ん中に走っていった男の子の顔だと私はすぐにわかった。
その顔に私は、見覚えがあった。
そうだ…スバルの顔、トワイレイクの顔だ。
私の特技によって、出された結果は黄昏 北斗と同じということ。
それらは、もう説明されている。
全員が同じ人であると…
そして、考えている間に映像は終わってしまったのか、会場はざわついていた。
その中で特に聞こえる声は、『スバルだった…』や、『北斗くん…髪の色と目の色を変えていてもわかるよ…君だってね…』みたいな声だった…
あれ?後者は、特に聞こえる声とかじゃなくて、前から聞こえない?
前の方の人は… 稀春 蜜華さんぐらいしか知らないなぁ…
そこで、ふと耳を澄ますと…
前から…
「北斗…あなたは、髪の色と目の色を変えられるの?」
…あれ?さっきの声って、蜜華さんの声では?
あれ?あれれ?
蜜華さん、ヤンデレみたいで怖い…
蜜華さんって、こんなキャラだったっけ?
こんなにも、恐怖を感じるような人だっけ?
そんな事をしていると、天才の人の声が聞こえた。
えーっと、確かカミルザさん?(カミルダ)が話し始めたようだ。
真面目に聞こう…
「先ほどの映像を見て、気付いた人もいるかもしれないがあれが先ほど挙げた四つの名前を使っている本人、暁 透波瑠だ」
やはりな…私の読みはあっていた!
さっすが私ってことなのよ!
「そして、彼にはもう一つの呼び名がある…」
えっ?それは読めなかった…
そろそろ私も、読み師をやめなきゃかね?
わたしゃ、もう16歳じゃよ…
腕がなまったのかねぇ?
そんな風に遊んでいる間も、時間は刻一刻とすぎていく…
カミルバさん?(カミルダ)は、再び声を出し始めた。
「その名前は、誰でも知っているはずだ…そう誰でもだ!それについては、君たちに世に公表して欲しくはない…だから、こうさせて貰う…」
その瞬間ステージから“キィィー”と言うちょっと不快感のする音が響くとARモニターの通信可能マークが消え、通信ができなくなった。
そう言うことか…世の中に公表させないでほしい…
もしも、公表したのなら君らを社会的に殺すこともできる。
と言う感じだろうか?
それか、
『動画などを撮らないでもらいたい』
と言うことだろうか?
しかし、天才達にこれほどまで守護されている彼は、何者なのだろう…
天才の人の話の続きがようやく気になってきた…
「今のは、一時的に電子機器の機能を一部制限する音だ。これで、ようやく発表できる…発表する意味はあまりないのだが…君らの中には大分透波瑠がいなくなって悲しんでいるものもあるかもしれないから大丈夫だと言う理由を説明しよう…彼は…透波瑠は、日本の天才〔万天の才〕スバルだ」
っ!?
何故、あのような事をした上でそれを言ったのだろうか…
…〔万天の才〕…スバルが…
日本の天才は、〔万天の才〕と呼ばれ周りと格別した才能を持っていると言われているが、素性がまったくの謎であり歳や性別などの情報も一切分かっていなかったと言うのに、今ここで公開されたのは、姿、名前、歳、性別…その他諸々が公開されたのだ。
スバル…『million soldier』でも、スバルは素晴らしい指揮を見せていた。
でも、私はここまで考えて一瞬止まった。
あれ?私ってこんなに真面目だっけ?
と考えたからだ。
いや、本当に私ってこんなに真面目だったっけ?
いつも、私って不真面目キャラでやってるはずなんだけど…
って!不真面目キャラではないわいっ!
「済まないが、落ち着いてもらってもいいか?」
そう天才の人が言うと会場が静まった。
素晴らしい統率力だ…
これが、天才の力…
でも、スバルもそれくらい統率力はあった。
説明する力はなかったけど…
それはなんとなくニュアンスでわかったから大丈夫…
なんとなく、周りを見回してみると開いた口が塞がらない…みたいな人がたくさん周りにいた。
もしかしたら、私もこんな顔してるのかな?
そんな事を私は考えていた。
面白い顔だなぁ…
とも…(ちなみに、そんな彼女も同じ表情をしている)
ん?あれれ?でもでも、最前列の人達はまったく動揺してないよ?
どうしてなんだろう?
あそこは?
おっ!紙に書いてある!
何々?…幼馴染み席?
普通、幼馴染みだったらもっと驚かない?
もしや、驚いたのが一周回ってノーマル状態になっちゃってるのかな?
うん…それの可能性はあるにはあるね!
というか、理由はそれでしょ!
絶対それでしょ!
私は、そうであると思うことにした。
しかし…
「あれ?最前列の幼馴染みさん達は、全然驚いてませんね…どうしてですか?」
アリスさんが聞いた。
すると、
「いや、なんか透波瑠だから、そういうことやってるかなぁ〜って…」
「「「「「「わかる!」」」」」」」
「………前もだったけど…透波瑠の幼馴染みってどうなってるの?」
「え?普通と同じですよ?………人数と本人と幼馴染み達の能力を考えなければ…」
「…………………意味がわからない…」
「「「アリス……こっちもだよ…」」」
「えーっと、取り敢えず私達は、透波瑠が何か隠し事をしてて、周りとは格別した人であるっていうのは知っていたので…まぁ…天才の一人であっても…まぁ…って感じなんですよ…」
「「「「「「「「「それな!(それよ!)(そうだね!)」」」」」」」」」
「え…反応に困る…」
「「「確かに」」」
それは、私も確かにって、思った。
スバルって、そんな異常な人だったの?
そして、扱いが可哀想…
あ、でも、幼馴染みにさえ、異常って思われてるなら案外大丈夫なんじゃない?
……あ、扱いが酷くなってしまった…
はぁー、彼はどこに行ってしまったのだろうか?
「で、では、先ほどの映像について説明していくが、あの映像を撮ったのは、〔作天の才〕ミューリアと〔技天の才〕カミルダが二人で協力して作り、たくさんの機能のついたカメラに、〔操天の才〕の俺が特殊追尾能力をつけたカメラだ」
え"…スバル、天才の三人に監視されてんの?
なんで、天才が天才を監視してんの?
「理由なのだが、彼はまだ16歳だ。そんな彼を誘拐したりするものが出るはずだと、俺らは思った。まぁ、実際は公開されないから誘拐されなかったけど…だが、今回はそれが役に立った」
理解…できたような、できないような…
…んー?怪我の功名ってやつかな?
「まぁ、怪我の功名ってやつだ…そして、先ほど映った草原だが…そんな草原など地球には存在していなかった」
『地球には』?
どういうことだろ?
まるで他の場所があるかのように…
「当然他の星々でもない…というか、まだ草原のある星なんて見つかっていない…そこで、俺らは結論を出した…この草原は、違う世界の映像なのではと…」
会場がまたもやざわつく…
それもそうでしょ…異世界なんて、ライトノベルや作り物でしかなかったのに、天才達の結論が違う世界だろうと出ているのだから…
「まだ、落ち着いて聞いてくれ。この結論を出した根拠は、ちゃんとあるんだ。まず、作り物で、あるように魔法陣のようなものが教室に現れた。さらに、このカメラはスバルから一定距離離れると一時的に電源が落ちるんだ。だが、その一定距離というのは三十メートルだ。さらに、あのカメラは、例えば、スバルが乗り物に乗ったとすれば、吸盤を使い、車体にくっつく…だから、普通このカメラが機能停止するには一瞬にして三十メートル以上離れる必要がある。さらに、生身の状態でだ…そんなことなど、地球でまだできない…転移する機械など作られていない…」
うわぁ…台本読んでるのかってくらいの量の情報が頭に入ってくる…
これは、もしかして記憶してるのかな?
すごっ!?
「そして、異世界である可能性はまだある…何故なら、先ほど最後の映像でスバルが映っただろう?あのカメラは、再起動するのにスバルが一メートルまで近づかなきゃ再稼働できない…というのに、超近距離でスバルが映った上にその後一瞬で映像が終わった…これは、少々おかしいのだ。あのカメラが、スバルを確認したのに映像が途切れたということは、何処かに一瞬でとばされた…と考えられる。そして、それをやったのはスバルであるとすると、この地球にはない技術を使っていたりするということだ…それは、魔法かなにかかもしれない…と、まぁ、勝手な俺の推測だ…今のところこれが真実だと思っている。そして、俺たち天才は、このカメラの映像が送られてきたら色々と考えようと思う。だが、あの魔法陣のようなものは、俺達天才が絶対に解明すべきものだ。御清聴ありがとう、これでこの解明会は、終了だ。では、ここで日本政府関係者の平山さんに交代となる」
ひらやまさん?
誰?
取り敢えず、政府の人ってのは、わかったけど…
「えー、私は〔万天の才〕スバルの補助者です。そして、今回、忘れて欲しくないのが彼だけでなく、彼のクラスメイトも行方不明になっているということです。彼のクラスメイトには、沢山の著名人がいます。名前はプライバシーの問題に引っかかるので言いませんが、沢山の著名人がいるのです。これで、私の話は終わりますありがとうございました。そして、これで今日は解散となります。お集まりいただきありがとうございました」
わぁ、終わっちゃった。
すごい…話が短く感じた。
あ、解散だ。
そうだ!スバルの幼馴染みさん達に会いに行こう!
関係者になってたら、スバル驚くかな?
「えー、帰らないのぉ…」
「え?極夜は、帰るの?色んな、有名人の人とかと知り合うチャンスなのに?」
「そういえば!今日は、予定がなくなったんだったぁ!だから、帰るのはやめようかなぁ!(汗)」
「じゃあ、行こうか!あ、あと、美里とリリナもね?」
「あー、なんとなくわかってたよぉ…」
「私も、行くのですね…なんとなく知っていましたけれど…」
「あれ?みんな?行かないの?」
「「「んー、行くぅー…」」」
「元気なさげ…動画撮っていい?」
「!?未来!?やめて!本当にやめて!」
私が動画を撮ろうとすると、美里ちゃんがゲームに出てくるアンデットも驚きなくらいの速度でグダッとしていた姿勢が元に戻った。
私も驚いた。
そこまで、私に動画を撮られるのが嫌か…
はぁ…私はぼっちかぁ…
「フュー?絶対にぼっちではないですからね?わかりますよね?私たちという友達がいますよね?」
「リリィーー!!私の友達はあなただけだよぉ〜!」
「「!?」」
「み、未来?私も友達だよ?」
「ポーラ!」
「「「誰!?」」」
「いや、極夜って、英語でポーラーナイトだから…」
「だからって、私を別人にしないでほしい…」
「そうね…」
「フューちゃんはいいんですか?」
「私がいいって思うからいいよ!」
「ありがとうございます!フューちゃん!」
「ねぇ?そこの二人?イチャイチャしてないで、早くスバルの幼馴染みのとこ行くよ?」
美里ちゃんがちょっと怒りながら、本来の目的を教えてくれた。
ありがとう…って、私イチャイチャしてないよ!
イチャイチャする相手の男性すらいないよ!
スバルは、ちょっといいなぁ…って、思ったこともないことはないけどぉ!
でも、それはゲーム内のことでぇ!
ゲームだから好きに顔とかを変えられちゃうからぁ!
そんな事は、全然思わなかったんだけど…
現実でも、姿同じじゃない!
それはもう……って!
そうじゃなくて、今イチャイチャするってどういう事ってのを今は熱弁したんだよ!?
そうだよね!?
だから、取り敢えず言っておこう…
「み、美里ちゃん?私は、イチャイチャなんてしてないよ?そんな事をする相手の男性がいないんだから…」
「いや、女の子どうしでもイチャイチャするって言うのよ!今のリリナとあなたは絶対にイチャイチャしてるでしょ!」
へー、女の子どうしでも言うんだぁ…
初めて知った。
え?今の私とリリナ?
あ…………抱き合ってる…
それを理解すると、私は顔が熱くなっていくのを感じた。
それは、リリナも同じで…
「「………………」」
「今、やっと理解したのね…」
「美里……先行く?」
「そうしましょう…」
「「ま、待って!置いていかないで!」」
なんとか、出した声でなんとか置いていかれずにすんだ。
え?さっきのこと覚えてるか?
え?何?さっきのことって?
そんなおおごとになるような事を私はしてないけど?
◇九十秒ほど後…
着いたぁ…
やっと着いたぁ…
どこをみても、人人人…の場所を抜けられたぁ…
314人くらいの筈の人なのに何故あんなにも大都市のように人が集まっていたのだろうか?
あぁーー…後ろを振り返ったら、結構人がいなくなってた。
今くればよかったなぁ…
そして、後5メートル…
………こ、この先にスバルの幼馴染みが…
ん?なんか、天才の人たちとかプロゲーマーの人とかもいるんだけど?
あれ?私たち間違えた?
私の視力を舐めたらダメだよ!
絶対いるよ!
あれ絶対いるよ!
何してるんだろう?
そして………
桃花ちゃんに話しかけよう!
あの中で、年が近いというか同年齢な彼女に…
あ、コミュ障が発動しちゃう…
「す、すす、すいません…こっ、ここに、スバル…の幼馴染みさん達がいるって…聞いたので…きましたぁ…」
「あー…えー…あー…えっとぉ…そのぉ…すっ、スバルの…幼馴染みは、私も…だよ…?」
「あっ!桃花がいつも通り人見知りコミュ障を発動してる!ふふっ!面白い…にゃあ!?にゃんで、叩くの!天音!」
「なんとなく?」
「うん、それは理由ににゃってにゃいにゃあ…」
「えっ?えっ?ねぇ、みんなこれはどういう事?」
私は、そう言いながら後ろを振り向く。
すると、みんなは
「わかるとお思いで?」
「わかると思った?」
「わかると思いました?」
あー、うん、知ってた。
…もう、皆、役に立たないなぁ…
ちゃんと、考えてほしいね!
「「「お前がいうな!(あなたがいうことですか!?)」」」
「へっ?」
「「「へっ?」」」
思わず変な声が出てしまった。
自分で言ってしまってあれだけど、「へっ?」って何?
私は、なんて言いたかったんだっけ?
あれ?
「………で、何の話ししてたっけ?」
「………」(美里)
「………」(極夜)
「………」(リリナ)
あれれ?返答が来ない…
皆どうしたんだろう?
と、思い、皆の方を見ると…
「こいつ、大丈夫か?」と、言っているかのような目でこっちをみてくる。
動いても目だけが追ってくる。
こわ…
これ、新手のホラーじゃない?
そして、ついでに周りを見渡して思い出した。
あれ?そういえば、スバルの幼馴染みさん達に会いにきたんじゃなかったっけ?…と、
桃花さんとの会話を思い出そう…
…えー…何だっけ?
………そういえば、今思い出してるんだった。
『スバルの幼馴染み?そんなの知らないよ!』だっけ?
あっ!思い出した!
『スバルって、誰?』だっけ?
いや…そんな事はない…だって、さっきまでそのスバルのことに関する集会?をやってたんだから!
はい、次!
えー…っと…じつは、私と同じコミュ障で…さらに、人見知りらしいから…このコミュ障の言葉をコミュ障がコミュ障の言葉を正常にすると…
あれ?コミュ障って言い過ぎだなぁ…
あれ?なんか、目から汁が…
と、取り敢えず…翻訳だね…(まるで、コミュ障の言葉は他の言語であるかのように…)
『スバルの幼馴染みは、私もだよ』…か…
ふむふむ…うん、これは違うかな…?
次行こう次!
えー…
『スバルの事を教えると思った?教えないよ?』
こんな事を言う人なのかな?
もしかして、私…記憶力崩壊してんの?
もっ、もう一回、思い出してみよう!(汗)
えーっと?
〈そして、再び『スバルの幼馴染みさん達に会いにきたんじゃなかったっけ?』に戻る〉
…わけないでしょお!
やっと思い出したよ!
あれだよ!コミュ障言語で、『スバルの幼馴染みは、私もだよ』って、言ってたやつだよ!
それだ!
ところで、皆は…あー、はい。
まだ、石なんですねぇ…
そうですかぁ…はぁ…(溜め息)
あ、桃花さん達は、盛り上がってる。
えー…じゃあ、私はどうすればいいの?
取り敢えず、皆を元に戻すことから始めようかな…
それから、1分…
優しく叩いてみたり…
揺さぶってみたり…
話しかけてみたり…
耳元で大声を出してみたり…
背負い投げしてみたり…(!?)
したんだけど…結局石のままなんだよねぇ…
うーん…威力が足りないのかなぁ?
それとも、私の皆を直そうとする努力が足りないのかなぁ?
うーん…それじゃあ、もう暴力に走るしかなくなっちゃうんだけど…
どうすればいいのかなぁ?
…………………皆を救うためだ…しょうがない…中学二年生位の頃に封印したあの力を使うしかない…
あの力を使ったら私は、どうなっちゃうんだろう?
でも!皆を救うためならば、そんな事は痛くも痒くも…
あぁぁ―――頭の中に、黒歴史が…
できない…できないよ…
私には、皆を救う事なんてできないよ…
だって、私の頭の中にどんどんと黒歴史が蘇ってくるんだもん…
皆を救わなくちゃ…
「…何やってんの?未来…」
「あぁ…夢か」
「「「夢じゃないよ!(ですよ!)」」」
「えぇー?」
「「「えぇー?…って、何!?(何ですか!?)」」」
「へぇー…」
「そして、なんかよくわからないけどその痛々しいポーズは、やめようね?」
「え?痛々しいポーズ?私そんなのしてたっけ?」
「「いや、明らかにしてるでしょ‼︎」」
「へ?」
私は、そう言われて自分の事を見てみる…
と…
「あうぅえぇ…」
羞恥心で顔が真っ赤になり、脚に力が入らなくなってしまった。
そうだ、私は典型的な中二病の『俺の左手に…』って、ポーズをしていたのだ。
恥ずかしさで燃えて死にそうだ…
今は、恥ずかしさの炎で世界も焼けそうだ。
はぁ…なんか…もう…死にたくなってきたなぁ…
なんか、いい高台ないかなぁ?
できれば、10メートルを超えてて欲しいんだけど…
「「「自殺に走らないで!?」」」
皆は、優しいねぇ…
でも……ね?
私、自殺をはかろうとしてるんじゃなくてさ…
高台から、飛び降りようとしてるだけなんだよねぇ…(注:一緒)
「フューちゃんのせいで、ちょっと本来の目的を忘れてる気がするのですが…」
「リリィ…そうだよ…忘れてたよ…スバルの幼馴染みの人と話すって事を…」
「あのー、よくわからない理由で感極まってるところ悪いんですが…早く行きません?」
「未来、はやく…急げ急げ。ハリーアップ」
「うわぁ…極夜が要点だけを伝えてくる会話をしてくる…」
「少々、怒っているのではないですか?」
「リリィ!急ぐよ!」
私たちは、走った…
走る意味は、ミリ単位すらもなく…
あの人達は、視線の先で話していた…
ただし、結構さっきよりカオスになった状態で…
詳しく言えば…
桃花ちゃんは、目が虚空を見てる。
その隣にいる、長髪で落ち着いてそうな娘も、虚空を見ている。
皆が言ってたプロゲーマーチームの一人の天音さんも、虚空を見ている。
そして、またそのプロゲーマーチームの白矢って人は、眠いのか…わからないが鞄から敷き布団とタオルケットを出して、寝始め…………そのサイズのリュックサックにどうやって、シングルベットサイズの敷き布団が入っていたんだ!?
そして、タオルケットも!?
ってか、なんで布団なんて常備してるの!?
変人なの!?
こわっ!?
んー…もう、いいや。
普通に考えて、あのやばい奴の知り合いがやばいやつでない可能性なんて…
あれ?これ自虐?
と、まぁ、そんなことは置いといて…
またまた、そのプロゲーマーチームの泳人って人は、最新のVR機器…VARを使って、何かのゲームをしてるし…
プロゲーマーチームの怜って人は、全員に話しかけにいってるけど、誰も反応してくれなくて、しょぼーんって、してるし…
天才の3人は、なんかARモニターで設計図書いてるし…
アリスさんと、その助手さんと光陰さんは、なんか…すごい話し込んでる…
これ…思ったこと言っていいんだよね?
「「「「え?なに、このカオス?」」」」
見事にみんなと言葉が重なった。
皆も同感だったみたい…
そして、みんなと顔を見合わせ……
アイコンタクトで、瞬時に会議をした。
結果:カオスが戻るまで待とうということになりました。
そして、待つこと…3分…
「うっしゃあ!勝利!白矢ぁ!見てくれよ!これ!勝ったぜ!……って、寝るなよ…今、起きてたろ?」
「僕は、余計なことに時間をかけたくないと何回君にいった事だろうか?」
「うーん?70回程度?」
「それならば、理解して欲しいのだが…」
「睡眠の方が無駄な時間じゃね?」
「僕は、その言葉を君に32回ほど言われているが、毎回思う!泳人!睡眠のどこが無駄だと言えるんだい?睡眠する事で、体力は回復するし、疲労も取れる。そして、睡眠しているという立派な理由があれば、どんなことにも言い訳できるじゃないか!そして、運動量が少ないから食事も少なくて済むようになる!それでいいこと尽くめじゃないか!」
「え?いっぱい食った方が幸福じゃないか?」
「それは、君が脳筋なだけであって、僕は頭脳派だからさ!少食なんだよ!だからこそ、食費が少なくて済むんだ!わかるか!?」
「あー、よくわかんねぇわ…もうちっと、わかりやすく説明してくれ…」
「だから、お前、脳筋、食事、多い、僕、頭脳派、食事、少ない、わかったか!?」
「単語で、言われても余計わからんわ!しかも、なんで簡単にって言ったのに、単語ごとにしたんだよ!」
「それは、君が脳筋であるから、理解ができないかもしれないという僕の素晴らしい配慮だよ!わかるか?」
「知らねぇよ…とりあえず、起きろよ」
「いやだね!僕は、寝ることが存在価値なんだからね」
「そんなのに存在価値はねぇよ…って、もう寝てやがる。お前は、昔の国民的アニメの主人公かよ!?」
「ねぇねぇ…泳人…なんで、悪口言われてるのに、耐えられるのにゃあ?」
「え?俺…悪口言われてたのか?」
「あっ(察し)…もう、それにすらも気付いてなかったのにゃあね…やっぱ、泳人は末期にゃあね…」
「なんの末期だよ!?」
「色々にゃあ」
「………」
「教えて、欲しかったら怜に、1万円くれにゃあ?」
「……(無言で1万円を差し出している)」
「あれぇ?この1万円はなんだろにゃ?貰っちゃお!」
「いや、教えろよ!」
「え?いや、1万円を無言で差し出されてもなにをすればいいかわからないにゃよ?」
「じゃあ、1万返せや…」
「いっや、にゃ〜…この1万円は、怜のだからにゃあ」
「くっそ!卑怯だぞ!」
「卑怯上等!にゃあ!」
そして、泳人と怜の追いかけっこが始まった。
それから、3分後…
虚空に行ってた人達が帰ってきた。
他の人も帰還した。
そして、会話が始まった。
「すみません、今って、大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ…あそこの追いかけっこをしてる彼ら以外は…」
まだ、何がとは言ってないのだが!?
あと、あそこの追いかけっこをしてる彼ら以外はっていう時に、なんか黒いオーラが出てたんだけど!?
「じゃあ、スバルについて聞きたいんですが、いいですか?」
「それは、ちょっと待ってくださいね…あの二人を止めてきますから…」
「アッ、ハイ、ワカリマシタ」
私には、それしか答えられなかった。
だって、黒いオーラがものすごく出てたから…
大人ってコワイ…
そして…全員の自己紹介が終わり…
スバルの話へ…
「私はですねぇ…『million soldier』で、スバルと出会いましたね…」
「あー、あのクソ統率ゲー…よくやろうと思ったね!?未来ちゃんは!?」
「まぁー、それはなんとなくですよ…なんとなく…そして、あのゲームでスバルと一緒に大国『ルビアリス』を作ったんですよねぇ…まぁ、あのゲームはもうサーバー終了してしまいましたが…」
「えっ!?透波瑠と未来ちゃんがあの大国の建国者だったの!?」
「えー、まぁー、はい」
桃花ちゃんに聞かれ、なんとなく答える。
だって、スバルと一緒になんとなく建国したら大国になってたんだもん!
「ん?待てよ?一緒に建国ってことは、結婚システムをしたのでは?」
………あ…あぁ…気付かれてしまった…
私は、スバルにキスをしたのだ…
あぁぁ……VRゲームだから、感触まで再現されてて……
あの時、私はスバルに惚れていた。
格好よかった…
見事な統率で私の兵士を蹴散らしながら、私に近づき彼は、私に…
『フューア・ルビー…僕と共に新たな国を作らないか?』
と…
そのあと、結婚システムを使って、国王と王妃となり…
いやぁ…超大国になった後も、一緒にいると思ってたんだけど…
まさか、サーバー終了とはね…
あの時は、絶望したよ…
でも、あのスバル、もしかしておっさんだったりしたのでは?
って、思ってそのことを思い出さないようにしてたんだけど…
本人は、全く姿が一緒で…
「…まさか…本当にしているとは…でも、あの透波瑠が誰かとキス…ねぇ?」
「…そうだねぇ…天音…躑躅は、どう思う?」
「うぇ!?……えー…え、えーと、あのぉ〜…」
「桃花…あなた…鬼畜ね…」
「ふっ…よく言われるよ…(あ"っ…舌噛んだゃ…(小声)」
「桃花は、カッコつけても桃花だにゃあ…」
「とょ、とょりあえじゅ、はにゃしをしゅしゅめましょう…」
「あーあーあー…未来が再起不能になったので、また話を進めますね」
「私は、『 World Weapon War』で、トワイレイクとあって、戦いましたね。とても強かったです。そして、フレンドになっています。しかも、かなり前に鯖移動をして、そこでも結構色々やってるらしいです」
「うわぁ、こんな子から鯖って、言葉が出てきたよ…」
「お前もその一人だろうよ…」
「そうだよ…」
「あと、思ったんだがスバルって、どんな種類のゲームやってんだ?」
「あ、私も気になる!」
「光陰先輩…さっきまで、なんか緊張してたのに、そんな感じが一ミリもしないんですが…」
「ま、まぁね!」
「私って、スバルさんと関わりないのでは?」
「いいや、あるよね?リリナちゃん…テレビ・AR番組で、『北斗とリリナの特別教室』って、番組あったよね?」
「あ…あの番組の撮影は、もう終わっていますし…」
「ほんとに?全部が撮影終わってると言っても、連絡先とか持ってるよね?」
「あ…も、持ってます…」
「あの番組さぁ…面白いよねぇ…だって、北斗とリリナが他の芸能人さんとか俳優さんとかアイドルとかに問題を聞いていくんだもんね…私も聞かれたもんね…」
「…すみませんでした…」
「まぁー、あの番組は、まだ放送開始してないけどね…」
「え?そうでしたっけ?」
「そうだよ〜実は、今週の日曜日からなんだよねぇ…」
「自分の…活躍…み、みてみます!」
こちらがそんな会話をしている中あちらでは…
「透波瑠がするゲームの種類ねぇ…様々だよ。すっごい様々…例えば、FPSでしょ、それから、ファンタジーものに、VRMMORPGに、RPG、サバイバルゲーム、ホラー、コメディー、狩猟ゲー、レトロゲー、シューティングゲーム、格ゲー、バグゲー、クソゲー…その他諸々ってかんじだね」
「透波瑠は、絶対エロゲー以外は、やってるでしょ!」
「もしかしたら、エロゲーもやってるかもよ?」
「「「「「透波瑠がやるわけない!」」」」」
そして、それからかくかくしかじかあって…
「あっ、あのぉ!未来さん達、『闇紛レ』の方々…私は、『CFO』と、『ルツルフ』をやって、透波瑠が戻ってきたときに、皆さんと透波瑠と一緒にゲームがしたいのでできれば、『CFO』と『ルツルフ』を買って、一緒にやってもらいたいです!」
躑躅ちゃんがそう声を出した。
いいね…それ…
「「「「「「「「「「勿論!やろう!」」」」」」」」」」
人によって考えていることは違うかもしれないが…
結論は一緒だった。
「では、皆さん!連絡先を交換してください!グループを作っておくので!」
そして、全員がバラバラに…でも、同じ気持ちで了承した。
「そして、その二つのゲームでクランを作ったらグループに呼びかけます!」
「おう!」
「はい!」
躑躅ちゃんは、沢山の返事が帰ってきてちょっと安心したような顔をしていた。
そして、未来達は帰り道でなんとか『CFO』と『ルツルフ』を買えた。
争奪戦に勝てたのだ。
しかし、リリナだけは買えなかった。
何故なら、争奪戦に負けたから…
そして、透波瑠がこの地球に帰ってくるのは、この十ヶ月ほど後のことだった。
おまけストーリー
梨嶺と吹雪と三人と…
――――氷の中で眠りなさい!『氷結棺桶!』
「うわぁ…その魔法私知らないや…」
「……私が作った」
「さっすが吹雪!やっぱ、吹雪はすごいね!」
「…そんなこ……梨嶺?誰のテンション?」
「…やっぱ、わかっちゃうかぁ…透波瑠のテンションだよ…〈真似〉したの…」
「…………やっぱ」
「この、コミュ障と人間不信め!」
「…!?…それだけは、梨嶺…あなたでも許さない!」
吹雪と梨嶺の会話は続く……
だが、それをただただ見ている物はおらず…
「ちょーっと、まったぁーー!喧嘩はストップ!ストップー!」
「なに?刹那?止めないで、私はあいつをピーーーーしなきゃ気が済まない!」
「ちょっ!?いつもは、全く喋らない吹雪がすんごい喋っている上にすんごい悪口言ってくるんですけどぉ!?」
「刹那!落ち着いて、ああなった吹雪は………………なかなか止まらないのよ!」
「ああなったって……それ、あなたがやったんでしょうがぁぁぁぁぁ‼︎」
「この…貧乳…個性薄め…赤点…低身長…」
吹雪が、梨嶺へと精神攻撃を開始した。
「………………」
「ほへ?」
梨嶺の表情は完全に凍りついている!
「………《ブチっ》…」
何かの切れた音がした…
「こーのーコミュ障めぇー!」
「うるさいあほぉ〜!」
「ほら、コミュ障!」
「うるさい!真似やろー!」
「それが私の特技なんじゃあー!」
「コミュ障も私の特技何だぁー!」
「「「いや、それは絶対ない…」」」
「だってさ!聞いてた?吹雪?」
「聞こえなぁーい!」
小学生みたいな喧嘩は続く…
自分達が、透波瑠を追っていると言うことを忘れつつ…
「ねぇ!霰!このコミュ障になんか言ってやってよ!」
「ねぇ!凍駆!このアホになんか言ってやってよ!」
「「え、えぇ〜…」」
「と・り・あ・え・ず!二人ともがやめなさぁーい!」
拳骨が、二人に振り下ろされた。
「「いたゃい」」
「『いたゃい』…」
「ふふ…」
「はい!進むよ!」
「「わかりました!刹那リーダー!」」
「ちがう!リーダーは、あんたよ!吹雪!」
「そんな…馬鹿な…」
「へーへッヘッヘッ!ねぇねぇ吹雪ぃ…」
吹雪は振り返った。
「なぁに?」
「ドンマイ!」
梨嶺は、吹雪の方に手を置きながらそう言った。
「なんだと〜!この貧乳がぁ!よく私にそんなこと言えるなぁ!というか、まな板でしょ!それ‼︎」
「うるさいよ!透波瑠に聞いたら、良いって…」
「そんなことを透波瑠がいうわけないでしょ!」
「いうかもしれないじゃん!」
「だーかーらー!なんで、また喧嘩始めてんの!おかしいでしょう!」
「「だってこいつが!」」
「はいはい、二人とも悪いのね」
「「むぅぅぅぅぅ!」」
二人は、とても不機嫌そうな顔をする。
「透波瑠だったら、どっちもの悪い点をあげたりしてたけど、よく思えば他の人には無理だね」
「……ん、そういえば」
「私は、そんなに透波瑠君と関わったことないから「「嘘つけ!」」なんでよ!?嘘じゃないってば!「「知ってるよ?瀧をとうして関わってたんでしょ?」」くっ…で、でも!私は別に下心があって関わったわけじゃないし「「怪しい…」」なんでよ!霰ちゃん!凍駆ちゃん!助けて!「「え?多分無理だよ?…だって、刹那ちゃん否定しないもん」」あ…」
刹那は、やっと気づいたという顔をした。
そうして、霰ちゃん(天詠 霰 出席番号1番である。さらに彼女は、気象予報士で透波瑠都天気予想で争っている。今の戦績は、85戦40勝40敗5引き分け…)と、凍駆ちゃん(霧崎 凍駆 出席番号10番である。 彼女は、アナウンサーなのに女優並みに人気なせいでドラマとかにも出演するようなアナウンサー…)に、見捨てられた刹那は、何故自分がそれを否定しなかったのかをこれから二時間ほど考え続けるのだった。
うーん…なんか、色々詰め込みすぎたかもしれません…
まぁ、それでもいいって人は、是非ブックマーク、ポイント評価よろしくお願いします。
まだまだ、未熟な小説家の風雷ですが…これからも応援よろしくお願いします!
感想にて、沢山の意見やアドバイスを欲しています…
よろしくお願いします!




