1章 理系少女の憂鬱
「おい、マッドサイエンティスト!お前今回の期末も理科以外赤点だっただろ!ウケる~w」
「でも理科は学年1位でしょ!すごいって!」
「でも理科だけだろ〜!他は全然だしな〜!」
「ソレはそうだけど…2年連続学年1位だよ!?あんたに取れんの?」
あぁ、憂鬱。こんな時間速く終わってくれないかなぁ。私・生野絵梨花は、理科はめちゃくちゃできるのに、そのほかの教科は全然だめ。
学校が終わり、周りはテストやら何なら話しながら帰っている中で私は一人で帰っていた。友達がいないからである。まぁ、根暗のド陰キャだし。妹はテストどうだったんかなぁ。平均点超えてるんだろうな。怒られるのやだなぁ。帰りたくない。そんなことを考えながら帰っていると、
「わわっ!」
つまずいた。何もないとこで。ついてないなぁ。起き上がると、見たことのない世界が広がっていた。
「…………???」
混乱。西洋風?の場所だし。さっきまであったらビルがない。てか地面が黒くない?ってことはアスファルトじゃないか…?眼鏡は!?よく見えるからあると思ったのにないじゃん。なんで視力回復してるの?…とりあえず落ち着いてあたりを散策することにした。だってこのままだと周りからの視線が痛いんだもん。向こうの通りは市場になっていた学校の近くに市場はない。そして駅がない!駅がないと私帰れない!以上のことからここは異世界ではないかと考える。妹が好きだったな。異世界系のラノベ。特に転生系。そのおかげで私も何冊か読まされたっけ。そのためまあまあ異世界知識はある。あっ、冒険者ギルドとかあるかも!
「冒険者ギルドに行きたいの?」
!?なんでわかったんだろう。もしかして心読まれた?!てか誰?このオレンジ髪の人。
「声に出てたよ~」
オレンジ髪の人の後ろから人が出てきた。今度は水色か。なかなかにファンタジー。
「よし!あたしたちが案内してあげよう!」
私が声を出すまでもなく歩き出すオレンジ髪。人の話を聞かないなぁ。
「ごめんね~うちの馬鹿が。勝手にあれこれ決めちゃって。私はシャーロット。あのオレンジ髪はサラだよ。」
「私は、絵梨花です。」
「え、リカ?」
「え・り・かです!」
「???リカ」
うーん、「え」の発音ができないのかな。私はうなずいて、歩き出した。私は今日からリカになった。てかこの世界えから始まる名前の人いないのかな?そんな事ある??でもえの発音ができないのは事実。リカっていう名前に慣れるのが一番手っ取り早いはず。私が「リカ…リカ…リカ…」と唱えながら歩いていると隣でシャーロットが不思議そうに私を見ていたことを私はまだ知らない。
こんにちは!またははじめまして!ラビットスター☆です。
「理系少女は理科の知識で無双する」をお読みいただきありがとうございます!今作は木島みのかさんとの共同作品となっています。設定とか木島みのかさんと一緒に考えるのはとても楽しく、新鮮でした。シャーロットとサラは何者なのか…?次回もぜひ読んでみてください!そして、「異世界で冒険者頑張ります!」もよろしくお願いします!




