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祝!カップル成立!

「そうか」


 聞きたかったことも聞けたので、俺は自分の船室に戻る。

 そこにはダンジョンマスターの皆とフェリスがいた。


 大人数のせいで狭さを感じる中で、ジョーカーとアキトが『祝!ユースケ様ヴァイオレット殿カップル成立!』と書かれた横断幕を掲げている。


「作るの速すぎだろ。付き合ったのさっきだぞ」


「クククッ、実はかなり前から作ってました」


 仮面の奥でドヤ顔をしているだろうジョーカーは、真っ赤になった顔を両手で隠しているヴァイオレットの肩を叩いた。


「ククク、いやはやドワーフの街の宿からここまで、むしろ距離が開いてしまったのではないか?余計なお世話をしたのではないか?とヒヤヒヤしていました」


「ジョーカーの悪ノリ以来、我々はお二人の関係に手を出すことを控えてました。何せ全員恋愛素人ですから」


「俺とイーナは出会ってすぐ付き合ったからなー」


「友達から恋人にどうやってなるのか分からないです」


「「ねー」」


「僕もイティとの恋愛はこれからです。一緒に頑張りましょうユースケ様」


「ピクリナが少々抜け駆け気味でしたが、我々ダンジョンマスターの中でユースケ様をお慕いしている女性陣はヴァイオレットさんがユースケ様のお付き合いするまでアピールすることを控えようと協定を結んでました」


「陸に着いたらエスリメ待機組にも報告報告!」


「今まで封印されていたラッキースケベも解禁!」


 やいのやいの言うダンジョンマスターたちの中からさらっと楽しみ……恐ろしい事が聞こえた気がするが、ほとんど向こうの俺に降りかかることだから大丈夫。


 こっちで気を付けないといけないのはエルフ三人娘と……シースナはどうなんだ?


「ユースケ様、あたいはどちらかと言うとペット枠希望です!」


 急に何を言い出すんだこの女は?

 シースナはケモミミをピョコピョコと俺の前で動かす。

 ナデナデ、うん。良い触り心地だ。


「ちょっと」


 シースナを撫でていると、横からヴァイオレットが頭を突き出してナデナデを催促してきた。

 んっ、という顔がとても可愛い!


「ヴァイオレットは後で」


「何でよ?シースナは今撫でてるじゃない」


「シースナはペット枠なんだろ?ペットを人前で撫でるのは自然だが彼女は人前じゃ撫でないだろ。彼女は特別」


 うっわー、我ながらくっさいセリフ。オロロロロロー。

 ダンジョンマスター男性陣も苦笑している。視線を向けると顔を背けてきた。おい、目ぇ合わせろや。


「と、特別…………なら仕方ないわね!許してあげる!」


 そしてチョロいヴァイオレット。

 むふーとした顔でドヤってるのがとても可愛いです!


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