Track04.『明日を変える約束』
『明日を変える約束』
動画リンク https://youtube.com/shorts/Xq5G0g1wjXE
――それでは『明日を変える約束』について、いろいろ伺いたいと思います。
桐生(Gt):久世の優しさ(笑)
篠原(Ba):妄想だろ。
――この楽曲も、楽しそうな裏話がありそうですね(笑)
桐生(Gt):スタジオ入ってしばらくしたら、なんでか急に久世が、「篠原くらいの大スターになると、日常生活送るのも大変だよな。顔バレ(※アーティストだとバレること)して」って言い出して。
――急に、ですか?
桐生(Gt):急に。それで、「デートなんかしたら、ファンに取り囲まれて大変なことになるぞ」って。
――それで、誰も僕らを知らない街へ連れ出そうという歌詞に?
久世(Vo):そうしたら、篠原もゆっくりデートが出来るから。
篠原(Ba):大きなお世話だ。
――えっと……篠原さんには現在、そのような方が?
篠原(Ba):ないです、ないです。全っ然。俺は、音楽が恋人なので。
桐生(Gt):アイドルか(笑)
――DOMESTICSは恋愛禁止とか、そういったルールは?
桐生(Gt):ないよ!(笑)
久世(Vo):結婚でも離婚でも不倫でも、好きにしてください。
篠原(Ba):いや、不倫はやめろ。トラブルは困る。
桐生(Gt):トラブルじゃなくて、倫理的にアウトなんだよ!
――では、どうして急に久世さんは篠原さんの恋愛事情を心配されたのでしょうか? 伺っても構いませんか?
篠原(Ba):これ、実はちゃんと理由があって。
桐生(Gt):あるんだ。俺、知らないや。
篠原(Ba):久世がコンビニ行ったら、「久世さんですよね」って店員さんに言われて。
桐生(Gt):顔バレしたの、お前じゃん!?
久世(Vo):で、言われたんだよ。「篠原さんの大ファンなので、頑張ってくださいと伝えてください」って。
一同:(笑)
久世(Vo):高校以来だよ、「篠原君にこれ渡して」みたいなの。
――そんな経験があったんですか?
久世(Vo):一年生の時に、三年の先輩に呼び出されて、しかも体育館裏っていうベタな場所でさ、女の先輩からの呼び出しだからどきどきして行ったら、「篠原君に」って、バレンタイン。
篠原(Ba):その節はありがとう。とっても美味しかったよ。
久世(Vo):俺はよく「篠原君に」「桐生君に」って言われたけど、お前らから「久世君に」っていうの、一回ももらったことないからな?
篠原(Ba):言われたことないから。
桐生(Gt):俺もない。
久世(Vo):言われろよ!
篠原(Ba):俺らじゃなく、世の女性に「言えよ!」って言ってくれ。
桐生(Gt):まったくだ。
一同:(笑)
――その店員さんの一言で、篠原さんの人気を悟り、日常生活が大変だろうと心配されたというわけですね。
篠原(Ba):そんないい話じゃないです。ただのやっかみなんで。
桐生(Gt):やっかみでこんないい歌詞書いたのか、こいつ(笑)
――確かに、歌詞カードを拝見した時、思わずときめいてしまいました。二人だけの時間を過ごそうというダイレクトなお誘いの言葉と感情が胸に響いて。
桐生(Gt):あとは、それを言う相手がいたら完璧だな、久世は。
久世(Vo):いいんだよ。音楽が恋人だから、俺は。
桐生(Gt):アイドルか(笑)
――MVでは、本当に遠くまで行かれていましたね。
篠原(Ba):撮影場所はスペインのアラゴン州にある古い町で、いい町だったよね。
桐生(Gt):初めて行った場所なのに、懐かしいって感じがして。魂が覚えている、みたいな。
篠原(Ba):大きな街が近くにあるんですが、旧市街地の方は本当に昔ながらのというか、日本人が思い描く「異国情緒」を具現化したような、素敵な場所でした。
久世(Vo):遺跡とかもあって、あそこに一か月住んだら、ファンタジーの住人になれそうだよね。
篠原(Ba):村人Aか?
桐生(Gt):あぁ、「ここはナントカの町だよ」っていい続けるヤツな。
久世(Vo):それじゃあ、ゲームじゃん!?(笑)
――MVのコンセプトは、どのようなものだったのでしょうか?
篠原(Ba):迷子になった久世を二人で探すっていう。
久世(Vo):違うよ!?
――違うんですか?
桐生(Gt):ほら、迷子に見えてたって(笑)
久世(Vo):あれは、俺があの町の自由の象徴で、この二人は別の国からやってきた旅人たちで、人と人との触れ合いとか交流とか、ルールとか秩序とか、そういうのを表してるのがこっちの二人なんですよ。でね、自由と秩序が出会った時に、麦の穂が実って、黄金に輝く麦は財宝とか宝物を表現しているから、そういう、素晴らしいものを手にするっていうストーリーなんですよ。
――そうだったんですね。
久世(Vo):二人はルールの中に囚われて、大きな声も出せないから、大空の下にいた自由の象徴が人里まで降りてきて「ここだぞ~!」って呼びかけるけど、出会えなくて、それで路地裏の秘密の抜け道で「こっちだよ」って自由への道を案内してあげてるんですよ、俺は。
篠原(Ba):いや、「待ち合わせはここな」って言ってるのに、「わぁ、空が綺麗~」とか言って一人で変な方に行って、俺と桐生が「あいつどこ行ったんだよ……」って頭抱えてるMVだったよな?
桐生(Gt):それで「あいついないから、先に二人で飯食っちまおうぜ」っていう。
久世(Vo):台本読んだよね!?
篠原(Ba):台本通りにやったら、何故か久世が迷子になった話が出来た。
桐生(Gt):市場の雑踏の中で「篠原~! 桐生~! どこー!?」って叫んでたよな?
久世(Vo):迷子じゃん、完全に!
一同:(笑)
スタッフ:コンセプトは久世さんの、完成品はお二人の仰るような仕上がりになりました。
久世(Vo):コンセプトから逸脱しちゃダメだろ!?
篠原(Ba):キャラクターが台本に勝ったんだよ。
桐生(Gt):だな。「久世ならそうだろうな」っていうイメージが強すぎて。
久世(Vo):どんなイメージだよ!?
篠原(Ba):そんなイメージだよ。
桐生(Gt):(笑)
篠原への勝手な想像から生まれ、最後は周囲が抱く“久世らしさ”に物語を塗り替えられた『明日を変える約束』。
異国情緒あふれる街並みと、初めて見るはずなのにどこか懐かしい風景が、楽曲の温かな世界を優しく包み込んでいる。
誰かと一緒なら、知らない場所さえ大切な思い出へ変わっていく。
心をそっとほぐしてくれる、DOMESTICSの小さな旅を楽しんでほしい。
『明日を変える約束』
動画リンク https://youtube.com/shorts/Xq5G0g1wjXE




