第19話 ~カロリーは女の大敵~
第19話登場人物名前
小泉紗夜:こいずみ さや
日代明日葉:ひしろ あすは
連上成一:れんじょう なるい
星野檸檬:ほしの れもん
今日は土曜日。一昨日檸檬は正解を見つけると決意した。
そして、急遽やることになったお泊まり会。
彼方達男子は泊まらず、女子だけで泊まることになった。
明日葉の家で、紗夜、明日葉、檸檬が泊まることになった。
「すげぇぇー! 市が異なるだけで世界って変わるのか!?」
「凄いですー! こんな豪邸があったらいっぱいゲーム買えます!」
「私より大きい家は沢山あるので……そんなことないですよ」
「いや、そんなことないって……これは凄い豪邸だぞ!?」
ここは玄関? なのか分からない程に広い場所。本当に豪邸に住んでいる、明日葉。
本当にテレビで見るような豪邸。家に入るためにははデカい門を開け、そこから車で入った。庭だと思うところは本当にデカく、本当にボンボンなのが分かる。
そして、車から下りるとそこは地下。家の地下に駐車場があるのだ。
そこから、エレベーターで上がり1階、普通の家で言う玄関に着く。そこはほぼ高級ホテルのロビーだった。
そこで紗夜達が言った言葉は本当の驚きの言葉だった。
「いや、本当に金持ちじゃねぇかよ」
「まぁ、普通は驚きますよね。まぁ、これは序盤なので頑張りましょう」
連城がフォローするが、檸檬、紗夜の開いた口は閉じない。
「いや、これが序章って……怖いよ」
紗夜が一般人と超絶富裕層の差にドン引きしつつ、紗夜と真逆で檸檬は未知の世界にワクワクが止まらなかった。
「まぁ、これはお母様とお父様のお金なので、私は使わせてもらってるだけの立場なんですけどね」
「まぁ、それを言うと私達だってそうだけど……本当に住む世界が違うな。しかも。ここの家の人が私の親友なんて信じられない」
「まぁ、月30回来たら慣れますよ。人は環境の順応が早いですからね」
「確かにな……」
連城の言葉に何故か納得してしまった紗夜。
「さぁ、皆さんの泊まる部屋に案内しますね」
「そうだった。私達、ここに泊まるんだった」
本当に超一流ホテルのような家。本当に紗夜はビビりまくっていた。
「エレベーターにお乗り下さい」
連城の指示に従いエレベーターに乗った明日葉達。
そして、エレベーターに乗り3階へ着いた。
「3階は執事、お嬢様、ご主人様達の寝室とお風呂があります。他にも色々ありますが、まぁそこは見てからのお楽しみです」
「本当に凄いです……」
「ああ、本当に凄いな」
エレベーターから降りた明日葉達。3階も本当に豪華な装飾だった。廊下も広く、1人で無闇矢鱈走ったら迷子になってしまう、そんな気にさせてしまうほど広かった。
廊下も3m、4mぐらの幅。自分には本当に縁もゆかりもない場所にさらに緊張する紗夜。
対して檸檬はもっとワクワクが増している。
「今日はお嬢様の寝室で皆様は泊まることになっています。では、ここからは私は呼ばれるまで姿は見せませんので、ごゆっくりしていってください」
「行っちゃうのかよ連城君」
連城がいることで少し安心感があった紗夜だが、連城がいなくなることで不安を覚えてしまった。
「大丈夫ですよ、紗夜様。楽しめばその緊張もとれますよ」
連城はエレベーターに乗り喋った。そして、エレベーターのボタンを押し違う階に行ってしまった。
「じゃあ、私の部屋まで案内しますね」
明日葉は歩き始め、その後に紗夜達はついていった。田舎者が東京に行った時のように紗夜は周りをキョロキョロ見た。
「根本的な話になりますけど、檸檬ちゃんはなんで私達だけでお泊まり会がしたいって言い始めてたんですか?」
「3人と思い出を作りたかってんですー」
「確かに3人きりでなんかしたことはなかったな」
今の檸檬と3人で遊びもしなかったと気づいた紗夜。
そんな話をしていると明日葉の部屋の前についた。
「ここが私の部屋です」
その部屋の扉は一際目立つ装飾してなかった。本当にシンプル。ほかの部屋の扉となんなら変わらないが、1つの変わっているというなら、檸檬の部屋の扉と同じように名前が書いてある看板を付けていた。
だが、その看板に書いてある文字は『我が家のアイドル 魔法少女明日葉ちゃんの部屋』
と書いてあった。しかもその看板はアニメのロゴのように可愛らしい文字だった。
それを見たた檸檬達は……
「はははははっ! なんだよこれ」
「本当です! 面白い看板です!」
2人は笑いながら言った。
「笑わないでください! 私も嫌なんですよこれっ!」
明日葉は赤面をして、顔を手で隠す。
「ごめんごめん。でもこれ見たら笑っちゃうよ」
「もういいです! 早く私の部屋に入りますよ!」
プンスカと怒りながら扉を開ける明日葉。扉を開けるとそこは美しい部屋だった。檸檬のTHE女子部屋と違い、豪華なベットや豪華な家具のせいで女の子みたいな部屋ではなく、
王妃が使うような部屋だった。
「へぇー、なんか本当に想像通りの部屋だな」
紗夜と檸檬は明日葉の部屋を隅から隅まで見て思ったことを言う。
「写真が多いな」
明日葉の部屋には幼少期の明日葉の写真や、お父さん、お母さんと思われる写真もあった。
勿論、紗夜や檸檬の写真もあったが若干、彼方の写真の方が多い気がした。
「そうですかね? やっぱり皆との思い出を大切にしたいと思ってるからですかね?」
そんな中、ぐぅ~という音がした。そして、一時の静寂。
「お腹が空きましたね」
赤面しながら言う明日葉。お腹が鳴ったのは明日葉のようだ。
そして、次にまたぐぅ~という音が聞こえる。
「そ、そうだな。だけどよ、何を食べるんだ?」
紗夜も赤面しつつ思ったことを口にした。
「この部屋で食べるか、食堂で食べるかどうします?」
「私は食堂で食べたいです!」
檸檬が食い気味で言った。それを見て紗夜も……
「じゃあ、私も食堂で食べようかな」
「分かりました。じゃあ、食堂に行きますか」
ーー食堂ーー
「すげぇ! 普通のご飯だ!」
そこに驚いてしまった紗夜。
「私の家では初心を忘れるなということで、ご飯は一般家庭より味は良くなりますが、メニューは普通ですよ」
食堂それは本当にバイキング形式のお店のようだった。バイキング形式で多種多様なご飯が置いてあり、そこら中にに机がある。何か違うところがあるとすれば……
「庭が綺麗です」
そう、檸檬が言った通り庭が綺麗なのだ。庭方面の壁がすべてガラス張りで、綺麗で整えられている庭を見ながら食べるご飯は格別だろう。
「じゃあ、食べましょうか」
「そうだな。じゃあ、私は酢豚を食べよ」
「じゃあ、私はハンバーグを」
各々が好きな物を取り、流石に好きな物を取りすぎたと紗夜はちょっと後悔しつつ椅子に座る。
「お待たせしました。檸檬ちゃんが食べたいものが多すぎでいっぱい持ってきました」
「ごめんなさい明日葉ちゃん。でも、こんなに食べきれるかな?」
明日葉と、檸檬は大きいお皿いっぱいに食べ物を持ってきた。
それを改めて明日葉は見て喋る。
「今日は体重のことを忘れて食べましょう!」
「そうだな。私も体重のことを忘れるよ」
その話を聞いた檸檬は不思議に思った。
「え? ご飯っていくら食べても太らないんじゃ?」
「いやいやいや檸檬ちゃん、ご飯は食べたら太るものだよ」
「そうですよ、檸檬ちゃん。ご飯は女の子の天敵です」
檸檬は更に不思議そうに言う。
「え? でも、私太らないよ?」
「「えっ!?」」
「はぁ~食べた、食べた」
「そうですね。檸檬ちゃんが太らない体質なのはドン引きしましたが、ご飯は美味しかったですね」
「でもまさか、友人に太らない体質の人がいるなんてな……」
檸檬が太らないと聞いた2人はドン引きしてしまった。
「太らないってことは胸に全ての栄養がいってるのかな?」
「確かに、檸檬ちゃんの胸は大きいですもんね」
檸檬は照れながら言う。
「そんなことないですよ。明日葉ちゃんも、ちゃんとデカいじゃないですか」
「そうですかね? でも、檸檬ちゃんには劣りますよ」
それを聞いていた紗夜は、2人に比べたら小さすぎる胸を見て、思ったことを口に出す。
「やっぱり、男の人は胸がデカい人って好きなのかな?」
「どうですかね? 連城に聞いてみますか?」
「いや流石にそれを聞いたら、連城君が可哀想だよ」
「じゃあ、彼方君や渡君はどうなんですかね~?」
檸檬が上を向きながら喋った。3人も上を向き、彼方と渡の事を思い浮かべた。
「彼方君は偏見ですけど……好きそうじゃないですか?」
明日葉の言葉に檸檬は頷いた。
「確かに。彼方君は普通ですから普通に好きそうです」
「いや、兄貴は……どうなんだろう」
彼方が檸檬の胸を触ったと、彼方から聞き出した紗夜は、なにも興奮なんてしなかったと。だから、大丈夫だと言っていたのを覚えている。
だから、彼方は女性の胸部が好きなのかは分からなかった。
「でも、渡君は完璧に好きそうだよな」
「まぁ、それは確定ですよね」
2人の言葉に檸檬は、まだよく知らない渡はムッツリスケベなんだと心のノートに書き込んだ。
そんな雑談が続き、時間は午後4時半頃になっていた。
「お嬢様」
その言葉に3人は声のする方向へと振り向いた。そこには連城がいた。
「なんですか、連城?」
「もう、4時半です。お嬢様の計画が駄々崩れになっていますよ」
その言葉に3人はびっくりした。この食堂には時計がなく、3人の体内時計ではまだ2時半。
話に花を咲かせてしまった事に後悔をするかと思いきや……
「時間がもっと遅かったらいいのにな」
「そうですね。私もそう思います」
「そうです、そうです」
3人はこの時間がもっと続けばいいと思っていた。
「じゃあ、部屋に戻ってゲームでもしますか?」
「そうだな。でも、明日葉ちゃんは飲み込み早いし、檸檬ちゃんは元々上手いし、私はゲーム得意じゃないんだよな」
「大丈夫です。今日は皆で出来る最強のメオリゲーム、メオリスペシャルスペースアースパーティーを持ってきました」
「なに、そのごちゃごちゃな名前!? っていうか、どこかで聞いたような名前だな?」
「そうですか? 私は聞いたことはないですけど」
「私も知らないですー」
2人の言葉を聞き、2人が聞いたことないなら昔に明日葉達と遊んでいない時に聞いたのかなと思ったが、今はそんなことを関係ないと考える。
「まぁ、そんなことはどうでもいいや。早くゲームやろうぜ」
「私のメオリ愛で絶対に勝ちます!」
「私も檸檬ちゃんに勝ちたいですね」
いつの間にかこの家に慣れ、緊張もしなくなっていた紗夜達だった。
どうも今日は2本投稿をする犬三郎で~す。
別小説も投稿したので良かった見てください。まぁ、そんなことはどうでもいい、この先の展開が分からん。っていうかこの女子回いつ終わるんやろ……いや、次で俺はコンパクトに終わらせるぞ! 終わらせる……のか?
by 1万字までに檸檬回を終わらせたい犬三郎




