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転生したら劉禅だったので、諸葛亮に有給休暇を取らせます~MBAホルダーの阿斗、関羽の孤立・張飛のパワハラ・孔明の過労死を組織改革で止める~  作者: 東雲 諒杏
第六部 皇帝劉禅、諸葛亮から仕事を取り上げる

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第99話 九年前の約束を、覚えていた人


【建興二年|成都】


直百銭(ちょくひゃくせん)を、作った日。


劉巴(りゅうは)は、期限を書いていた。


そして、誰も読まないだろうと思っていた。


    ◆


建興(けんこう)二年の春。南中(なんちゅう)は、二年待つと決めた。そして、その二年目である。


俺は、十七になっていた。即位して、二年目だった。


きっかけは、帳である。府庫の残高を、毎月見ていた。


十六年、そうしている。二歳の頃は、諸葛亮(しょかつりょう)の膝の上で見ていた。


そして、その月、数字が変わった。


【府庫】


金         満

銀         満

銭         満

錦         満

穀(成都・涪・江州) 満


備考

 九年ぶりに、五つとも満ちました。


九年ぶり。そして、その備考を書いたのは、陳紀(ちんき)である。


誤記発見九十一の男が、誤記でないものを書いた。十六年で、二度目である。


一度目は、《この日、翼徳の声、聞こえず》だった。


    ◆


俺は、その竹簡を持って、劉巴の部屋へ行った。


府庫の西にある、四畳ほどの部屋である。十年前、この人が「一番小さい部屋でよい」と言って選んだ。窓が一つしかなく、昼でも薄暗い。そして、その代わり、棚が四つ入っている。


西曹掾(官吏(役人)の採用や人事を担当する重要な官職)である。四十に、少し足りない。そして、この人は、部屋に物を置かない。竹簡(ちくかん)が、棚に並んでいるだけである。


「子初どの」


「陛下」


この人は、筆を置いて、短く拝礼した。社交八である。拝礼が、他の誰より短い。そして、十年、これは変わらない。


「九年前の約束です」


劉巴の手が、止まった。


「……何の、でございましょう」


俺は、答えた。


「直百銭を、三年で戻すと書かれました」


長い沈黙があった。そして、この人は、こう言った。


「覚えておられましたか」


「はい」


「……」


「九年です」


劉巴は、棚の三段目へ手を伸ばした。そこには、竹簡が十七本、寝かせて並んでいる。この人は、二本目を迷わず抜いた。


古い。端が擦り切れ、紐が一度、結び直してあった。そして、こう言った。


「毎年、書き足しております」


俺は、それを開いた。そして、九行あった。


《一年目 府庫、満たず》


《二年目 満たず》


《三年目 満たず。漢中の戦》


《四年目 満たず》


《五年目 満たず。荊州》


《六年目 満たず》


《七年目 満たず。東征》


《八年目 満たず。先帝崩御》


《九年目 ——》


九行目が、空白だった。墨で線だけが引いてあり、そこから先が何もない。


去年の暮れに、線だけ引いたのだろう。そして、書けなかった。


九年、この人は「満たず」と書き続けた。そして、九回目の欄を、先に用意していた。


「子初どの」


「はい」


「今年は」


この人は、答えた。


「満ちました」


俺は、そこで、竹簡を置いた。そして、聞いた。


「いつ、満ちましたか」


「先月でございます」


「なぜ、申されなかったのですか」


劉巴は、竹簡を巻きながら答えた。手が、止まらなかった。


「聞かれませなんだので」


この人は、こういうとき、必ず手を動かしている。社交八の男が、目を合わせずに済む方法である。十年、見てきた。


俺は、そこで、笑いそうになった。


十年前と、同じである。市の税を、二年分数えていたときも、この人はそう言った。そして、七年前も。前提比較法のときである。


「子初どの」


「はい」


「三度目です」


「……」


「『聞かれませなんだので』」


この人は、少し考えた。そして、こう言った。


「申し上げるべきでございましたか」


「はい」


「……承知いたしました」


そして、こう付け足した。


「次は、申し上げます」


次は、ない。この人は、十三年後に死ぬ。そして、そのときの俺は、まだ知らない。


    ◆


「子初どの」


「はい」


「戻します」


劉巴は、顔を上げた。


「陛下」


「はい」


「本当に、でございますか」


俺は、そこで、少し驚いた。


この人が、確認した。数字の人である。そして、確認は、数字の話ではない。


十年、この人は「できます」「できませぬ」しか言わなかった。「本当に」と聞いたのは、初めてである。


「なぜ、聞かれますか」


劉巴は、答えた。


「戻せば、府庫が減りますゆえ」


「はい」


「どれほど」


「三年で、四割」


四割である。九年ぶりに満ちた府庫を、三年で四割減らす。


そして、それを言い出したのは、俺である。


「子初どの」


「はい」


「戻さなければ、どうなりますか」


この人は、竹簡を出した。別のものである。そして、そこには、物の値段が書いてあった。


【物価 推移】


         九年前 今年

穀一斛      百   三百四十

塩一斗      百   四百十

布一疋      百   二百九十

鉄一斤      百   五百二十


三倍から、五倍である。


「子初どの」


「はい」


「これは、直百銭のせいですか」


この人は、答えた。


「半分は」


「……」


「残る半分は、戦でございます」


「——」


「そして、区別は、つきませぬ」


俺は、そこで、前世を思い出した。


通貨を増やすと、値が上がる。そして、上がった理由は、必ず複数ある。供給。需要。通貨。期待。


そして、政府は、必ず「通貨ではない」と言う。


十年前、俺はそれを知っていて、直百銭を止めなかった。止める代わりに、期限を読んだ。


そして、期限を書いた人が、九年、一人で数えていた。


「子初どの」


「はい」


「三年で、戻します」


「……」


「そして、一つ、条件があります」


劉巴は、聞いた。


「何でございましょう」


俺は、答えた。


「毎月、物の値を公に示します」


この人の動きが、止まった。


「陛下」


「はい」


「示せば、民が騒ぎます」


「はい」


「上がっていることが、分かりますゆえ」


俺は、答えた。


「民は、既に知っています」


劉巴は、長いこと黙っていた。そして、こう言った。


「……そのとおりでございます」


「はい」


「買っておりますゆえ」


「——」


「知らぬのは、府だけでございます」


値段を知らない人は、買わない人である。そして、府にいる者は、俸で暮らしている。


十六年、俺は市の税を数えてきた。そして、値段そのものを、府の外へ出したことは、一度もなかった。


【直百銭 段階的廃止】


期間 三年


方式

 一 新規鋳造の停止

 二 五銖銭との併用

 三 交換比率の公示(毎月)

 四 物価の公示(毎月・十二品目)


備考

 四は、廃止後も続けます。


四番目である。物価を、毎月示す。そして、備考を書いたのは、劉巴だった。


この人が備考を書くのは、十年で二度目である。一度目は、九年前。


《三年で府庫が満ちれば、五銖銭へ戻す》


あの一行だった。


「子初どの」


「はい」


「なぜ、続けるのですか」


この人は、答えた。


「次に鋳るとき、比べられますゆえ」


「次が、ありますか」


劉巴は、即答した。


「ございます」


「……」


「戦がある限り、必ず」


    ◆


俺は、そこで、一つ聞くことにした。十七年、聞いていなかったことである。


「子初どの」


「はい」


「魏と呉の数を、お持ちですか」


劉巴は、棚を見た。そして、竹簡を三本出した。


三本である。一つずつ、置いてある。分けて置くのは、混ざらないようにするためだ。そして、この人は、混ざる可能性があるものを、必ず分けて置く。


「魏でございます」


俺は、開いた。戸、推定六十六万。口、推定四百四十万。州、十二。


「呉でございます」


戸、推定五十二万。口、推定二百三十万。州、三。


「そして、我らでございます」


戸、二十八万。口、九十四万。州、一。


俺は、その三つを、並べた。


四百四十万。二百三十万。九十四万。天下の、およそ一割である。


「子初どの」


「はい」


「これは、いつ数えられましたか」


劉巴は、答えた。


「毎年でございます」


「九年」


「十年でございます」


一年、多い。登用される前から、数えていた。


「兵は」


この人は、四本目を出した。


「魏、推定四十万」


「はい」


「呉、推定二十三万」


「はい」


「——」


「我ら、十万二千」


俺は、そこで、数を割った。


魏。十一人に一人。呉。十人に一人。我ら。九人に一人。


「子初どの」


「はい」


「我らが、一番高いですね」


劉巴は、答えた。


「高うございます」


「……」


「そして、吏が四万おります」


「——」


「二十三人に一人でございます」


俺は、そこで、竹簡を置いた。


九人に一人が兵。二十三人に一人が官。そして、残りが、田を作っている。


既に、限界である。


「子初どの」


「はい」


俺は、聞いた。


「もう一万、兵を増やせますか」


この人は、即答した。


「増やせます」


「……」


「そして、田が減ります」


「どれほど」


「一万の兵で、三万の田が荒れます」


俺は、そこで、理由を聞いた。


「なぜ、三倍ですか」


劉巴は、答えた。


「兵は、働き盛りを取りますゆえ」


「はい」


「そして、一人抜けると、家が回りませぬ」


「……」


「老いた親と、子が残ります」


俺は、そこで、前世を思い出した。


人員削減である。一人減らすと、一人分の仕事が減るのではない。残った者の負担が、一人分以上増える。そして、二人目が辞める。


俺は、それを何度も設計した。そして、毎回、二人目が辞めた。


そして、二人目の名前を、俺は一人も覚えていない。


    ◆


「子初どの」


「はい」


「では、魏はどうですか」


この人は、答えた。


「魏は、四百四十万でございます」


「はい」


「一万減っても、気付きませぬ」


広間が、静かになった。そして、劉巴は、こう続けた。


「陛下」


「はい」


「一つ、申し上げます」


二度目である。同じ日に。そして、十年で、たぶん、五度目である。


「我らは、勝てます」


俺は、顔を上げた。


「勝てますか」


「勝てます」


「——」


「戦では、でございます」


「……」


「そして、一度、負けると終わります」


俺は、そこで、息を呑んだ。


「魏は」


「十度負けても、終わりませぬ」


「……」


「補えますゆえ」


俺は、その一行を、木簡(もくかん)へ書き取った。


《魏は、負けられる》


《我らは、負けられない》


そして、その下に。


《同じ戦をしては、いけない》


「子初どの」


「はい」


「では、領地を増やせば、どうですか」


劉巴の目が、細くなった。そして、こう言った。


「陛下」


「はい」


「増やせば、減ります」


「……何が、ですか」


この人は、五本目を出した。準備してあった。


「土地を取ると、三つ要ります」


「一つ。守る兵」


「はい」


「二つ。その兵の糧」


「はい」


「三つ。運ぶ者」


「そして、遠いほど」


「はい」


「三つとも、増えます」


そして、こう続けた。


「距離が倍になれば、費えは倍ではございませぬ」


「……」


「三倍でございます」


俺は、そこで、理解した。


逓増である。近い土地は、安い。遠い土地は、高い。そして、遠さに比例しない。


前世で言えば、物流である。拠点から離れるほど、一箱あたりの費えが上がる。そして、ある距離を超えると、売っても赤字になる。


そのとき、経営者は、たいてい「規模を拡大すれば下がる」と言う。そして、下がらない。


「子初どの」


「はい」


「我らの限界は、どこですか」


劉巴は、地図を出した。そして、線を引いた。漢中(かんちゅう)である。


「ここまででございます」


「……」


「これより北は、取っても保てませぬ」


「——」


「取れませぬ、ではなく」


「保てませぬ、でございます」


俺は、そこで、木簡に書いた。


《取れるのと、保てるのは、違う》


そして、その下に。


《限界は、漢中》


《これより北は、取ったほうが弱くなる》


そして、四年後。隴右(ろんゆう)を、取ることになる。そして、三月で、返す。


このときの俺は、まだ知らない。返すときに、この竹簡を出すことを。


    ◆


三年かかった。建興五年。直百銭の新規鋳造が、止まった。


そして、物価は、三年で二割下がった。九年前の水準には、戻らない。


府庫は、四割減った。劉巴の見立てどおりである。


そして、その年の冬。北伐の準備が始まった。


「陛下」


劉巴が言った。


「申し上げます」


俺は、そこで、顔を上げた。


三年前、この人は「次は申し上げます」と言った。そして、三年、何も言わなかった。


「子初どの」


「はい」


「どうぞ」


この人は、こう言った。


「北伐をなさるなら、直百銭を再び鋳ることになります」


広間が、静かになった。


「三年で、止めたばかりです」


「はい」


「そして、物価が、二割下がりました」


「存じております」


この人は、竹簡を置いた。


「北伐の費えを、計算いたしました」


「はい」


「一回で、歳入の三割」


「——」


「府庫は、四割減っております」


「——」


「そして、二回は、保ちませぬ」


俺は、そこで、動けなくなった。


三年かけて、戻した。そして、戻した直後に、また鋳ることになる。


「子初どの」


「はい」


「鋳らずに、北伐はできますか」


この人は、答えた。


「一回なら」


「……」


「二回目から、鋳ることになります」


俺は、そこで、決めた。そして、それは、三年後に効くことになる。


「子初どの」


「はい」


「規定を、作ります」


「何の、でございましょう」


俺は、答えた。


「直百銭を鋳るとき、何を書くかです」


【鋳造規定】


直百銭を新規に鋳る場合、以下を同時に定める


一 鋳造の総額

二 停止する条件(金額または期日)

三 停止後の回収方法

四 その戦役の名称


備考

 四により、

 「どの戦のために鋳ったか」が、後で分かります。


四番目である。


「子初どの」


「はい」


「四番目が、大事です」


「……」


「戦の名を、銭に結び付けます」


劉巴は、聞いた。


「なぜ、でございましょう」


俺は、答えた。


「後で、数えられるからです」


前世である。事業ごとに、借入を紐付ける。そして、三年後に、その事業が借金に見合ったかを測る。


紐付けなければ、測れない。そして、測れないものは、止まらない。


紐付けない会社ほど、「全社の成長のための投資です」と言う。


劉巴は、しばらく黙っていた。そして、こう言った。


「陛下」


「はい」


「一つ、申し上げます」


二度目である。同じ日に。


「この規定は、北伐を止めます」


「なぜですか」


この人は、答えた。


「二番目がございますゆえ」


「はい」


「停止する条件を、先に書きます」


「——」


「そして、条件に達すれば、止まります」


「……」


「戦の途中でも、でございます」


俺は、そこで、頷いた。


「知っています」


「……」


「そのために、作りました」


劉巴は、長いこと俺を見ていた。そして、こう言った。


「……陛下」


「はい」


「九年前、七つでございましたな」


「七つです」


この人は、少し笑った。社交八の男である。そして、笑うのは、十年で三度目だった。


「あのとき、期限を読まれました」


「はい」


「私は、誰も読まぬと思っておりました」


俺は、そこで、聞いた。


「では、なぜ書かれたのですか」


劉巴は、答えた。


「読まれぬものも、書いておかねば、読まれる日が来ませぬゆえ」


    ◆


その夜、俺は木簡を出した。そして、九年前のものを探した。


七歳の字である。半分が、仮名だ。そして、見つけた。


《ししょどの 三年で、五銖にもどす》


《三年後、俺は十歳になっている》


《そのとき、この一行を、誰かが覚えていなければならない》


俺は、その三行を、長いこと見ていた。


十歳のとき、俺は覚えていた。そして、言わなかった。漢中の戦の最中だった。言えば、糧の話になる。そして、糧の話になれば、戦の話になる。


俺は、その下に、書き足した。十七歳の字である。


《九年、かかった》


そして、その下に。


《覚えていた人が、二人いた》


《俺と、書いた本人だ》


最後に、俺は別の木簡を出した。


《渡したもの》


そして、一行目を書こうとして——止めた。


まだ、渡されていない。この人は、生きている。


俺は、代わりに、別の一行を書いた。


《期限を書く人は、少ない》


そして、その下に。


《読む人は、もっと少ない》


    ◆


翌朝、丞相府へ行った。諸葛亮は、南征の糧を数えていた。


俺は、竹簡を置いた。九年分である。この人は、それを読んだ。そして、八行目で止まった。


《八年目 満たず。先帝崩御》


諸葛亮は、長いこと、そこを見ていた。そして、こう言った。


「去年でございます」


「はい」


「子初どのは、去年も書かれた」


「はい」


「先帝が崩じた年に、府庫の帳を閉じられた」


俺は、そこで、気付いた。


去年の暮れである。白帝城(はくていじょう)から戻って、一月。全員が、喪に服していた。そして、この人は帳を閉じていた。


喪のあいだも、月は変わる。そして、月が変われば、帳を閉じなければならない。


誰かがやっている。そして、誰も見ていない。


「先生」


「はい」


「直百銭を、戻します」


諸葛亮は、羽扇(うせん)を止めた。そして、こう聞いた。


「府庫が、四割減ります」


「存じております」


「来年、南征がございます」


「存じております」


この人は、しばらく黙っていた。そして、こう言った。


「一つ、伺ってよろしいか」


「どうぞ」


「なぜ、今でございましょう」


俺は、答えた。


「満ちたからです」


「……」


「そして、来年になれば、南征を理由にできます」


「——」


「再来年になれば、北伐を理由にできます」


「——」


「理由は、毎年見つかります」


諸葛亮は、そこで、少し笑った。そして、こう言った。


「承りました」


「はい」


「南征の糧を、一割削ります」


「削れますか」


「削りませぬと、戻せませぬゆえ」


俺は、そこで、何も言えなくなった。


反対しなかった。そして、自分の事業を削った。十七年、この人はそういう人である。


そして、削った一割を、この人は自分の食う分から先に減らす。


そのことを、俺は三年後に知る。



〈あとがき〉


「聞かれませなんだので」——三度目です。九年ぶりに満ちた府庫を、この人は先月から黙っていました。


《九年目 ——》。線だけ引いて、書けなかった欄です。九年、「満たず」と書き続けた人が、九回目の欄を先に用意していました。


「私は、誰も読まぬと思っておりました」「では、なぜ書かれたのですか」「読まれぬものも、書いておかねば、読まれる日が来ませぬゆえ」。


そして三国の数。九十四万、九人に一人が兵。「魏は、負けられる。我らは、負けられない」。


《劉禅文庫 再読『投資で一番大切な20の教え』——一度の負けで退場する側は、期待値では動けない。魏は負けられる。我らは、負けられない》


次回、四行の国是を書きます。そして、備考のほうが長くなります。


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