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転生理系少女は理科の知識で無双する  作者: ラビットスター☆


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2章 採取依頼(気体&固体)

冒険者ギルドにつくと早速冒険者登録をさせられた。

「登録ですか?では、こちらの水晶に手を置いてください。」

私は言われるがまま、水晶に手を置いた。すると、水晶が光った。すっごい眩しい。すると、

………………………………………………

名前 リカ

職業 テイマー、召喚士

魔法属性 無

………………………………………………

以上。私ってテイマー&召喚士だったんだ。てか、掛け持ち?!大丈夫なの?この世界には八の魔法属性があって、「火」「水」「雷」「風」「地」「光」「闇」「無」があって、私は無属性らしい。ちなみに氷は水属性らしい。使えないのかと思ったよ。あはは…

「テイマーと召喚士!?こんな人、初めてみました!」

え?なになに?珍しいの?何か周囲がざわついてる…って私、超注目されてんじゃん!怖い怖い怖い

「では何か従魔はいますか?」

「えっと…まだいないです。」

「そうですか。では従魔ができたら、従魔登録しなくてはならないのでお願いします。」

従魔はいちいち登録しなくてはいけないんだ。

「では、ギルドについてご説明いたしますね。ランクはF〜Sまであって、リカさんはFからのスタートとなります。そして、依頼はあちらのボードに貼ってあるので、剥がしてこちらの受付へ持ってきてください。また、依頼に失敗すると違約金がかかる場合もございますので、よく考えてから依頼は受けるようにしてください。以上です。何がご質問はございませんか?」 

「えっと…従魔登録にお金は掛かりますか?」

「いいえ、従魔登録に料金はありません。」

良かった。お金掛かるのは嫌だし。

「他にはございませんか?」

「だっ、大丈夫ですっ!」

やば。声が裏返っちゃったよ。失敬。

「それではコチラがリカさんのギルドカードになります。無くすと再発行には再発行料がかかりますので、お気をつて下さい。」

金属のカードを渡された。コレがギルドカードか。なくさないようにしないと。

「登録できたようだね!……でさ、お願いがあるんだけど…」

まぁ、そうだよね。無償の優しさなんてないよね。

「な…なんですか…?」

「あたし達の依頼、手伝ってくんない?」

サラが、テヘペロってしてる。さてはシャーロットの承諾も得ないで勝手に依頼を受けたんだろう。

「どんな依頼ですか?」

「そっそれが…」

サラがピラリと紙を見せてきた。

…………………………………………………

気体の採取依頼

必要な気体

・ソンサー

・リューカス

・ナーム

…………………………………………………

「……なにこれ?」

「見ての通り、採取依頼だよ?」 

「サラったら勝手に依頼受けちゃったんだよ。」

なんと迷惑な…

「だって報酬良かったんだぞ!」

「でも、できなかったらマイナス!プラスもないけど?」

「うっ、そっそれは…」 

ナイスシャーロット。サラ、キミが100%悪いよ。

「あの…そ、その…ソンサーとリューカス、ナームが分からないんです!」

「え!そうなの?!えーとね、リューカスはなんか、卵っぽいにおいがするんだよね。あと、毒があるんだって。」

「ソンサーは息をするのに必要なやつだぞ?」

………ん?あれ、もしかしてリューカスって日本にある硫化水素…?そしてソンサーは酸素だったり…?……じゃあ、ナームは?

『ナームは、ナトリウムのことです。』

?!?!?!脳内に声が……?

『初めまして。マスター。私案内役の586433でございます。これからは、絵梨花様のお役に立てると幸いでございます。』

お……お助けナビ……さすが異世界、何でもありだな。っていうか名前ムズっ!えーと、586433さん?ゴーさんって読んでもいいですか?

『問題ございません。お好きなようにお呼び下さいませ。』

よし!ナームの正体も分かったことだし早速依頼、開始です!

「これらの気体は、作れます!」

「えっっ!作れるの?!」

「そんなの聞いたことがない…気体を作る?何だか面白そうだね。」

シャーロット、すっごい落ち着いているな…あんまり顔に出ないタイプなのかな?サラと正反対すぎるでしょ…

「じゃあ、ここだと目立ちそうなので、場所を移動しません?あんまり人が来ないところだといいんですけど…」

「じゃあ、あそこしかないんじゃない?」

「そうだね。あそこしかないか。」

「じゃあ、早速しゅっぱ〜つ!!」

あ、またサラが勝手に行っちゃった。私とシャーロットは苦笑いしながらサラについていく。

ついたのは、森の中だった。

「ここなら特に目立たなくできるでしょ!」

サラがすっごい得意気です。

「じゃあまずは、ソンサーからですね。まず、二酸化マンガンと、薄い過酸化水素を…」

「二酸化マンガンと薄い過酸化水素ってなんだ?」

あ…この世界に二酸化マンガンと薄い過酸化水素ってないのか…どうしよう?!

『二酸化マンガンと過酸化水素水、どちらも召喚可能です。』

良かった!じゃあ、召喚しよう!……てなるわけないよね?なんで二酸化マンガンと過酸化水素水召喚できるの?ていうか召喚って、なんかモンスター的なのを召喚するものじゃないんですかね。おーい、ナビさーん?

『リカ様の召喚魔法は少し特殊で、リカ用品等の召喚が可能です。』

へー。そーなんだ。ジャア、ショウカンッテドウヤッテヤルノ?

『召喚したいものを強く念じて心の中で召喚と言ってください。』

オッケー。じゃあ、二酸化マンガンと薄過酸化水素を…召喚!

その時、目の前が光って薬包紙の上に二酸化マンガンが置いてあり、その隣に何か筒が入っていた。

「?!?!?何だこれ?」

「二酸化マンガンと過酸化水素ですけど?」

「それでソンサーが作れるのか…?」

「はい」

あっそうだ、水槽!………召喚!

また光って、水槽が出てきた。

「えーと、誰か水持ってません…?」

「私がやるよ。どのくらい必要?」

「えーと、この水槽の半分くらいですかね。」

「分かった。任せて!……『水よ清らかなる水の玉を我が手に』」

すると、シャーロットの手の上にサッカーボールくらいの水球ができた。 

「わぁ!魔法!初めて見たよ!」

「?なに言っているんだ?さっきリカも魔法使っていただろう?」

「?」

あっそっか。召喚か。そういえば使っていたな。

「と、とりあえず、作りましょうか。」 

あっそうだあれも…召喚!

「なんだ?この細長いビンは?」

「試験管ですよ」

「でも、試験管って星型じゃなかったか?」

「使いづらいでしょ!」

「あと、もう一つのホースみたいな物もあるな…」

そこんとこは色々置いといて。さぁ、気を取り直していきましょう!

「まず、試験管を水槽に沈めて空気を抜きます。そして、もう一つの試験管に二酸化マンガンと過酸化水素を入れて…このホースで蓋をして、もう片方の試験管にホースの反対側を入れる!……そろそろいいかな?後は栓をして…完成!」

この作業、中1以来やってないな。めちゃくちゃ久しぶり。

「コレがソンサーか…後の2つはどうやるんだ?」

「じゃあ次は、リューカスですね。」

「でもリューカスって、有毒だよね…。なにに使うんだろう…」

シャーロットの言うとおりだ。何のために使うんだろう…

硫化水素には、硫化鉄と塩酸がいるよね…うーんと…召喚!硫化鉄と塩酸!そして、試験管!う〜ん、召喚便利!

えーと、硫化水素は下方置換法だよね。私が黙々と作業をしていると、

「ねぇリカさんはさ、どこでそんな知識覚えたの?」|

うぐっ凄く痛いところ突かれたな…

「……………そ…それは…き、企業秘密でお願いします…」

……我ながら苦しい!今までのコミュ症が仇になったか!「とっとりあえず、リューカスも完成ですっ。次は町に戻りましょうっ!」

「お、おう…」 

あっこの道具達、どうやって持ち帰ろう?

ゴーさん、これらを持ち運べますか?

『可能でございます。無限収納《イベントリ》と念じてください。』

よし無限収納《イベントリ》!

すると目の前にマス目が書かれたパネルと穴が出てきた。パネルの右下の隅には0/∞と書いてあった。無制限!この世界、最高!物は、この穴に入れるのかな?穴に試験管を入れるとパネルの中の1マスに試験管の写真のような物が写った。それを押すと、手の上に試験管が出てきた。これが無限収納《イベントリ》かぁ。私はさっき使った実験道具達を、無限収納《イベントリ》に入れて町に向かった。

「ねぇサラ、あの子って…」

「だよな、シャーロットも気づいたか。」

帰り道でそんなことをサラとシャーロットが話していることなんて、私は知らなかった。

……………………………………

私達は町に戻って海に向かった。ナーム、つまりナトリウムを取るために。ここは港町なんだよね。港町シームーン。 

「じゃあ早速海水を汲んでください!」

「え?なんで海水なんだ?今必要なのはナームだぞ?水じゃないんだが…」

「海水から固体を作るんです!」

「そっそんなことができるのか?!」

「できますよ。シャーロットさん、水だけを蒸発させることはできますか?」

「できるけど…海水を蒸発させるの?」

「はい!よろしくお願いします!」

ふふん♪ナトリウムって本当は塩だけどね〜実験したいからなんだけど、バレてないから大丈夫だよね。

「『水よ今我が声に答えよ水よ散れ!』」

フッいう音と共に水が消えて塩が出てきた。

「これがナーム?何か見たことあるような…」

わー!バレる!バレちゃうよ!私は急いでビンに塩…ではなく、ナームを入れた。

「さっさぁ!ギルドに報告に行ってください!」

「そっそうだな。ありがとう!お礼に報酬の一部を渡したいから一緒にギルドに来てくれないか?」

「あ、はいもちろんです。」 

………………………………………

ギルドにつくと、早速達成報告をしたサラたちが報酬の銀貨3枚をくれた。報酬は銀貨9枚だそうだ。ちなみに、銅貨10枚で銀貨1枚銀貨10枚で金貨1枚金貨100枚で白金貨1枚だそうだ。宿は基本的に銅貨3枚ほどらしい。ありがとうございます。ゴーさん。

「なぁ、リカちょっといいか?」

すっごい剣幕でサラが詰め寄って来てます。怖い怖い怖い

「な…なんでしょうか……」

し、シャーロットもなんか怖い顔してるんだけど?!ほんと何なのぉぉぉぉぉ!!

お久しぶりです!ラビットスター☆です。今回も『理系少女は理科の知識で無双する』をお読みいただきありがとうございます!今回も木島みのかさんとご一緒させていただきました。私って実は結構な文系でして、理科はまあまあできるくらいなんですよ。そして、実は理科より社会のほうができるんですよね。もし、理系少女が歴史少女だったら知識チートではなく、独特な言葉で周囲を振り回していくお話になりそうですよね。しかも主人公が陽キャになって。結構癖の強い話になりそうですね。これからもリカの活躍にどうぞご期待ください!

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