表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【DOMESTICS】音楽雑誌『BAND STYLE』特集記事  作者: 宮地拓海
2nd『GAMBLER』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

18/38

Track03.『Lady Noir』

『Lady Noir』

動画リンク https://youtube.com/shorts/dSSRm8vf03Y


――先行シングルとして発売された『Lady Noir』について、お話を伺いたいと思います。


桐生(Gt):どうも、作曲者です。

久世(Vo):作詞者です。

篠原(Ba):リーダーです。

久世(Vo):張り合った(笑)


――(笑)。今回の曲は、夜の街で出会った素敵な女性に焦がれる思いが印象的でした。なんだか熱くて、切ない歌詞だなと。


久世(Vo):曲を聴いた時に、夏の夜っぽいイメージが浮かんで。

桐生(Gt):花火とかスイカ?

久世(Vo):違うよ!?(笑) 子供だと思われない、俺?

篠原(Ba):この曲は、『勝負師-GAMBLER-』とまったく同時進行で作っていて、その時俺は『勝負師-GAMBLER-』にかかりっきりで、こっちは桐生がメインで指揮を執ってたんですよ。なので、俺がこの曲に関して語れるのはここまでです。

久世(Vo):いやいやいや! 編曲にめちゃくちゃ口出してたじゃん! あと二番のサビもメロディ変えたじゃん!

篠原(Ba):でも、そこはMVでは流れないから。今回は黙っとく。

久世(Vo):こんなこと言ってるぞ。

桐生(Gt):大丈夫。絶対寂しくなって入ってくるから。


――寂しくなるんですね(笑) では、桐生さんに伺います。『Lady Noir』はどのようなイメージで作曲されたんですか? 先ほど久世さんが夏の夜が思い浮かんだと仰っていましたが。


桐生(Gt):特に夏の夜をイメージしたわけじゃないですね。タイアップが決まっていたんで、そっちのイメージで、曲は作りました。


――タイアップのお話はまた後でお伺いする予定ですが、『月影の舞姫』というアニメの主題歌に抜擢されたんですよね。


桐生(Gt):そうですね。ちょうど同じくらいの――タッチの差でこっちが遅かったくらいのタイミングでタイアップが決まって、篠原と手分けして二曲同時に制作を進めていたんだけど、やっぱり最初の曲って力入るというか、「まず、こいつらに“すげぇ”って言わせたい」っていう欲が出てくるので――

篠原(Ba):それは、分かる。

久世(Vo):分かるんだ(笑)

桐生(Gt):それで、物凄くカッコイイ感じっていうのを目指して作ってたら、なんか篠原も同じような路線で考えてたみたいで。

篠原(Ba):お前らに“すげぇ!”って言われたかった。

久世(Vo):(笑)

桐生(Gt):で、結果的に、俺のがシングル、篠原のがアルバムのメインになったんですよ。


――そこは揉めたりしませんでしたか? どちらがシングルか、とか。


桐生(Gt):いや、篠原の曲が凄くいい出来だったので、アルバムを引っ張るのはこれだなって。アルバムタイトルも決まった感じだったし。

篠原(Ba):俺は逆に、シングルとして一曲で世に放てるのは『Lady Noir』の方だなって思ってたよ。

久世(Vo):凄い褒め合ってて、なんか怖っ(笑)


――篠原さん的にも、『Lady Noir』がシングルになることに異論はなかったんですね。


篠原(Ba):なかったですね。この曲も凄く気に入って、あとからめちゃくちゃ口出ししましたしね。

桐生(Gt):俺、篠原に「お前、この曲をちゃんと理解してんのか!?」って怒られたもん。

久世(Vo):桐生が作った曲なのに?(笑)

篠原(Ba):桐生が作っても、もうDOMESTICSの曲だから。

桐生(Gt):それはそうだな。


――お話を聞く限り、みなさんかなりお気に入りの一曲のようですね。


久世(Vo):俺結構好きだよ。五番目くらいに。

桐生(Gt):真ん中じゃねぇか!?

篠原(Ba):平均より、ちょい上くらいか。

久世(Vo):いや、違う、他にいい曲がいっぱいあるから、今回のアルバムは!

篠原(Ba):そういう時は、順位とか言わずに「好きです」って言っとくんだよ。

久世(Vo):好きです!

桐生(Gt):遅ぇよ。


一同:(笑)


――では、MV撮影の話をお伺いしてもいいですか?


久世(Vo):ノワール!


――え、なんですか?


篠原(Ba):MVに出演している黒猫なんですけど、偶然にもタイトルと同じ“ノワール”って名前のメス猫だったんですよ。


――なるほど、レディ・ノワールだったんですね。


桐生(Gt):その猫が、久世にめっちゃ懐いて。

久世(Vo):可愛かったぁ~。

桐生(Gt):飼い主さんが呼んでも、久世の膝の上から動こうとしなくて(笑)

篠原(Ba):飼い主さんがちょっとヘコんでたな(笑)


挿絵(By みてみん)


――そんなに懐かれたんですね。羨ましいです。


桐生(Gt):こいつ、ほんっと動物に好かれる体質で。

篠原(Ba):鳩が寄って来たりな。

桐生(Gt):そうそう(笑)

篠原(Ba):でもそのせいで、今回のMVは結構苦労したんですよ。


――なにかあったんですか?


篠原(Ba):設定上、黒猫は手に入らない魅力的な女性の象徴として描かれていて、久世が必死に手を伸ばしてもするりと逃げていくという演出だったんですが……

桐生(Gt):全っ然逃げない(笑)


――あぁ~、なるほど。物凄く懐かれてしまったから、ですね?


篠原(Ba):そうなんです。久世が抱きしめようとすると逃げるっていうシーンで、何しても久世から降りてくれなくて。

桐生(Gt):飼い主さんがエサでつっても全然ダメで。

久世(Vo):ネコ缶に勝ちました。


一同:(笑)


桐生(Gt):あの、猫が逃げるシーンって、結局どうやって降ろしたの?

篠原(Ba):久世が猫に耳打ちして、「はい、今降りて~」ってダメもとでやったら、すんなりと。

桐生(Gt):なに、お前? 猫遣いなの?

久世(Vo):凄く頭のいい猫なんだよ、ノワールは。

篠原(Ba):あと、猫が歩くシーンは、行ってほしい方向に久世を置いておけばスムーズに撮影できるって。猫が建物の中に入るシーンなんか、ちょっと嬉しそうにあとを追って行ったからな。

桐生(Gt):お前、前世がマタタビだったんじゃん?

久世(Vo):どんな生まれ変わりだよ!?


――猫以外でなにか印象に残ったシーンや出来事は――


久世(Vo):(インタビュアーの質問を遮るように)ない!

桐生(Gt):早ぇよ、答えるのが(笑)


――よほど素敵な猫だったんですね。久世さんが骨抜きにされるほどの。


篠原(Ba):じゃあ、歌詞に出てくるあの『Lady Noir』は、猫のことだったんだな。

桐生(Gt):ホントだ。歌詞そのまんまじゃん。

久世(Vo):楽しかった。毎回猫でもいい。

桐生(Gt):どんなバンドだよ(笑)





歌詞の世界観とは裏腹に、撮影現場はとても楽しそうな雰囲気だったようで、思い出を語るメンバーの顔は終始にこやかだった。

演奏の時のヒリつくような迫力と、舞台を降りた後の賑やかな空気のギャップが彼らの魅力の一つだろう。


夜のネオン街を舞台に撮影されたMVから漂う三人の色香を、存分に味わってほしい。

『Lady Noir』

動画リンク https://youtube.com/shorts/dSSRm8vf03Y

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ