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エル・マルヘンの不法滞在者  作者: ArtCafePOLYPUS
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影Ⅳ

小屋の扉が、勢いよく開いた。


「ラファが! ラファがさらわれた!」


小汚い子供が、息を切らして叫んだ。

私は、手元のノートから顔を上げた。クルスも、大理石のテーブルから視線を向ける。


「落ち着きなさい。何があったんだ?」


子供は荒い息のまま、話し始めた。

自分が市場で、スリに失敗したこと。カルテルの男に捕まりそうになったこと。ラファが、身代わりになったこと。

私は、ゆっくりと頷いた。


「——わかった。」


子供は頷いて、小屋を飛び出していった。

私は、再びノートに視線を戻した。クルスが、こちらを見ている。何も言わない。

ラファがスリに失敗して捕まるのは、珍しいことではない。いつものことだ。数日もすれば、解放されるだろう。ラファは「ソレダの甥」なのだ。

クルスが、まだこちらを見ている。

「……心配ない。いつものことだ」そう言って、私は再びノートに向かった。



一日が過ぎた。

ラファは、まだ戻ってこない。

花崗岩のテーブルには、いつものように地元民が座っている。私に用があって来た者たちが、順番を待ちながら雑談している。


「ソレダ、ラファは?」一人が、聞いた。


「……捕まっている」


「また?」


男は笑った。他の連中も、笑っている。


「ああ」私は、頷いた。



二日が過ぎた。

「ソレダ」クルスの声がした。クルスはキッチンで夕飯を作っているようだ。

「……何だ」鳴りそうになる腹の虫を抑えながら、聞いた。


「ラファは?」


「……もうすぐ戻ってくる」そう答えた。



三日が過ぎた。

やれやれ。相変わらずラファは姿を見せない。どこかに迎えに行かないといけないのか。朝、地元民の一人が小屋にやってきた。


「ソレダ、カルテルから呼び出しだ」


「……カルテル?どこのだ」このあたり一帯の権力圏は、誠意の証として私に直接接触してくるはずだ。誰かを介して接触を試みることはない。


「ロス・クチージョス 」


聞いたことはあるが、新興のかなり粗暴で、界隈からも鼻つまみ者。カルテルとはいいがたい半ぐれ連中だ。そういった連中は、無視するに限る。


「ラ・エルマンダード 」と、男が言った。


「なんだと?」


「ラ・エルマンダード。だ。そういえば、分かるといっていた」


足元からおぞけが這い登る。あまりにも昔に葬り去った聞きなじみのある名前。

少し面倒だが、仕方ない。

私は、ノートを閉じて立ち上がった。



半壊したコンクリート建造物。

壁には銃弾の跡。錆びた鉄筋が、むき出しになっている。見張りが、私を認めて通す。


「上だ」


階段を上がる。足音が、空洞に響く。三階の扉の前で、見張りが立っている。「中で待ってる」と、扉を開けた。

部屋の奥に、男がいた。背が高い。痩せている。顔に——傷がある。椅子に座ったまま、こちらを見ている。

私は、部屋に入った。扉が、背後で閉まる。男は、ゆっくりとこちらを向いた。そして、笑った。


「久しぶりだな、ソレダ」


声が、低い。抑揚がない。私は、眉をひそめた。


「……誰だ」


「覚えてないか…」自嘲気味に嘆息すると、男は立ち上がり、ゆっくりとこちらに近づいてくる。男は、私の目の前で立ち止まった。

近い。息が、かかる。

「……何のことだ」こいつは誰だ?私の頭の中は、猛烈な勢いで人物検索する。


「ドンが――ドン・オパロは、ずいぶんとお前にご執心だった。」男の声が、低く響く。「俺は、ドンのそばにいた。そして、いつも、お前を見ていた」


息が、止まった。ドン・オパロ あの——


「——ドン・オパロは死んだ。原因不明でな。お前がやったんだろう?」男は、笑った。


記憶が、さかのぼる。薄暗い部屋。冷たい床。声が、頭上から降ってくる。好奇心と嗜虐に酔い、愉悦と優越感に浸った下卑たウジ虫どもの声が——


『賢い子だ。』『綺麗な子だ』『何でも言うことを聞くぞ』『さあお食べ』『今度はこれをあげよう』


猛る欲望の処理として、気がつけばどこぞのウジ虫の所有物として。生き地獄のなかで誰かが始めた。処理用として、飾り物として使えるペットに言葉を教え。感情を教え。己の不幸を自覚させ絶望させ、それを楽しむ遊びを。

クズどもが私を貪るその間に——

私は知識を、知恵を、むさぼった。すべてを吸収した。知覚は武器と変容した。

そして——いや。あれはもう、終わったはずだった。

でも——この男は、あの時に狩り漏れた一人なのか。


「……用件はなんだ」私は、できるだけ冷静に言った。


「子供を一人、預かっている」


男は、私の肩に手を置いた。


「お前が『不可侵』になった理由。あれを、寄越せ」


息が、止まった。


「ドンが死んだ後、お前に手を出そうとした連中が、次々と消えた」


男は、ゆっくりと私の周りを回り始める。


「誰も、原因を特定できなかった」男の声が、背後から聞こえる。


「お前を、取り巻いていた人物達はみな死んだ」


男が、再び私の前に立つ。


「死神だの、呪いだの、馬鹿げた噂が流れた」


男は、笑った。


「だが、俺はそんなもの信じない。この現代に、非科学的なものなどない」


男の手が、私の首筋に這う。


「それが何なのか——俺は知っている」


嘘だ。

この男は、知らない。ブラフだ。


「それを寄越せ。そうすれば、ガキは返してやる」


私は、男の手を払いのけた。


「……何のことだ」


「とぼけるな」男の声が、低くなる。「お前は知っている。俺も知っている」


「私は、何も持っていない。何も知らない」


男は、しばらく黙っていた。


「そうか」


男は、椅子に座り直した。


「では、三日考えろ」


「三日以内に、思い出せ」男は、私を見上げている。


私は、何も言わなかった。

「もう行っていい」男は、手を振った。

私は、踵を返して扉に向かった。

部屋を出る。階段を下りる。足が、震えている。

予想外だった。いつもの交渉ではなかった。

過去が——追いついてきた。

これは——いつもと、違う。



小屋に戻った。

クルスが、花崗岩のテーブルで何かを見ている。顔を上げた。

何も聞いてこない。


「……先に、休む」


そう言って、私は寝室に入った。

ベッドに横たわる。手が、震えている。

男の顔が、脳裏に焼き付いている。声が、耳に残っている。手の感触が——吐き気がした。

深呼吸をする。


落ち着け。


考えろ。


不可侵の理由。三日で、答えを出せと言われた。

だが——

認めるわけにはいかない。

私は、何も知らない消耗品だった。少なくとも、そういうことになっている。

ろくな知能を持たない消耗品が、分かるわけがないのだ。

だからこそ、みな私を畏れた。死をもたらす天使として。


でも——どうすればいい。


窓の外を見る。相変わらずの曇天。今日も、太陽は見えない。

私は、目を閉じた。


翌朝。私は、C-リングを操作した。

指先から、淡い光が空中に広がる。プロジェクターのように、数字が浮かび上がる。デジタル通貨の残高。これは、表の金だ。この小屋で、地元民相手に開いていた簡易ギルドの対価として、少しずつ積み上げてきたもの。

それから、もう一つ。C-リングにウイルス用コードを入力する。かつての搾取者達からとり返した私の対価。

心臓がどんよりと重くなる。


彼らがクズだと——自分の環境が地獄だと識ったのは、ドールと呼ばれるようになってからだ。


最初は名前も言葉も感情もなく、ただ苦痛を感じるか、眠るかのどちらかの生活だった。それからしばらくすると、今までよりも少し良いものを与えられるようになり、自分がペットと呼ばれていることを知る。言葉を知り、求められているものを知る。私と同じ環境にいるものは数多いた。時が流れるにつれ、顔なじみは減り、減った分だけ、自分よりも若く幼いモノが追加される。気づくと、ペットの中でも古参になっていた。

そのうち、彼らの中の誰かが、私を気に入り、重宝するようになった。私の所有権をめぐって争いとなり、血が流れ、そして私は誰かの所有物ドールとなった。

ドールの役割は変わらない。ただ、苦痛とそれを理解する能力が、要求が、増えただけだ。

ドールの消費期限は短い。自己を得て、己と外界を理解し、理不尽を味わうからだ。

私の中では、強烈な憎悪が育った。身を焦がすような憎悪だ。紅く黒く燃える苛烈な炎に呑み込まれる様に、彼らを――


いや。今は、過去ではなく、用意できるものを考えなければ。

そういえば、ドール時代に、搾取者どもの援助で取得した、研究の権利があった。

これ一つでも、換算すれば——この街の半分は買えるかもしれない。

C-リングの正規ログに、過去の――もはや数字だけになった過去を登録していく。これを、持っていけばいい。


小屋を出る。

一連の作業の間、クルスが、こちらを見ていた。だが、彼女は何も言わない。

私も、何も言わなかった。



半壊したコンクリート建造物の前に、再び立つ。

壁には銃弾の跡。錆びた鉄筋が、むき出しになっている。見張りが、私を通す。階段を上がる。扉が開く。

男は、同じ椅子に座っていた。


「来たか」


男の言葉には答えず、私はC-リングを操作した。空中に、数字が浮かび上がる。デジタルの光が、薄暗い室内を照らす。

男は、興味深そうにビジョンを眺める。数字が、男の顔を照らす。

そして——鼻で笑った。


「これだけあれば、子供一人を返す対価として、破格のはずだ」


換算すれば、この貧民街どころか、高望みさえしなければバーチャルエコノミー圏ぎりぎりまでの都市部の一部までは購入できる額だ。

「ガキの値段の話じゃない」男は立ち上がり、一歩近づいた。

「お前は、もっと価値のあるものを持っている」男の手が、私の肩に触れた。「不可侵の理由。あれを、寄越せ」


「……何のことだ」


「とぼけるな」


「とぼけてはいない」私は、男の手を払いのけた。「不可侵とは、何のことだ。私には、わからない」


男は、私を見た。目が、細くなる。


「お前の周囲にいた連中は、みな死んだ。ドン・オパロも。その後お前に手を出そうとした連中も、ことごとく消えた」


「知っている。」


「原因不明でな。死神の仕業だと、馬鹿どもは言った」男は、口の端を上げた。「だが俺は、そんなもの信じない。お前が何かをした。それが不可侵の理由だ」


「違う」


私は、できるだけ落ち着いた声で続けた。


「ドン・オパロは、私を買った。私の所有権の争いで、多くの血が流れたのは事実だ。ドンが死んだのも、その争いの余波だろう。私には、わからない。そして、その後誰も私に近づかなくなったのは——そういう噂が広まったからだ。根拠のない噂だ。この貧民街では珍しくもない」


沈黙。


男は、しばらく私を見ていた。それから、ゆっくりと口を開いた。


「なるほど。そう言い張るか」


男は、ビジョンに視線を移す。宙に浮かぶ数字を、ゆっくりと眺める。


「俺が欲しいのは、金ではない」男の視線が、再び私に戻る。「ラファっていうんだっけか?あのガキは。珍しい瞳をしている。きっとペットとして、モノ好きから珍重されるだろう。お前と同じだ、ソレダ。ただ——」男は、わずかに眉を上げた。「お前はドールまで昇進したが、あの子供がそこまでできるかどうか。せいぜい、ペットとして可愛がってやるのが関の山だろうな」


「——やめろ」


「何をだ? 事実を言っているだけだ」


「やめろ」


声が、低くなっていた。自分でも気がつかなかった。


「お前こそ、何故そんなに怒る。ガキの一人や二人、この街では珍しくもない話だろう」


「お前の話をしよう」


私は、一歩踏み出した。男の目が、わずかに動く。


「お前は、ロス・クチージョスを名乗っている。ラ・エルマンダードの傘下だったものが、分裂した半端な集団だ。今頃この界隈に戻ってきたのは、ラ・エルマンダードの中でくすぶり続けて、挽回する機会を探しているからだろう。長年、日の当たらない場所にいた。他の力を持つ連中からは侮られている。だから、ここに来た」


男の表情が、固まった。


「私を死神と呼ぶのなら」私は、続けた。「お前も同じ道を辿らないと、どうして確信できる? 私に関わったお前の命が、今この瞬間も風前にさらされているとは——思わないのか」


沈黙が、室内を満たした。

見張りが、扉の外で息を殺しているのがわかった。

男は、しばらく動かなかった。それから、ゆっくりと椅子に座り直した。


「……ラファを、今すぐ返せ」


男は、答えなかった。代わりに、机の上に視線を落とした。


「……ガキは今、ここにいない」


「何?」


「別の場所に預けてある。呼び戻すのに時間がかかる」


男は、私を見上げた。


「一週間だ。一週間後、ここに来い」



小屋に戻る道を、私は歩いた。

激情が、まだ胸の中で燃えていた。ラファをペットにすると、男は言った。彼を、同じ目を遭わせるわけにはいかない。

ウジ虫のようなあの男の素性、ラファが今どこにいるか、男の目論見——断片的だが、情報はすでに手に入れていた。情報源は、エスメラルダだ。彼女には、もともと依頼されていたラ・ロハの解析情報と、ラ・ロハの高エネルギーを転用した、量子通信機の試作機を渡した。

ラファが遠くに連れて行かれているのは、本当のことらしい。



小屋に戻る。相変わらず、クルスが花崗岩のテーブルにいた。地元民たちと談笑していたようだが、私の姿を認めると、彼らを小屋から追い出した。

私は、作業台に向かった。椅子に座る。ノートを開く。何かを書こうとして、止まる。また書こうとして、止まる。立ち上がる。窓の外を見る。また椅子に戻る。


――ラ・ロハ。


エスメラルダから頼まれていた解析の中で、発見した。あの鉱石には奇妙な効用がある。特定の波長を照射すると、神経系に干渉する。記憶に。視覚に。精神に。試作品はいくつも作ってみたが、いまだ完全な制御には、まだ至っていない。だが——使えないことはない。彼らを実験に使うのは悪い考えではないだろう。

問題は、手元にラ・ロハが残っていないことだ。エスメラルダへの対価として、持っていたものをすべて渡してしまった。追加の鉱石が、必要だった。

椅子に座る。また立ち上がる。


「……ソレダ」


クルスの声がした。私は、動きを止めた。


「何かあったのなら、手伝おうか」


静かな声だった。私は、振り返らなかった。


——あの頃のことを、思い出す。


ペット時代のことだ。ドール時代よりも、ずっと前。まだ言葉も感情も、不完全だったころ。同じ場所にいた誰かが、手を差し伸べてきた。助けてやる、と言った。抜け出す方法がある、と言った。

私は、その手を掴んだ。

気がつくと、見知らぬ場所だった。猥雑で、粗野で、知らない声と笑いが溢れていた。助かったと息をついた瞬間、嘲笑の前に引きずり出された。見世物にされた。助けると言った人間が、誰よりも大きく笑っていた。


それだけではなかった。


ドール時代。脱出を計画したことがある。同じ境遇にいた者と、共に。互いに信じると誓った。だが——その者は、人かどうかもわからない姿で、発見された。誰がやったのかは、わからなかった。いや、わかっていた。ただ、証明できなかった。

それから、固く決意したのだ。誰の言葉も頼らない。誰の力も借りない。自分の知識と機転だけで、生き抜く。

その決意が、私をここまで連れてきた。


「……ソレダ」


クルスが、また言った。

私は、ゆっくりと振り返った。

クルスが、こちらを見ている。いつもの、飄々とした顔ではない。何かを——読もうとしているような、目だった。

胸の中で、何かがぐらついた。

彼女は、何でもないように見えて、よく見ている。ノートを覗いていたことも、知っている。だが、彼女がそれを武器にしたことはなかった。問いただしたこともなかった。ただ、黙って見ていた。それだけだった。


——頼ってはいけない。


過去は、繰り返す。この手が温かければ温かいほど、その先の裏切りは深い。私はそれを、身をもって知っている。


——でも。


今、私に何ができる?


ラ・ロハが必要だ。鉱脈は知っている。だが、場所は危険だ。岩盤が脆く、慣れない者が踏み込めばひとたまりもない。私自身が行くことは、できない。地元民に頼めば、噂が広まる。カルテルの耳に入る。エスメラルダには、すでに持ち駒を払いすぎた。


——クルスなら。


エスメラルダが、かつて言っていた。著名な冒険家だと。鉱石採集の第一人者だと。世界的にも知られた人物だと。だから信用できる、という意味ではない。だが——少なくとも、腕は確かなはずだ。対価を払えばいい。感情を入れない。ビジネスとして、頼めばいい。


頭の中で、整理しようとした。

うまくいかなかった。

胸の中で何かがぐらついたまま、静まらなかった。助けてほしい、という言葉が、喉の奥で形をなしかけて、消えた。何度も、消えた。


「……クルス……もし、私が助けて欲しいと…いや――一つ、頼みたいことがある」


クルスは、答えなかった。ただ、こちらを見ている。


「ここから、1日半ぐらいかかる山の奥にある、鉱石を採取して欲しい」


「……ほぅ」


「岩盤が脆い場所で、採取には危険が伴う。だが——」


私は、C-リングを操作した。地図が、空中に浮かぶ。鉱脈のある場所に、印をつけてある。


「特殊なライトを当てると、まるで雲海のように輝く。すぐにわかるはずだ」


クルスは、地図を見た。それから、私を見た。


「……なんで、あたしに?」


「……腕が確かだと聞いている」エスメラルダから。とは言わなかった。私は、視線を地図に戻した。「対価は払う。採取してきた量に応じて」


沈黙が、少しの間続いた。


「わかった」


クルスは、それだけ言った。


「……すまない」気がついたら、口から出ていた。


クルスが、こちらを見た。


「なんで謝んだよ」


「……」


クルスは、小さく鼻を鳴らした。それから、荷物を手に取って、小屋を出た。

私は、作業台に座ったまま、ノートを見つめていた。

手が、震えている。

クルスを、巻き込んでしまった。

切り札を、使わなければならなくなった。


でも——他に、方法がない。



クルスは、三日後に戻ってきた。正直、驚きの方が先だった。依頼したものの、彼女がその通りに動いてくれる保証はなかったからだ。


――そうか、そもそもプルセラを返していなかった。


それを返すまでは、クルスは依頼を受けてくれるのだろうか。

兎にも角にも、鉱石を受け取った私は、製作に集中した。

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