1月1日
お年玉
マティルダ×フリュウの場合
「フリュウさん、あけましておめでとうです」
「おめでとう。ずいぶん遅かったね」
「すいません。フリュウさんもムラマサさんもよく起きられますね。新年イベント一緒にやってたのに……」
「早起きが定着化してるからね」
マティルダはキラキラと目を光らせた。
「……?」
「フリュウさん。私に渡すものがありません?」
「渡すもの?爆死したからってキャラ移動システムはないぞ?」
「違いますよ!いえ、むしろ爆死したからこそ欲しいものです!」
「……課金カード」
「さすが、正解です。お年玉を……」
図々しいなマティルダ。
フリュウはわざとらしく咳き込んだ。
「ゥオッホン!ゴッホン!……ガハァッ!」
「あのー……」
「カハ……チーン」
「吐血しなくても……」
「だって渡したくないんだもん。俺の小遣いをさらに減らすつもりか」
「はぁ……わかってましたよ。フリュウさんはお年玉くれないって」
「ふふ、来年からねだらないでくれよ…………悲しくなるからな」
フリュウさん、泣かないでください。
毎日頑張って養ってくださってるんですから。
マティルダ×ムラマサの場合
「ムラマサさーん!お年玉くださーい!」
「図々しいなテイル」
「だってだって!大人じゃないですか!子供に渡す義務があります!」
「なんて理不尽なルールなんだ」
だってそういう伝統でしょう。
「じゃあお年玉として一万円を渡そう」
「いいんですか!?」
言ってみるもんですね。
「えへへー。ありがとうございます」
「待てよ。等価交換だ」
「……なんですか、その錬金術師みたいな台詞は。周回代行とかなら喜んでやりますよー」
ドーン!
「へっ?」
「その金の対価として、この書類をやってもらいたい」
「…………やっぱりお金返します」
マティルダ×ミコトの場合
「お年玉ください……」
「そんな元気のない声で言われても同情はしないよ?」
「ですよねー」
もう疲れました。
マティルダ×レイティアの場合
「お年玉もらいにきましたー」
「あら?待ってたよマティルダちゃん」
「なんと!」
レイティアさんが手にしているのは一万円!ヒラヒラさせて自慢している!
性格が悪い!
でも、お金には抗えない!
「レイティアさーん!大好きです!」
「よしよし…………等価交換だ!」
「またですか」
そう言うと思って用意しておきましたよ。
「フリュウさんの隠し撮り動画です」
「内容は」
「身だしなみを整えるフリュウさん、ガチャ結果に満面の笑みの溢すフリュウさん、料理をするフリュウさんです」
「交換成立よ」
「ありがとーございます」
マティルダ×デュラハンの場合
「お年玉くださ……」
「べろべろばぁぁぁぁ!」
「いやぁぁぁぁぁ!」
出落ちしました。
扉あけたら日常系オバケと首なし男がいたんですからそうなりますよね。
「驚かすのはやめろと何回言ったらわかるんだ」
「それは無理だよ、オバケだもん」
フリュウ×レイティアの場合
「フリュウくーん!こっち来てー」
「ん?ああ」
「今日はお正月だからね!フリュウくんの玉を落としてあ・げ・るっ!」
それからのフリュウさんの動きは完璧でした。
抱きつこうとしてくるレイティアさんを回避して後ろに回り込み、相手の勢いを利用して流れるように投げ飛ばしました。
「お前が落ちていろ」
「落ちるの多くなぁぁぁぁい?」
レイティアさんってネタ枠だったんですね。




