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【DOMESTICS】音楽雑誌『BAND STYLE』特集記事  作者: 宮地拓海
2nd『GAMBLER』

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Track02.『アイズ』

『アイズ』

動画リンク https://youtube.com/shorts/USikvaUOJsE

――『アイズ』について、お伺いします。


久世(Vo):しんどかった……


――久世さんの表情が一瞬でくもりましたね(笑)


久世(Vo):全っ然歌詞がハマらなくて……

篠原(Ba):全部英語でやってみたり、全部日本語にしてみたり、苦戦してたな。

桐生(Gt):掛け声とか擬音になってた時あったよな、「(『アイズ』のメロディーに乗せて)♪えいやっさー、わっしょい」って(笑)


――紆余曲折があったわけですね。


久世(Vo):タイトルも紆余曲折あった。

篠原(Ba):最初は『EYES』だったんだけど、途中で『合図』になってて、『愛’s……』になって、最終的に『アイズ』で落ち着いたんだよな。

久世(Vo):どの意味を際立たせたいかって考えて、考えて、考えて……全部含めた。

桐生(Gt):あぁ、いたいた。ドリンクバーで全部混ぜるヤツ。


――様々な意味が含まれているんですね。この曲を聴いた時、視線と合図が印象的に描かれていたので、『EYES』と『合図』のダブルミーニングだと思っていたんですが『愛’s……』、愛の複数形ですかね、そういう意味もあったんですね。


久世(Vo):いや、それは『愛 is ……』で、「愛ってなんだ?」みたいなニュアンスで……まぁ深く考えないでください。

桐生(Gt):いや、考えてもらえよ(笑)


挿絵(By みてみん)


――そしてMVですが、今回もユニークな映像作品に仕上がっていますね。


篠原(Ba):1stアルバムの時に、俺と桐生がバイトするってMVがあって(『STAY BY ME』)、その時のインタビューで久世が「次は自分もバイトする」とか言ってたので、清掃業を。

久世(Vo):本当にさせられるとは(笑)

桐生(Gt):俺と篠原が、高校で久世と出会っていなかったらっていうifの世界なんだよな。

久世(Vo):二人だけすっごい売れてて、俺が「いいなぁ」って見てるっていうね。

篠原(Ba):けど俺らの売れ方も限定的というか、今ほどではないっていう設定だよな、あれは。


――三人が揃ってこそのDOMESTICSですからね。


桐生(Gt):いや、別にそこは……

久世(Vo):「はい」でいいじゃん!


一同:(笑)


――先ほどお話があった、シークレットライブは、このMVの撮影と同時に行われた――と、今スタッフの方に伺いました。


篠原(Ba):1stアルバムに封入されていたハガキを送ってくれた人の中から200名を抽選でご招待して、シークレットライブと、MV撮影の協力をお願いして。

桐生(Gt):「シークレットライブ当たったー!」って現場に来たら、働かされるっていうね(笑)

久世(Vo):ひどい扱いだね(笑)

篠原(Ba):みなさん協力的で、本当に助かりました。

桐生(Gt):ノリノリだったよな。“久世を突き飛ばす人選手権”(笑)


――それは?


篠原(Ba):MVで久世を突き飛ばす役を一名選出するために、希望者の女性全員に久世を突き飛ばしてもらって。

桐生(Gt):一番いい突き飛ばし方をした方に、本番でも突き飛ばし役をお願いして。

久世(Vo):二十回くらい突き飛ばされたよ、俺(笑)


――大変でしたね。


久世(Vo):彼女たちはみんな二人のファンで、清掃員である俺には目もくれないっていう設定で、ほら、漫画でよくあるじゃない? 人の波に押しつぶされて、踏みつけられて「ぐえぇ~」みたいな。あれをMVでやって。

篠原(Ba):突き飛ばされて、踏みつけられて、俺らが通り過ぎたらボロボロの久世が倒れてるっていう。

桐生(Gt):コントだな(笑)

久世(Vo):それで、踏まれたっていう演出だと思うんだけど、顔とか服に泥をべったり塗られて。

篠原(Ba):靴跡とか付けてな。

久世(Vo):でも、泥なんだよ! 「え、彼女たちは沼から出てきたの?」って。


一同:(笑)


篠原(Ba):相当ぬかるんでいたところを、歩いてきたんだろうな。

桐生(Gt):映像的に分かりやすさ重視なんだろうけど、泥はないよな、たしかに(笑)

久世(Vo):俺、どろっどろだったからね(笑)


――シークレットライブは、撮影場所のライブハウスで行われたんですか?


篠原(Ba):そう。結構いいライブハウスで。

桐生(Gt):あれくらいの小さいところでやるのもいいなって、みんなで。

久世(Vo):今後、アリーナ公演とは別に、あぁいう規模のところでもやっていきたいよね。

篠原(Ba):小さい分、派手な演出が出来ないから、音で勝負するっていう感じが。な?

桐生(Gt):反応も身近で感じられるし。こう、歓声の波みたいなのが、肌に伝わってきて。

久世(Vo):楽しかった。またやります!




もし、三人があの日出会っていなかったら――。

そんな別の可能性を描いた『アイズ』のMVは、DOMESTICSというバンドが三人である意味を改めて浮かび上がらせた。

どんな経験からも新たな道を見つけ、その視線を未来へ向け続ける彼ら。

次の一曲では、その目にどんな景色が映し出されるのだろうか。




『アイズ』

動画リンク https://youtube.com/shorts/USikvaUOJsE

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