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an-pan: では、ご家族は久世さんがプロになることには賛成だったんでしょうか?
久世: 僕は、プロになろうとしてたわけじゃなくて、普通に就職してもDOMESTICSでバンドやっていられればそれでいいかなっていう感じだったんですけど、篠原が「こいつらは、俺が養う」くらいの意気込みで、絶対プロになるって思ってたみたいで。
なので、プロとしてやっていくっていうのも、篠原がうちに来て両親を説得してくれて。
an-pan: ご両親を説得しに来たの、篠原さんなんですか!?(笑)
久世: うちに来て、リビングで「息子さんを俺にください」って。
an-pan: 結婚するんじゃないんですから(笑)。その時、ご家族はどのような反応だったのでしょうか?
久世: 両親はその時「あ、そうなの? がんばってね」みたいな感じで、俺も「うん、頑張るわ」って。篠原が「軽いな、久世家!?」って言ったのをすごい覚えてる(笑)。
an-pan: 篠原さんが驚かれるのも、わかる気がします(笑)。
では、「バンドを続けられればそれでいい」から「プロとしてやっていこう」へ変わった瞬間って?
久世: 僕は割と単純な性格で、最初も、篠原と桐生が「ウチでボーカルやれ」って誘ってくれたから「うん、やる」って感じで始まって、今は応援してくれるファンの人たちが「頑張ってください」って言ってくれるから頑張ってるみたいなところがあって。
でも、結構凝り性というか、負けず嫌いな部分があって、やるからには妥協はしないぞって。
なので、みんなにそっぽ向かれるまでは全力で走り続けようって思ってます。
an-pan: なるほど。
久世: あ、質問の答えになってないかな? だから、変わった瞬間っていうなら、ライブでファンのみんなの歓声を聞いた瞬間、かな? あの時からDOMESTICSのボーカリストとして、プロでやってやるって気持ちになった気がする。
今思うと、ちょっと遅かったかな?
an-pan: いえ。遅くないと思います。
では、ライブで客席を見ているとき、久世さんはどこを見て歌ってるんですか?
久世: 大きな会場だと、全員の顔は見えないんだけど、それでも会場全体はぐるっと見渡して、「みんな、いるね? いるね? いるね?」って確認はしてますよ。
こっちはライトあてられてて、客席は暗いから顔ってはっきり見えないんだけど、歌っているうちにふと、みんなの顔がはっきり見える時があるんですよ。感覚、なのかもしれないけれど。「あ、楽しんでくれてるな」って。
だからたぶん、全員の顔、ちゃんと見てると思います。
an-pan: ……素敵ですね。




