再会ー貴き民
神様が再登場!
彼女はバルベリトくんに何をどうするのでしょうか?
☆バルベリトくんの目線☆
俺は昨日、夢を視た…
それだけなら大して珍しい物では無いけど、
その夢は神様から見せられて居たんだ…
☆☆☆
俺はその日、
ベットに入ったと思ったらすぐさまに寝てしまった…
理由はすぐわかった。
「やぁ、久しぶりだね」
目の前でにこやかに微笑むのは見慣れた美人…神様だった。
そして、俺が今居る空間もいつかと同じ…
白が黒に、黒が白へと変わってゆくあの空間だった…
「え…?」
俺は事態についていけなかったね、
混乱して居た。
そりゃ夜寝て、目が覚めたらあの世だったら誰でも腰が抜けるだろうよ。
「俺…死んだの?」
違うと信じたい、
俺にはあの世界で幾つもやり残したことがある。
「まさか、君はまだ死んでは居ないよ、ちょっと用が有ったからここに呼んだんだ」
それを聞いて胸を撫で下ろしたな、
もう二度と死にたくねぇよ。
「ところで、君、これが何かわかるかい?」
そう言って俺の前に映し出されたのはどこか見覚えの有る、ごちゃごちゃとした絵だった。
うん?
これってたしか…
「セフィロトの樹?」
確か色々マンガとかアニメとかにでて居るんだよな?
なんかそこら辺もデカラビアが知ってそうなんだよな…
「うん、正解だよ、これは君の転生の遠因と成った魂が創り上げたシステム『セフィロト』でね…何とも神をも恐れぬ性能だよ」
俺の転生の遠因…?
運命を乱した神を超えた魂。
そいつが作った物って事なのかよ?しかも神をも恐れぬ性能?
どう言う事だ?
「ふふ、疑問は尽きない様だね、あぁ、心を読んだ訳では無いよ?私にはそんな事はできないからね、顔に書いて有るんだよ、君のね?」
お、俺ってそんなにわかりやすか?
そういやデカラビアもおんなじ様な事言ってたか?
「で、この『セフィロト』はね、世界創造の力を持って居るんだ」
せ、世界創造だって?
神様にでもなるつもりかよ⁈
「更に、これは擬似的とは言え魂の創造にさえ着手して居る、魂などは『原初の神』にのみ許される物なのにね」
うん?
でもそれが今俺がここに居るのと何の関係が有るんだよ?」
「声に出てるよ、まぁ、どうせ説明するから良いけどね?大有りだよ、君が追ってる一連の事件の犯人…その魂の生み出した出来損ないの魂なんだ」
一連の事件…
『オルトロス』の連続殺人事件の犯人がそいつってのかよ⁈
「おい!そいつは誰なんだ?誰が『オルトロス』のヒトをころしてんだ⁈」
「まぁ、待ちたまえ、それだけが問題じゃ無いんだ、犯人は寧ろ我々『神』にとっては有益なモノ何だ」
何だよ有益って!
ヒトを殺す事が良いってゆうのかよ!
「ふざけんじゃねぇ!」
「巫山戯てなど居無い、これは神聖なる会議によって決まって仕舞った事なんだ…」
神様の表情は優れ無い物だった…
その時始めて気がついたのは神様が酷く苦しんでいると言う事だった。
「神々は少しでも現状維持、そして少しでも運命に忠実にシナリオを進める気何だよ…」
そうなるとその例の魂が邪魔になる…
そしてその『オルトロス』殺しの犯人はその魂への抑止力になる…???
「あぁ~⁈訳わかんねぇ!」
「私もだよ、だが私は君に託したくてね…この一連の事件の黒幕、それは君の近くに居る、『アシュタルト』それがその黒幕の名前だ…オット、時間だね惜しい物だよ」
☆
そう神様が残した瞬間俺は目が覚めた。
今日は大会の三日目…
俺がマジキムと当たる日だな…
その時にでもデカラビアやマジキムにに相談するか…
☆☆☆
大会の三日目…
俺がマジキムとぶつかるの可能性が出来る日だ。
そして目の前には対戦相手であろう侍女…デカラビアの同室の女子で…そう、俺の対戦相手はアバドンだった。
確か昨日は体術だけで同じく同室のダゴンに勝ったんだったな、
どんだけ強いんだよ。
「ふーん、今度はリトか、残念だったわね、私と当たっちゃって」
何だよ、まるでこっちが負ける事が前提みたいな言い方じゃ無いか。
俺だって負ける気は無いぜ?
少なくとも事件の犯人を捕まえるまではな。
それに…昨日視た夢も在るしな…
この事件の犯人のその正体…
寧ろ謎がデカくなったな、
だけど俺にとってはもっと謎なのがデカラビアの母さんの正体…運命によってヒトは本来世界間移動はできないらしいけど…
何故あの歌を知って居たのか…
デカラビアの母さんが運命を乱した魂の正体なのか?
だから俺はその真実を知る為にも、デカラビアの笑顔をもう一回見る為にも…
「負けられねぇよな!行け、『フゥ』!」
大会では使い魔の使用も二日目からは認められて居る、
ま、デカラビアに聞いた事なんだけどな。
「雷っ撃!」
すると、俺の指示に呼応する様に白い『フゥ』の体毛が逆立つ、
それにうっすらとだが放電して居るもわかる。
「雷の神獣ね…神獣自体始めてだし、いきなりおっかなさそうな空気醸し出してるし…あんた中々非道よね」
アバドンがむくれた様に言う、
ひでぇな、これでも殺傷能力は全然無くて精々相手を気絶させるぐらいだぞ?
「それでも十分凶悪よ」
そう言って何か投げられたと思ったらそれはクナイだった。
アッブネ⁈
何でこんなん持ってんだよ!
「『主の御名の元に傅く事を許したまえ』」
祈祷?
疑問に思った瞬間今度は鎖鎌が飛んで来た。
どこに隠してた?
ってお前は忍者か⁈
「もぅ!すばしっこいわね、あんたもダゴンみたいに一発で沈みなさいよね!」
ッチ、
あの祈祷文は俺の油断を誘う為の罠…
まさにアサシンだな。
あんまり女相手にキツイ事はしたく無いし、デカラビアの同室だからな…
あいつが哀しむ姿は…もう二度と見たくない。
「はぁ…悪いけどそうはイカねぇよ!」
お前がダゴンにケガして欲しく無かったから一回戦で倒した…ってのはわかる…
だけど…
俺にだって今ここで戦う理由だって有るんだよ!
俺は自分の魔法…
『火』を発動させた。
「!よ、四大持ち…」
?四大持ち?
なんだろ、後でデカラビアにに聞いてみよかっかな?
知識面においてデカラビア依存症のバルベリトくん
そしてなんとそのデカラビアが悪役的(゜o゜;;




