↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハーレムエンドでは終わらない  作者: 宛 幸
自称母親の猫耳幼女編【強化合宿・二日目─後半─】
PR
46/74

第43話 密談では終わらない

 叩かれ疲れでぐでーんとしていた戸田君を起こし、この状況をどうするかを会議する。

「なぁ、本当にこの娘(こ)が、お前の母親なのか?」

「うーん、どうなんだろう。まだわからないかな」

「そうか。なら、隠しとくか?俺的にはこのままは良くないと思うが」

「そうだよね……けど、僕的には、みんなには知られたくないというか……きっと杞憂に終わると思うけど」

 みんななんだかんだでいい人の集まりだからな……反応はわからないけど。

 あまり悪い方向へは行かない気がするんだよなぁ……。

「なら、話すか。そうした方があとが楽だぞ」

「……うん。そうだね」

 隠し事はあまり気乗りしないしね。

 そうしようかな。

「退屈だー。わたしに内緒の密会など、なんとも愚劣なぁっ。暇だぞー」

 猫耳をピクピクさせて畳の床でごろごろごろごろ。

 暇で暇で仕方ないって感じだ。

「この、猫耳幼女が──」「幼女言うなと言っとろうが!」「あ痛っ。……猫耳のお嬢さんが本当に時峰の母親だとして、それで何しに来たとか……これからどうするかーとか、色々あるが……どうしたいんだ?」

 戸田君は割と真剣な顔をして僕と彼女を交互に見る。

 僕は首を傾げ、彼女は猫耳をピコピコさせて何か考える仕草をする。

「僕はみんなに」「風呂だ!」「……え」

 僕が口を紡ごうとした瞬間、彼女が突然身を乗り出し言った。

「風呂に入りたい!わたしは風呂に入りたいぞ!」

「そう言われてもな……」

 お風呂は男湯と女湯、両方共一カ所ずつしかない。

 だから、必然的に彼女は僕達と(身長的に)一緒に入るか、一人で女子風呂に入って貰うことになる。

「俺と入るかっ?」

 嬉々として誘い掛ける戸田君。

「やだ」

 嫌そうな顔して一言で切って断る彼女。

「即答かよっ!」

「何か下心が見えたのでな」

 ジトーと目を細くして戸田君を見る。

「……別にそんなことは?」

 それから目を反らして疑問系で答える。

「邪念が巻き付いておる。嘘吐いても分かるぞ」

「なに!?」

「悠人、一緒に入るか?親子水入らずにの」

「……そう、だね」

 やっぱりそう来るか。

 二人だけでそのまま話していて欲しかったな。

 子供の姿だからいいかと、そう考えた僕は準備を始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。