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2話:必要のない

「それは、絶対、なんですか」


そんなの...私は、なんのためにここに、


「はい、これは、事実です」


ならなんでっ...私まで、ここに、


「私は必要ないってことですか!?」


「...こういうことは、珍しくないのです」


珍しくない、?


「今までも、私みたいな人がいたんですか?」


「はい、6年前にも同じ儀式が行われ、来た人数は3人ですが...1人だけ、適性のない方がいたそうです」


それは、しんどいだろうな、私よりも、期待されていたと思うし、


「その人は今どうしてるんですか?」


「わかりません」


わからない、?


「私はこれから、何をすればいいんですか」


「莉音様には、この話をした後、旦那様の元に連れていくよう言われております」


旦那様...この家の主人?

あ、深羽さんメイド服だしね


「移動できますか?」


従うしかないよね、


「はい」



~5分後~



コンコン


「旦那様、お客様をお連れしました」


「どうぞ」


「失礼します」


ガチャ


わ、え、イケメンだ


「深羽、この方が?」


「はい、旦那様」


わ、私?


「初めまして、志崎誠といいます」


あ、私も名前言えばいいのかな


「初めまして、櫻井莉音です」


「櫻井莉音さん、深羽から話は聞きましたか?」


「はい」


聞いたは、聞いたけど...あんま納得とかはできてないな、


「こちらの事情で大変な目にあわせてしまって本当に申し訳ございません」


「えっ、あ、いや、」


大丈夫じゃないけど大丈夫って言った方がいいよね、?


「大丈夫、ですよ」


「ありがとうございます、櫻井さん、と呼ばさてもらいますね」


「はい」


「櫻井さん、私はあなたに2つの選択肢を与えることができます

どちらを選ぶか、決めてください」


選択肢?とりあえず返事しとこ、


「はい」


「1つ目は、この世界で仕事を探し、普通に暮らすことです

前回の儀式のときの適性がなかった方は、こちらを選ばれました」


前回...てことは、その人は普通に仕事してるのかな


「そして、2つ目は、元いた世界に帰ることです」


「えっ?」


も、戻れるの!?

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