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ハーレムエンドでは終わらない  作者: 宛 幸
自称母親の猫耳幼女編【強化合宿・二日目─後半─】
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第44話 洗浄だけでは終わらない

 時刻は7時の後半というやや早めの時間、僕と猫耳少女は男風呂に来ていた。

 割と早い為に人が居そうだったけど、誰もいないみたいで安心した。

「……て、なんで安心なんだ。別に悪いことをしようとしてるわけでもないのに。平常心、平常心」

 もし誰かいても、子供が相手なんだから問題ない。

 うん、実に興味もない。

「では、早速体を洗って貰おうかの」

「うん。わかった」

 彼女、嘉愛(かえ)(まだ慣れないな、この名前)は猫耳と尻尾を出したままの生まれたまま姿で椅子に座る。

「ふふ。久しぃのぉ」

 楽しそうな顔をしている彼女を横目から見ながらタオルにシャンプーを浸けてクシャクシャして泡立てる。

「何をしておるか。素手で洗わぬか、素手で」

「いや、さすがにそれは……」

「何じゃ、ダメなのかえ?」

 下から覗いてのお願いは卑怯だと思う。

 断ろうにも、断りづらくなるのだから。

 これだから、女の子は……はぁ。かわいいからいいけどさ。

「……くふ、くすぐったいの。だが、これがいい…♪」

 肌に触れると、一瞬ビクッとなったが、慣れたのか気持ち良さそうに目を細める。

 肌は陶器のようにスベスベしていて、ふにふにと柔らかい。

 髪からは、女の子独特の匂いとシャンプーの匂いが混ざって絶妙な甘い香りが漂ってくる。

 相手が幼いからまだいいけど、これが合宿メンバー相手だったらと考えると……辛いな。

 て、想像したら何かのフラグが立ちそうだ。

 考えるな、僕。

「いいのぉ。やはり、洗って貰うのが一番だ♪」

 気持ち良さそうにして目を細め、嬉しそうに声を漏らす。

 そんなにいいのかな?洗ってもらうの。

 つい、どうかな、なんて思ってしまって昨日のことを思い出してしまって──頭を振った。

 もう、僕はあんなことにならないように気を付けなければ。そう誓ったのだ。

 そう思えば思う程に何かのフラグが立ちそうだけど、そんなのは無視だ。無視。

「えっと、じゃああとは自分で。前とかは自分で洗えるでしょ?」

 なんて当たり前なことを言うと、

「いや、最後までやってくれい。」

「え、えぇっ」

「この際だ。しっかり隅々までやってもらおうかの」

「んな……!」

 こ、これはなんて罠なんだ……!

 どうしてこうなるのか、誰か教えてくれ。

「は、恥ずかしくないの?」

「何を恥ずかしがることがあるか。親と子ぞ」

「けど、男と女でもあるし……」

「なんだ?この私の裸なんぞ見て、欲情でもするのかの?」

「な……!しないよ!しないしないっ」

「なら良いではないか。頼むぞ」

 これであとには退けなくなった。

 自業自得って言うんだろうな。こういうの。

 まぁ、仕方ないか。自分でやるって言ったんだ。最後までやろう。

 ……これ、理性持つかな。

「……ぁんっ」

「あ、ごめ」

 ちょっと肌に触れただけでなんでこんな色っぽい声を出すんだ。しかも、どこかアニメっぽい声だから、何か変な気分になってくる。

「いや、続けて良いぞ」

「……うん」

 もう一度肌に触れ、肩から手、終われば横から前の腹へと手を忍ばせて洗ってゆく。

「……んふっ。どこか遠慮しとるの?もっとんっ、ふぅ、大胆にしても良いのだぞ?──ぁん!」

 そんな喘ぎみたいな色っぽい声出しながら言わないでほしい。

 だけど、言われた通り、やはり遠慮気味になってしまう。幼いとはいえ女の子なのだ。洗うのに気が引ける。

「ったく、世話の焼ける息子だの」

「──っ!?」

 決して大きくはないが、なめらかでぷにぷにとした柔らかな感触が両手に広がる。

 嘉愛が僕の両手を掴んで胸元に寄せたのだ。

 だからこの小さいけどしっかりと女の子を感じることのできる感触は──

「んぁ……!」

 健康優良児の僕にとっては衛生面での毒です!

 もうこうなれば、毒を食らわば皿まで。最後まで隅々に綺麗にしてやる──!

「なんだ……にぁあ!?」「はん、ん、はぁ……ぁんっ?」「んふっ、ぁんん……っ、……んぁっ!」

 躰を洗う度に喘いで気持ち良さそうに躰をくねらせ、息も乱れて洗浄してゆく。

 これが、僕の──本気だ。

 いつの間にか夢中になっていたのだろう。

 来客の存在に気付かずにいた。


「悠人……先輩?」


 呼ばれた気がして、手を止めてそっちを向く。

 すると、日笠日和がタオル一枚で前を隠してそこにいた。

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