3章 回避策模索(失敗)
なぁ、リカちょっといいか?」
すっごい剣幕でサラが詰め寄って来てます。怖い怖い怖い
「な…なんでしょうか……」
し、シャーロットもなんか怖い顔してるんだけど?!ほんと何なのぉぉぉぉぉ!!
…………………………………………………
さて、今に至る。
私はサラ達の拠点に連行されました。私は何をされるんでしょうか。毒薬の実験動物にでもされるのでしょうか。あれ、でもちょっとワクワクしている自分がいる。好奇心よ、収まれぇぇぇぇ!
「とりあえず、リカに聞きたいことがいくつからあるから答えてくれ。」
「は…はい…なんでしょう…」
「リカの理科?科学?の知識はどこからかきた?どこで知った?」
「え…えっと……」
ヤバい!どうするどうする?!『異世界から来ました〜』なんて言えるわけない!!理系の頭、働けー!あ、そうだ!作戦名【全部お前のせい】!発動!
「親が学者だったので…」
「そうなのか。じゃあ次な。」
まだあるのか…鬱
「さっき道が光って突然お前が現れた。それは何をしていたんだ?」
あぁぁぁぁぁぁぁ!なんて日だ!いっちばん触れられてはいけないやつぅぅぅ……終わった…
「それは…乙女の秘密です?」
「なんで疑問形?」
シャーロット選手、ナイスツッコミー!全然嬉しくないけど!リカ選手大変焦っているように見えます。つまり、焦っているということです!何か聞いたことのあるような単語が…しーらない♪結論に見えて結論ではない!以上、理系少女の美学でしたー!次回もお楽しみに!……次回があるか知らんけど。
……現実逃避はこれくらいにして、解決策を考えないとね。
『転移魔法の実験といえばいいのではないでしょうか。』
そ、それだ!転移魔法は知らないけどそれならいけるはず!ゴーさんありがとうございます!
「て…転移魔法の実験です!」
「そ…そんな物があるのか…」
ヤバイ!サラとシャーロットが震えてる!嘘だってバレた?!
「王都の最新技術か!凄いな!」
「私達、この町に留まってるから、あんまり最近のこと知らないもんね。」
せっセーフ…?何とかなったよ。
「さて、ここからが本題なんだが…」
あれぇ?!さっきのが本題じゃなかったの?なんだ??怖い怖い怖い
「私達のパーティに入らないか?」
へ?あれれ?何か拍子抜け。
「サラ、リカが困ってるって。」
「あっそっかごめんな。私達はリカの知識が欲しい!だから来てくれ!」
あ、そういう事か。
「サラ、自分の要望だけじゃ駄目でしょ。えーと、リカちゃんが来てくれると、このバカを抑える役が…ゲフンゲフンこの子の暴走を止められる人がいると、とっても心強いな〜!……………じゃなくて!…あっこれなら!宿代浮くよ!」
シャーロット、頑張って考えたなぁ。宿代浮くのか…ちょっといいかも……
「あと、仲間がいれば旅が楽しくなる!」
それは…コミュ障だから、ちょっとな…
「少し考えてもいいですか?」
「うん、もちろん。少し外の空気を吸って落ち着いておいで。いきなりリカちゃんも驚いただろうしね。」
「ありがとうございます!」
シャーロットがいてくれてよかったぁ。サラは離してくれない感じだったし。……この服じゃ目立つな。先に服装を整えようかな。あっ、古着屋がある!とりあえず服でも買おうかな?
扉を開けると古着屋の主人であろうおじさんがいた
「いらっしゃい!……君、珍しい服を着ているね。」
「……そうですか?」
目立つよね。わかってた。ジロジロ見られてたし。まぁ、制服のセーラーのままだったし。サラ達にも最初は変な人を見るような目で見られてたし。
「この服を売って新しい服が欲しいんです。」
「あいよ。お嬢ちゃんにはこんなのが似合うんじゃないか?ちょっとあっちに試着室があるから着替えて来い。」
「あ、ありがとうございます。」
渡された服はフードが付いたローブみたいなワンピースだった。腕の裾にはオレンジ色のギザギザの模様もうついていて、結構可愛い。……あの人センスいいな?
着替え終えて私は持っていた制服を店主に渡した。
「お、似合っているじゃねぇか。そして、コイツぁ結構良い生地だ。そーだな、お前さんの着ている服の代金引いて、銀貨6枚でどうだ?」
銀貨6枚?!高!
「はい!そっそれでお願いします!」
「おうよ。ホイ、銀貨6枚。まいどあり!」
「ありがとうございました!」
店を出た。次は宿探しか…宿って旅行でしか使ったことないな……結構高いんじゃない?
町の人に教えてもらった宿屋『木漏れ日の宿』についた。
「こ…こんにちは…」
「いらっしゃい。宿泊かい?食事かい?」
宿屋の女将さんは優しく声を掛けてくれた。
「宿泊で、でしゅ!」
噛んだ!噛んじゃった!
「はいよ。何日だい?」
「とりあえず1日でお願いします。」
「1泊で銅貨5枚。食事付きで銅貨7枚だよ!」
安!えーと、銅貨10枚で銀貨1枚だから、銀貨1枚で2泊できるんだ!
「えーと…じゃあ食事なしで…」
さっき美味しそうなお店見つけたからそこに行ってみたいんだよね。
「料金は明日、払って貰うからね。コレがあんたの部屋の鍵だよ。」
「ありがとうございます。」
鍵の番号は…103号室か。……………ここだ。
鍵を開けて部屋に入る。
ベッドが一つとタンスが一つのこぢんまりした部屋だ。でも私には十分。早速ベッドに寝転がった。
あ〜最高!……そうだ、パーティ。どうしよう……
『私は加入しないことをオススメ致します。』
えっそうなの?どうして?
『私はまだあの者たちを信用しきれないからです。』
そうなんだ。でもサラ達は本気で私を勧誘しているように見えた。なんだかんだ言って、あの人達と一緒にいる時間は楽しかったしなぁ。
えーと、今考えつく利点は……
・宿代が浮く
・道に迷わない
・なんだかんだ楽しい
欠点は…
・絶対に話さなくてはいけない(これ大事!)
・コミュニケーションを取らなくてはいけない
・サラの暴走を止めなくてはならない
・信用できない(ゴーさん曰く)
・報酬が確実に減る
かな。……あれ?欠点の1個目と2個目って同じじゃね?ま、いっか。……………お腹すいたなぁ。私は少し目をつぶって考えたあと外に出かけた。
お久しぶりです!ラビットスター☆です。「理系少女は理科の知識で無双する」を読んでいただきありがとうございます!今回はサラがちょっとこわ、、、じゃなくて、サラとシャーロットの本気が見えた話になりました。さて、リカの決断は?!そして腹の虫は鳴り終わるのか?!と、言いつつも次回は短編の予定です。内容は…乙女の秘密です?
今回も木島みのかさんありがとうございました!次回のリカの活躍にどうぞご期待ください!




