第32話 真の第98層へ
まえがき
いやー、家の目と鼻の先の川が氾濫警戒水位行って危なかったっすねー。
貯水施設が頑張ったのでなんとか耐えました。
でもその代わりにめっちゃいい枝を発見して持って帰ってこれたのでいいこととします。
やったね。
それからレーダーを常に下に照射しながらもう一度全フロアを探索すること二日。
ついにレーダーで地下へ繋がっていると考えられる通路を見つけた。
山の中腹の木に隠れたところにあった。ダンジョンを作った誰かがいるとするのならば、そいつは十中八苦性格が悪い。断言しよう。
翌日。レーダーに映る映像から大まかな地図を作成し、構造と出てくるモンスターを予測。作戦会議を行なっていざ潜ることになった。
第98層転移魔法陣付近に設営している仮拠点から、地図を使わずとも辿り着けるよう、ビーコンと呼ばれている魔道具を設置した。これでなんかあっても大丈夫なはずだ。多分。
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<探索記録 大迷宮・調査隊 DUT342年11月28日>
DUT 342.11.29 10:50:12.84
第98層の地下へ繋がっていると考えられる通路に侵入。
DUT 342.11.29 11:13:15.13
通路を進んだ先で扉を発見。第98層地上からの事前の調査と同じである。
扉の先の魔力反応は探知できず。扉に結界が使用されていると考えられる。
シズネがユリウスに【天恵の大加護】を、レオンに【瑞剣の大加護】、【鋭利上昇】を、ホノカとマイアに【魔導の大加護】を、タケルとアイギスに【聖循の大加護】を、戦闘メンバーに加えて【流星の大加護】、【悠久の大加護】を、支援メンバーに【俊敏強化】、【集中強化】、【耐久強化】を付与。
イリナが【結界】を展開。
支援メンバーがセンチネルに乗車、センチネル全攻撃システムを起動、魔力充填開始。
アイギスが盾を展開。
DUT 342.11.29 11:14:00.00
センチネル魔力充填および攻撃準備完了。
センチネルが【超電磁波砲】を発射。扉の結界を破壊、開放。
DUT 342.11.29 11:14:00.34
敵146体を確認。未確認種を多数確認。解析開始。
センチネルが【連装速射砲】を掃射。
ホノカが【炎弾】を多重発動。
マイアが【絶対零度】を発動。敵を凍らせる。
DUT 342.11.29 11:14:00.99
敵81体撃破。敵残り65体。
DUT 342.11.29 11:14:03.24
センチネルが【対空誘導弾】を36発発射。
敵31体撃破。敵残り34体。
DUT 342.11.29 11:14:03.89
ユリウスが【浄化】を発動。
敵28体撃破。敵残り6体。
DUT 342.11.29 11:14:04.94
残った6体(全て未確認種)の解析が終了。
DUT 342.11.29 11:14:05.13
ホノカが【大爆発】を発動。
残りの敵を撃破。
第98層第一回遭遇戦終了。
<第98層第一回遭遇戦>
時間:0:0:05.13
場所:第98層転移魔法陣より23km。
第98層地下一階 地上連絡通路ドア付近
敵:新種を含むモンスター146体
消費:
シズネのMPが4205減少。ホノカのMPが23減少。マイアのMPが574減少。ユリウスのMPが835減少。センチネル対空誘導弾36発減少。センチネル中口径通常弾320発減少。
<敵モンスター情報>
特記事項:
第98層地下への侵入が目的であったため、撃破を最優先。撃破が非常に素早かったため、記録用魔道具およびセンチネル解析システムによる解析が6体、計3種のみしか行えていない。
新種を多数含む146体。
種137921番(新種)
移動形態:二足歩行
外見:典型的なアンデッド(種82374番等)と同じ見た目をしているが、サイズが大きい。
最大HP:1200
ドロップ:なし
その他:非常に防御力が高い。
種137922番(新種)
移動形態:二足歩行
外見:
典型的なアンデッド(種82374番等)と同様の見た目をしているが、筋肉と見られるものが非常に多くなっている。
最大HP:1600
ドロップ:なし
その他:非常に防御力が高い。外見から同様に攻撃力も高いと考えられる。
種137923番(新種)
移動形態:四足歩行
外見:
アンデッドのような見た目をしているが、通常の人間形ではなく、動物型。骨格的には犬や狼に似ている。それらがアンデッド化したものと考えられる。
最大HP:1200
ドロップ:なし
その他:非常に防御力が高い。
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「アンデッド系か……。ホノカ、頑張ってね」
「うぅ……、アンデッド嫌いっ! 見た目気持ち悪いし匂い悪い」
「そうだ、今度匂いを消す魔法でも一緒に作ろっか。研究所の図書館に感覚系の魔導書があった気がする」
「……うん」
「そんなことよりも魔力効率めちゃめちゃ良くなったね。こないだまでは同じことしてたらMP500は消費してたのに、23しか減少してないよ?」
「なんでだろうねぇ? アレオさーん?」
「皆、聞いてくれ。この辺の安全は確認できたから、一度どんな階層なのか調査する。なお、便宜上ここを第98層地下一階と定義する。いいな」
「「はい」」




