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【DOMESTICS】音楽雑誌『BAND STYLE』特集記事  作者: 宮地拓海
2nd『GAMBLER』

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Track06.『Too late』

『Too late』

動画リンク https://youtube.com/shorts/oaBaAbAmACc

――今回の楽曲は、すごく個人的な感想になってしまって恐縮なのですが……、刺さりました。


久世(Vo):このようなご経験が?


――いえ、そうではなくて!


桐生(Gt):そういうの、聞けちゃうお前はホントすごいよ。

篠原(Ba):女性のプライベートを詮索するんじゃない。

久世(Vo):ごめんなさい。


――いえ、全然問題ないです。ですが、この曲の切なさは、すごく胸に来ました。


久世(Vo):そういうご経験が?

桐生(Gt):やめろっつーのに(笑)


――むしろ、久世さんがこのようなご経験をされたのかな、と。すごくリアリティのある歌詞で、悲痛な叫びが心に突き刺さる感じがしました。


篠原(Ba):久世は年上が好きだから……

桐生(Gt):あと、報われない恋ばっかりしているので。

久世(Vo):何も知らないよね、君たち!?

篠原(Ba):ほぼ知ってる。


――では、お詳しいという篠原さん。久世さんの実体験だと思われますか?


篠原(Ba):そんな話の振られ方は初めてだ(笑)

桐生(Gt):実体験ではないだろうけど、こういう感情は常に持っているんじゃないかな。久世はのめり込むタイプだし、諦めも悪いし。

久世(Vo):お前が俺のなにを知っている?

桐生(Gt):全部知ってるわ。


一同:(笑)


――今作は、重厚なロックといいますか、ガツンと“キく”楽曲だなと感じました。


篠原(Ba):桐生のギターが心地いいんだよな。

久世(Vo):俺も好きだったな。

桐生(Gt):……過去形?

久世(Vo):いや、違う違う。初めて聴いた時。「かっこいいな」って。

桐生(Gt):なら、よし。


――満足そうなお顔をされていますが、やはりメンバーに認められるというのは、何か特別な思いがあるのでしょうか?


篠原(Ba):俺らは元々高校のクラスメイトで、「こんなのどう?」って聴かせ合ってたから、今もその延長というか、やっぱりこの二人に「おぉっ!」って思わせたいっていうのはあるよね。

桐生(Gt):今の、俺への質問じゃなかった? めっちゃ掻っ攫われていったんだけど。

篠原(Ba):桐生も同じ気持ちです。

桐生(Gt):代弁されちゃったよ(笑)

久世(Vo):でもまぁ、外れてはないからね。

桐生(Gt):お前らが、俺のなにを知っている?

篠原・久世:全部知ってるわ。


一同:(笑)


――重厚なサウンドでありつつ、とても繊細で切ない雰囲気を纏った曲だと感じました。


桐生(Gt):そこは、ちょっと意識して作りました。強さと弱さの共存というか、強さのすぐ裏に、弱さがあるというか。

久世(Vo):なんかこう、ライトでギラギラ照らされたところで踊りまくるより、真っ暗な部屋でヘッドホン使って聴きたくなる感じの曲だよね。

篠原(Ba):言わんとすることは、分かる。

久世(Vo):浸りたいタイプの曲だよ、これは。

桐生(Gt):歌詞も、発散させる感じの歌詞じゃないから、ちょうどいいかもな。

久世(Vo):もどかしさに、浸る。

篠原(Ba):浸りにくいな(笑)


――MVも、切なさが画面から伝わってくるような映像になっていましたね。


篠原(Ba):フラれた久世を、俺と桐生が待ち受けているMVね。

久世(Vo):そんな内容じゃなかったはずだ!

桐生(Gt):自棄を起こして暴走しないように、家の前の道路と最寄り駅のホームで待ち構えてたんだよ、手分けして。


――そう言われると、その様に見えますね。


久世(Vo):違うからね!? あれは、各々が大切な人に想いが届かなくて苦悩しているってMVだから。“各々”がね!

桐生(Gt):めっちゃ強調してきた(笑)

篠原(Ba):そうだったのか。俺は「久世、遅いな~。暴走するなら早くすればいいのに」っていう演技をしていたな。

久世(Vo):だとしたら、台本をちゃんと読めって叱られて来いよ、監督に!


一同:(笑)


――みなさんが、それぞれの想い人への届かない想いに苦悩しているというシーンだったのですね。


桐生(Gt):“だったのですね”って(笑) 伝わってないぞ~!


――失礼しました(笑)


挿絵(By みてみん)


――今回は、お三方が別々の場所での撮影だったのでしょうか?


篠原(Ba):……いや、いたなぁ、なんでか。みんな。

桐生(Gt):“久世配慮”じゃないか?

篠原(Ba):うちのスタッフには、しばらく久世断ちをさせよう。

久世(Vo):なに“久世断ち”って!?

篠原(Ba):甘やかし過ぎだ。

久世(Vo):楽しかったじゃん! 桐生の座ってるベンチの横に座ってみたり。

桐生(Gt):あぁ、すげぇ邪魔だった(笑)

久世(Vo):桐生だって、篠原の乗る車に「タクシー!」って言って手を挙げてたじゃん!

篠原(Ba):あぁ、すげぇ邪魔だった。

久世(Vo):……あれ? 俺、何もされてない。

桐生(Gt):それが普通なんだよ。


一同:(笑)




届かない想いを抱えながらも、それでも前へ進もうともがく――。

『Too late』には、そんな人間らしい弱さと強さが、力強いロックサウンドに乗せて描かれている。

胸を締め付ける切なさと、魂を揺さぶる熱量。

DOMESTICSだからこそ鳴らせる"咆哮"を、ぜひその耳で受け止めてほしい。




『Too late』

動画リンク https://youtube.com/shorts/oaBaAbAmACc

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