表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

25/35

第3話 〜美味しかった〜

第3話登場人物名前


小泉彼方:こいずみ かなた


星野檸檬:ほしの れもん

「じゃ、檸檬。俺は帰るわ」


今は午後18時。彼方が、無理やり檸檬とゲームをし、檸檬にゲームでボコボコにいじめられた日だ。


「……やっと帰る。早く帰って」


「辛辣な言い方だなー。明日も来るから、準備しとけよ」


「……何を言っている? もう来なくていい」


「いいや、来るね。お前のお母さんのお菓子、すげぇぇぇ美味いし!」


彼方は、バッグを手に持ち、ドアまで歩いた。そして、檸檬の方を向き喋る。


「じゃあ、また明日な」


手を振り、部屋を出る彼方。檸檬は、やっと出ていった彼方に安堵し、普段通りにまたゲームをしようとする檸檬。


「……道端ファイター20のランキング上位にのりたい」


いつも通り、ゲームに没頭する檸檬。だが、なにか足りなかった。なにか、物足りない。なにか、楽しさがなくなった。いいや、正確にはもう檸檬はゲームは、暇つぶしぐらいにしか思ってない。なのに、彼方とやるゲームは楽しかった。そう思ってしまった。


「……不愉快」


その事を考えて、正解を導き出し、そう思っていた自分に対して不愉快だと思ってしまった檸檬。檸檬はそれでも、ゲームを続ける。だが、やってもやっても、今まで以上に楽しくない。


「……また……明日か」


明日、本当に彼方は来るのか? もし、来なかったら自分はどうなるのか? 悲しむのか? 喜ぶのか? それとも……


「……本当に不愉快」


ーー数日後ーー


「メオリーカート得意な筈なんだけどな。なんでお前そんなに、上手いんだよ?」


「……いっぱいやって、いっぱい失敗したから」


「いや、それにしても上手すぎだろ!?」


今日も、こいつに丸め込まれゲームをしてしまった。何故だ? 何故……こんなに、ゲームが楽しいんだ?


「あーーー! 負けたー。いや、メオリーカートって、実力もそうだけど運も関わってくるゲームなのに……」


「……彼方が本当に下手なだけ」


なんで、私はこんなに同年代の男と喋っているの? 私は、欲望のままに動く男が大っ嫌いなのに。なんで、彼方とは、こんなにもゲームをやってて楽しいんだろ。


「……どうして?」


思わず、疑問が口に出た。


「なにがだ?」


その疑問をいち早く拾ってくれた。そのせいで、私は、私の悩みを喋ってしまう。


「……どうして、私は貴方とゲームをやってて楽しいの?」


何故、こいつにこんなことを聞いているんだろう? でも、この疑問が、謎が、知りたい。


「うーん? そんな事を聞かれてもなー。まぁ、楽しかったらそれでいいんじゃないか?」


私の知りたい正解を答えてくれない、彼方。


「……それは、返答になってない。私はこの心のモヤモヤを晴らしたい。私は、最初は彼方の事を嫌ってた。なのに、今は彼方といると、凄く楽しい」


「……そんな事を言われると、嬉しい反面、恥ずかしいな。でもよ、楽しいと思うのは人それぞれだろ? お前が楽しいと思ってるなら、お前がその理由を知ってるはずだ」


私が知っている?


そんな中、部屋にノック音が響く。そして、扉が開く。


「どう? 楽しんでる?」


お母さんが、お菓子を持って入ってきた。そして、お母さんは私達の近くに来てお菓子を置いた。


「彼方君がB専で良かったわ。B専じゃなかったら、今頃、檸檬ちゃんに変なことをしてたかもしれないから」


お母さんの言葉に、彼方は自分の事を誇らしく喋る。


「安心してくださいお母さん。俺は、ブスしか愛せないので、檸檬みたいに、可愛い奴は興味ないですよ」


「それは、良かったわ。おばちゃんは邪魔だから、後は楽しんでね」


そう言い、部屋を出ていったお母さん。今日も、何も喋らなかった。そんな、私を見て彼方は喋る。


「お前は今、悲しいと思ってるだろ? その気持ちを、説明しろと言われても、悲しいって答えるだろ? お前が俺に聞いたのは、そういう事だよ」


私の気持ちを何故か見抜いた彼方。


「……なんで、悲しいって分かった?」


「お前の、その顔を見れば分かるよ。お母さんと、喋りたいって」


「………………どうすればいいと思う?」


まただ、また、彼方に聞いてしまった。


「どうするか……。じゃあ、一緒にご飯を食べたらどうだ?」


「……一緒にご飯を食べる……? それは、難しい」


私の真剣な受け答えに、彼方は笑いながら喋る。


「馬鹿だな。家族なんだから、一緒に食べるのは普通だろ?」


確かに、私とお母さんは家族。一緒にご飯を食べるなんて普通だ。


「……分かった。頑張って一緒に食べる」


「分かったなら、早く下に行ってこい。一緒に食べるってお母さんにちゃんと言うんだぞ?」


それは、まだ、早いと思ってしまった自分がいる。お母さんとまともに喋るなんて……


「……緊張してきた」


「俺がついてってやろうか?」


不敵な笑みを浮かべる彼方。そんな彼方だから、こそ私は否定する。


「……彼方に手伝われるのだけは癪」


「いやいやいや!? それは、ちょっと傷付くんだが!?」


「……じゃあ、行ってきます」


「俺のツッコミを無視した挙句、俺に対して敬語になるなんて……相当緊張してるな」


私は、ちょっとでもお母さんとの会話を、広げるために、クッキーを食べた。これで、クッキーの味はどうだったって聞かれても大丈夫だ。

私は部屋を出て、1階に行き、リビングに入った。いい意味の緊張がする。

そして、キッチンにいる、お母さんに喋りかける。


「お、お母さん」


私に気づき、そして、私に声をかけられたことに驚いたお母さん。


「ど、どうしたの、檸檬ちゃん?」


私は心臓がバクバクなっている。本当にちゃんと喋るのはいつぶりか……これで、ご飯を食べるって言っても、断られたらどうしよう。


「お母さんっ!」


声が裏返った。どうしよう、考える度に頭が真っ白だ。どうしよう。


「今日、一緒に晩御飯食べたいっ!」


また、声が裏返った。だめだ、引かれたかな? いや、家族なんだし、引かれるはずがない、でも、もう家族だと思ってないかも……どうしよう、どうしよう!


「いいわよ。一緒に食べましょ」


優しい笑顔で喋りかけてくれたお母さん。安心した。物凄く安心した。


「檸檬ちゃん大食いだから、腕によりをかけて、作っちゃう!」


「あ、ありがとう。じゃ、じゃあ、彼方とゲームやってくる」


いつものお母さん、本当に極々自然な会話。私は、ゆっくりと2階に行こうとする。


「あ、そうだわ。今日の、クッキーどうだった?」


「美味しかった。本当に」


「それなら、良かった」


その言葉を最後に、私はリビングを出た。そして、自分の部屋に戻る。


「どうだった、檸檬?」


ドアを開けると、携帯から目を離し、私の方を向いて笑顔で私に喋りかける彼方。


「……普通に、晩御飯、一緒に食べていいって」


彼方は私の顔を見て、笑う。


「嬉しそうだな。お前のニヤけてる顔なんて初めて見た」


私がニヤけてる? 私は自分の口に意識を向けると、本当にニヤけてるのが分かる。ニヤけるのを止めようとしても、止めれない。


「それが、幸せってやつだよ」

どうも、最近アクセス解析なんてもんがあると知った犬三郎で〜す。

まず、アクセス解析を知った経緯を言いたいけど、その最後に皆さんに聞きたいことがある。まず、第2章が書きたくて書きたくて書きたい体になってしまって、0話作って、1話は作りかけているんですけど、もう0話投稿しようと思ってたけど、これって投稿した話数の位置を変えられないんですか? その機能を探してたら、アクセス解析というのを見つけました。

そして、これなんなん? と思って見てみたらびっくりすることに、PV数やユニークユーザーが分かるではありませんか! PV数なんてもうちょっとで1万超えるし! っていうか、1万までいこうとしてるのになんでブックマークは減ったんだ!? 意味が分からない! まぁ、そんなことはどうでもいい。

俺は、第2章を早く書きたい! なのに、第2章を投稿したら、話がバラバラになってしまう! だから、俺は別作品を書かずにこっちを書くことを決めた?そして、3月の終わりまでに番外編をほとんど書こうと決めました。はい、ということで次は来週の火曜日に会いましょう! この時間に会いましょう!


by えっ? 火曜日? まだ、次の話し全然書いてないのに? はい……次は加奈が出るので気合いで書こうと思ってる犬三郎



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ