Track10.『No way!』
『No way!』
動画リンク https://youtube.com/shorts/GroPfAZ1znI
――続きまして、『No way!』について、お話を伺います。
桐生(Gt):あぁ、出ちゃった。
篠原(Ba):久世被害者の会。
久世(Vo):被害者って言わないでよ!(笑)
――何か事件があったんですか?
桐生(Gt):この曲、久世がめちゃくちゃ気に入っちゃって。
篠原(Ba):そうそう。
桐生(Gt):ずっと歌ってたの。収録中とか、移動中とか、なんならMVの撮影中も。
篠原(Ba):違う曲の歌入れ終わった直後にも歌ってたぞ。
――相当お気に入りのようですね。
久世(Vo):なんかさ、メロディーが凄くよくて。聴いた瞬間歌詞が浮かんで、この曲は最初からこの歌詞がついてたんだっていうくらいに、自然に出来上がって、それがなんか気持ちよくて。気が付いたら、鼻歌を歌っているっていう……
桐生(Gt):鼻歌は、あんな大ボリュームじゃねぇーよ(笑)
篠原(Ba):めっちゃ全力の歌唱だっただろうが。
桐生(Gt):スタジオに着いたら聞こえてくるんだよ、「♪大好きな君が~」って。それで「あぁ、久世もう来てるんだな」って察するという(笑)
篠原(Ba):楽屋にいると近付いてくるんだよな、「だ~い好きなき~みがぁ~♪」って。
――それで、ずっと聞かされていたから“被害者の会”と?
桐生(Gt):いや、そうじゃなくて。久世の悪いクセがね。
篠原(Ba):こいつ、すぐ調子乗るから。
桐生(Gt):久世が鼻歌歌ってる時に廊下ですれ違うと、こっちをガン見しながら歌ってくるんだよ、「だ~い好きなき~みがぁ~♪」って。
篠原(Ba):めっちゃ至近距離で。
桐生(Gt):俺、一回壁ドンされたしな(笑)
篠原(Ba):男に壁ドンされて、「だ~い好きなき~みが~♪」はきついな(笑)
――そんなことになっていたんですね。女性なら喜ばれるかもしれませんが。
桐生(Gt):あまい!
篠原(Ba):被害者は我々だけではないんです。
久世(Vo):だから、被害者はやめてって(笑)
桐生(Gt):女性スタッフを見つめながら歌うからね、こいつ。「だ~い好きなき~みが~♪」って。
篠原(Ba):完全にジゴロだよ。
久世(Vo):スタッフのみんなに対する“好き”って感情が暴走して。あふれ出しちゃって。
桐生(Gt):あふれ出しすぎだろ(笑)
篠原(Ba):老若男女問わず。
桐生(Gt):いや、こいつはコーヒーサーバーにも歌ってた。
篠原(Ba):世話になってるもんな、スタジオのコーヒーサーバーには。
久世(Vo):毎日、美味しいコーヒーをありがとうって(笑)
――スタジオには、久世さんの“大好きな君”がたくさんいらっしゃるんですね。
桐生(Gt):そんな綺麗なまとめはいらない!(笑)
篠原(Ba):そんないい話じゃないから(笑)
久世(Vo):いやいや、そういうことなんだよ。みんな大好きだから。
桐生(Gt):このデカい男が、廊下の向こうから「だ~い好きなき~みが~♪」って歌いながら近付いてくるのはホラーだよ(笑)
篠原(Ba):しかも最高の笑顔でな(笑)
久世(Vo):あ、なんなら今、歌う?
桐生(Gt):いらんわ!
――楽しいエピソードをありがとうございます。それではMVについて……
桐生(Gt):“楽しいエピソード”って(笑)
――失礼しました(笑)。MVも随分と楽しい映像になっていましたね。
久世(Vo):あれ、楽しかったよね。
篠原(Ba):スタッフのサプライズで。
桐生(Gt):サプライズの方向性が違うけどな(笑)
――“サプライズ”ということは、撮影内容を知らされていなかったのでしょうか?
篠原(Ba):一部伏せられていたというか……コンセプト自体は聞いていたんです。「みんなでホームパーティーします」って。
桐生(Gt):で、「各自好きな椅子を用意してください」って言われて、それぞれ別の店に買いに行かされて。
久世(Vo):「どんな椅子がいいですか?」って聞かれたから、俺はめっちゃ趣味に走ってアンティークなのがいいって言ったの。そしたら「じゃあ、このお店行きましょう」って。
――MVの椅子は、みなさん自身が選ばれたものだったんですね。
篠原(Ba):そこの個性が狙いだったんだろうね。
桐生(Gt):で、椅子を持って会場に行ったら、テーブルがめっちゃ低いっていうサプライズが(笑)
久世(Vo):「椅子いらないじゃん!」って(笑)
――それで、あのようなちぐはぐな映像になっていたんですね。
篠原(Ba):それで、「とりあえずパーティーしていただいて、盛り上がった流れで演奏に入りますので」って言われたんだけど……なぁ?
桐生(Gt):盛り上がれるわけもなく(笑)
久世(Vo):それで篠原が「よし、演奏しよう!」って立ち上がって(笑)
桐生(Gt):めっちゃ笑ったな。最高の間とタイミングだった(笑)
――そのシーンはMVにも採用されていますね。笑い声が聞こえてきそうな、素の表情が素敵だなと思いました。
久世(Vo):それで、俺がサビを歌うと、この二人がにやにやしちゃって。
篠原(Ba):散々聞いてたから。
桐生(Gt):なんなら、収録中も聞いてたから(笑)
――非常に楽しい雰囲気のMVになっていましたね。パーティー会場へ着く前のシーンも印象的でしたが、どのような流れであのような演出になったのでしょうか?
篠原(Ba):あれは、椅子が決まった後で、「じゃあこういう演出にしよう」って監督さんが。
――篠原さんは大きな椅子を車に積んで、窮屈そうに運転されていましたが、危険はなかったんですか?
篠原(Ba):あれは、けん引してもらって撮影したので、実際には運転してないんです。
桐生(Gt):また?
久世(Vo):車には乗るけど、運転はしない篠原(笑)
篠原(Ba):撮影の時はそれでいいだろうが。
桐生(Gt):まぁ、危険なんでやめてくださいね。
久世(Vo):桐生の方がもっと危険だよ(笑)
――桐生さんは、坂道を椅子に乗って滑走されていましたが、危険はなかったのでしょうか?
桐生(Gt):転んだら怪我くらいはしただろうけどね。
久世(Vo):でも、そういうの、進んでやるよね?
桐生(Gt):好きなんだよ、バンジーとかスリル系。
篠原(Ba):ただ、みなさんは絶対マネしないでくださいね。
桐生(Gt):そうそう。あれ、見えてないところにスタッフがものすごいいっぱいいて、万全の態勢で撮影していましたので。
久世(Vo):あれでしょ? 衝撃吸収クッションみたいなの持って。
桐生(Gt):そう。ドクターもそばにいてくれて、警察の方にもご協力いただいて、一時交通整理させてもらって。
久世(Vo):近隣住民を巻き込んで。
桐生(Gt):少しだけ使わせていただきました。
篠原(Ba):それだけの厳戒態勢で、撮影したのが椅子に座って坂道を滑り降りるっていう(笑)
桐生(Gt):全力でバカなことをするのが、大人というものだ。
久世(Vo):かっけぇー(笑)
桐生(Gt):でも、絶対マネしないでくださいね。
何事にも全力で向き合い、そして誰よりも全力で楽しむ。
そんなDOMESTICSのスタンスが、鮮やかに刻まれた楽曲、『No way!』。
計算された演出の中でこぼれる三人の笑顔には、飾らない素顔が確かに映し出されている。
本気で音楽を楽しむこと――そこに、彼らの原点があるのかもしれない。
『No way!』
動画リンク https://youtube.com/shorts/GroPfAZ1znI




