第31話 第98層③
<探索記録 大迷宮・調査隊 DUT 342年11月26日>
DUT 342.11.26 8:30:00.00
地上転移魔法陣より大迷宮第98層転移魔法陣へ転移。
索敵開始。
DUT 342.11.26 8:30:41.83
センチネル広域探知システムに反応なし。
索敵魔法および目視でもモンスターは確認されず。
DUT 342.11.26 8:31:39.91
探索開始。センチネルに乗車、移動。
DUT 342.11.26 11:30:00.00
探索一時終了。特筆すべき発見なし。
休憩のため安全な場所へ移動。
DUT 342.11.26 11:31:56.09
センチネル車内で休憩を開始。
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「……なにもないね、この階層」
「そうだなぁ……。自然ならいくらでもあるんだけどね、生物が……」
「アレオ殿、センチネルのレーダーの探知範囲は今最大か?」
「いえ、そもそも探知範囲に上限がないので。いずれにせよ、現在安定して安全に供給できる魔力量で動かしていますが?」
「そうか……」
「アレオさん、ちょっといいですか?」
「あぁ、なんだ?」
「このレーダーから出てくる映像? 平面的ですけど、上下方向はわからないんですか?」
「いや、上下方向にももちろんレーダーは使えるけど、ダンジョンだから下にやってもなにも見えないと思うよ? 上は空しかないし」
「そうですか……」
「…………アレオ殿、上下方向にもやるのには大量の魔力が必要なのか?」
「若干増えますけど、そこまででもないですよ? なんなら常時上には動かしてます。なんででしょうか?」
「試しにやってみてくれないか、ホノカ殿も頼む」
「わかりました。ホノカもそれでいいかな?」
「ん」
「じゃあ設定変更するのでちょっと待っててください」
上下方向ねぇ……、なんかあるんだろうか?
気になって一回試したことはあるが、虚無だった。いやー、他の階層映ったら面白いんじゃね? とか考えてた時期がありましたよ。俺にも。
……えーっと、これで再起動すればいいのかな?
「あと再起動するだけになりました。センチネルの全機能が一時的に停止するので、大丈夫だとは思うんですけど一応警戒しといてください」
「はぁい」
再起動何分ぐらいかかったけな。十分くらいかかった気がするなぁ。
「紅茶でも淹れて待ってましょうか」
「レオ、ケーキある?」
「んー、あるよー? ホノカの好きな」
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「あ、できましたよー。じゃ、ホノカ、お願い」
「はぁい」
「「「「「え? (は?)????????????????」」」」」
「……下に、映った??」
「すごーい。これ下の階層?」
「いや、ダンジョンの床とか天井とか端の壁とかは貫通できないから、多分同じ階層」
「じゃ、どっかから行けるってこと?」
「そうかもな」
あとがき
新しいキーボードが欲しいっ!
二週間だけ暇になりそうでネ申。




