↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
フォセストリア戦記  作者: 影光
三章裏 ヴァルディア帝国
73/76

ヴァルディア陸軍

 ヴァルディア大陸の中央、ジュゼル陸軍基地。

 帝都ラミリオンの下に築かれた大規模な基地で、陸軍司令官であるザラードは報復戦争に向けて軍備を整える。

 最上階から基地全体を見下ろすザラード。

 眼下には整然と整えられた歩兵の四角い陣形がいくつも展開され、全員が訓練に勤しんでいる。

「閣下、現在の進捗についてご報告いたします」

「うむ」

 机越しに、部下であるリベル中将がザラードに問いかける。

 ヴァルディア帝国の技術部が作り上げた人造人間であり、戦闘力は無い代わりに情報処理能力に特化している。

「軍備ですが、このままのペースでいけばニ月十五日、十七時三十分四十二秒までには完了いたします。

 推定陸軍戦力は通常歩兵二十万三千、魔導兵三万、機甲兵器四千、飛竜二千、支援部隊五万。

 兵站面では完了予定日時点では三百七十日分の物資を確保できる見込みであり、本土を攻撃されない限り、前線へ無尽蔵に供給可能です。

 一方で相手戦力は未知数。

 ゲーベン報告書によれば相手は新型戦艦を撃沈するほどの力を保有しており、精査内容によっては準備期間を延ばす必要がございます」

「よろしい」

 そう返してザラードは紅茶を啜る。


====== 


 同時刻、ヴァルディア大陸北方。

 ディノス山岳地帯。

 魔石の巨大な地下鉱脈が眠る鉱山帯に、二台の魔導車両が到着する。

 荷台からは魔導騎士を率いるロック大尉。

 全身を重鎧に身を包み、手には五トンを超える魔槌。

 巨人族の彼の身長は四メートルを超え、その風体はまさに巨岩の様。

「ゆくぞ!」

 準備が終わると、手勢を率いて進軍。

 前方には、岩の怪物であるゴーレムの群れが採掘現場を占領している。

「弓兵、撃て!」

 ロックが指示すると、弓騎士が魔力を宿らせた矢を発射。

 弾着と同時に爆発を起こし、命中したゴーレムを砕く。

 奇襲に気が付き、ゆっくりと立ち上がるゴーレムたち。

 莫大な魔力を宿らせたことで岩石が意思を持ったモンスターであり、巨大な見た目に反して意外と素早い。

 ドスンドスンと音を立て、大地を揺らして迫るゴーレムたち。

「ふん!」

 ブンと、魔槌を横に振るい、一撃で粉砕する。

 ドタドタと音を立てて落ちるゴーレムの欠片。

 討伐の証である『ゴーレムコア』と呼ばれる魔石を部下に回収させてトラックに乗せると、そのまま基地に帰還する。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。