Track07.『BROKEN』
『BROKEN』
動画リンク https://youtube.com/shorts/VYeRFbYyCgw
――続きまして、『BROKEN』についてお話を聞かせてください。
久世(Vo):来たね!
桐生(Gt):篠原の罠(笑)
――先ほどお話にあった、キーの高い楽曲ですね。
久世(Vo):すっごい高い音符があるとかじゃなくて、もうずっと高いんだよね。
桐生(Gt):AメロBメロ辺りから、既にほかの曲のサビくらいのテンションで(笑)
篠原(Ba):とはいえ、無茶ではなかった。ちゃんと綺麗に出てたし、メロディにも上手く乗せてたし。
桐生(Gt):歌入れの時、久世の歌を聴いてた篠原が「やるな、久世」って言ってたのがちょっと面白かったけどな。師匠と弟子かよって(笑)
久世(Vo):やっていくうちに、声の出し方が分かってきたんだよね。シークレット(ライブ)やった時には、かなり楽に歌えるようになってた。
桐生(Gt):ほらまた、そうやって……シークレットの話はもうちょっと後だろうが。
久世(Vo):あ……。
――シークレットライブがあったんですね(笑)
久世(Vo):ありました(笑)
篠原(Ba):1stアルバムを買ってくれた人の中から抽選で、っていう企画だったんですが、それはまた後程。
桐生(Gt):MV撮影に協力してもらったからね、ファンの子たちに。
久世(Vo):あぁいう企画は面白いよね。またやりたい。今度は俺もステージでさ――
桐生(Gt):その話は後な。
篠原(Ba):全然人の話を聞かないんだよ、こいつ。
――(笑)。では、また後程改めてお伺いします。今回のMVはエストニアで撮影されたということですが。
篠原(Ba):エストニアのちょっと北の方なんだけど、古い村があって。そこに百年前の時計塔が現存しているっていうことで、そこの前の広場を借りて。
――歴史的価値の高い建造物かと思うのですが、よく撮影の許可がおりましたね。
桐生(Gt):スタッフが優秀なもので。
篠原(Ba):古いと言っても、村の人たちにとっては普通の広場みたいな感じで、結構歓迎してくれて、な?
桐生(Gt):撮影、めっちゃ見られてたもんな。
久世(Vo):村民、大集合みたいな(笑)
桐生(Gt):小さい子が久世の真似しててさ。
篠原(Ba):ミニ桐生もいたぞ。
久世(Vo):小さいDOMESTICSが何組か出来てたよね(笑)
――『BROKEN』というタイトルの通り、MVでは派手に時計塔が破壊されていましたね。
篠原(Ba):もちろん、壊したのはセットで、本物ではないですよ。
桐生(Gt):本物を壊したら、さすがに怒られるだけじゃ済まなよな(笑)
久世(Vo):日本に帰ってこられなくなる(笑)
――時計塔を破壊するシーンは、日本で撮影されたんですか?
篠原(Ba):はい。千葉のスタジオで。
久世(Vo):歯車のシーンは神奈川だったね。
桐生(Gt):千葉は、エストニアの広場に似た広場があるっていうので、そこに時計塔を模したレンガの壁を建てて。
久世(Vo):その壁の向こうは、めっちゃ住宅街なんだよね(笑)
桐生(Gt):エストニアとは似ても似つかない(笑)
久世(Vo):歯車のシーンはデカいスタジオに時計塔の内部を再現して、それを破壊するっていう……なんで壊したんだろうね?
篠原(Ba):『BROKEN』だからだよ。
桐生(Gt):そこに疑問持つなよ(笑)
――随分と入念なリハーサルが行われたと伺いました。
久世(Vo):そう! 一発撮りだったからね。
篠原(Ba):破壊のシーンなので、撮り直しができないんですよ。同じセットをいくつも用意できるわけではないので。
久世(Vo):派手に壊れるように、壊れやすく作られてたんだけど、本当に壊れやすくて(笑)
篠原(Ba):「この角度で、こう壊してください」っていう指示が事細かに。
桐生(Gt):ただ、その通りにいかないんだよ。
久世(Vo):いかない! 全然いかなかったね。
桐生(Gt):俺はペンキを壁にぶちまけるんだけど、水と違って粘り気があるから、思ったように広がってくれなくて。
久世(Vo):俺も、本当は歯車が画面に向かって倒れるはずだったのに、根元の方が先に壊れてこっちに向かって倒れてきてさ。でも顔に出すとNGになるから、必死に険しい表情作って、心の中で「やっべー、こっちに倒れてきちゃったー!」って(笑)
桐生(Gt):俺も、「頼むぞ、スーパースロー!」って(笑)
久世(Vo):スーパースローカメラで撮ると、液体の広がりが綺麗に撮れるからね。
桐生(Gt):機械頼みだよ(笑)
久世(Vo):篠原だけ、スムーズにいってたよね。もしかして、壁を壊した経験が?
篠原(Ba):ねぇよ(笑)
桐生(Gt):いや、でも上手かったよ。ウチも壁を壊す時は篠原に頼もうかと思ったし。
篠原(Ba):全力で断るけどな。
一同:(笑)
古びた時計塔と巨大な歯車を容赦なく破壊していく、迫力満点の『BROKEN』。
過去や固定観念を打ち破るような映像とは裏腹に、その舞台裏を語る三人の表情は終始楽しげだった。
一発撮りの緊張感さえも作品の力へ変えてしまう、DOMESTICSならではの創造力。
次はどんな世界を壊し、どんな新しい景色を見せてくれるのだろうか。
『BROKEN』
動画リンク https://youtube.com/shorts/VYeRFbYyCgw




